チャイルドシートの着用義務はいつからいつまで?例外もチェック

第155回 みんなが共感!ママのお悩み
普段車に乗る人であれば、子どもの誕生に備えてチャイルドシートを購入するでしょう。ただチャイルドシートの必要性を理解している人でも、着用義務の内容まで知っている人は少数派のはずです。着用義務の詳細を知って、その必要性を再確認しましょう。

チャイルドシートの着用義務はいつまで?

子どもを自家用車に乗せるには、チャイルドシートの着用が不可欠です。首がすわっていない乳幼児はもちろん、ある程度成長した子どもを車に乗せるときにも必要です。チャイルドシートが必要な年齢について解説します。

チャイルドシートの種類

チャイルドシートは、乗せられる子どもの年齢や身長の違いによって「ベビーシート」「チャイルドシート」「ジュニアシート」の3種類に分けられます。

ベビーシートは体重13kg未満・身長70cm以下の子ども向けのシートです。首がすわっていない乳児が対象となっています。

チャイルドシートは、自分で座れるようになった子どもが対象です。体重9~18kg・身長65~100cmの幼児に向けて作られています。

ジュニアシートは体重15~36kg・身長135cm以下の学童用のシートです。車に備え付けられているシートベルトを使えるように補助する役割を持ちます。

参考:【国土交通省】チャイルドシートコーナー

「種類別」必要な年齢

それぞれのシートには、対象となる年齢が設定されています。ベビーシートは新生児~1歳児までの乳児、チャイルドシートは1~4歳までの幼児、ジュニアシートは4~10歳までの学童が対象です。

チャイルドシートの使用が義務付けられているのは、6歳未満の学童です。しかし6歳に達していても、身長が140cm未満ならチャイルドシートを使うべきといえます。車に装備されている通常のシートベルトが、身長140cm以上の人を対象にしているからです。

身長140cm以下の子どもが通常のシートベルトを付けると、十分なサポートを得られない可能性があります。体格に合ったチャイルドシートの使用がおすすめです。

参考:子供を守るチャイルドシート|警察庁Webサイト

チャイルドシートをしなかった場合は?

チャイルドシートは、子どもの命を事故から守ってくれる重要なアイテムです。設置を怠れば、使用義務違反として切符を切られるばかりか、子どもの命を危険にさらす事態になりかねません。チャイルドシートに座らせずに子どもを車に乗せたときのペナルティやリスクを解説します。

違反点数が1点加算される

チャイルドシートの不使用は「幼児用補助装置使用義務違反」として運転手に交通違反点数1点が加算されます。なお反則金はありません。

「たった1点の加算なら大したことはない」と思う人もいるでしょう。しかし、チャイルドシートを設置しないまま運転を続ければどうでしょうか。何度も切符を切られて、違反点数がどんどんかさんでいくはずです。

違反点数が6点に到達すれば、30日間の免許停止処分が科せられます。たった1点の違反だからといって甘く見ていると、痛い目を見る可能性があるのです。

参考:行政処分基準点数 警視庁

日常以外でチャイルドシートが必要なケース

「これくらいなら許されるだろう」との油断から、チャイルドシートの使用義務違反を犯してしまうケースがあります。

出産を控える人に注意してほしいのが、産院から退院するときです。病院からの送迎でしか子どもを車に乗せない場合でも、シートの設置が求められます。出産間際になって焦らないよう、余裕のあるうちに購入・設置しておきましょう。

また親戚や友人の車に乗るときにもチャイルドシートは必要です。ごくわずかな時間だけしか乗らない車であっても、6歳未満の子どもを乗車させる際はシートの着用が求められます。

チャイルドシートをしないリスク

「使用義務違反になる」という理由以前に、子どもの安全を守る上でチャイルドシートは欠かせません。

シートを使わず、大人が子どもを抱きかかえて乗車する場面を思い浮かべてみましょう。こんなとき事故に遭えば強い衝撃により、子どもは大人の腕をすり抜けてしまうかもしれません。

支えを失った子どもは、フロントガラスや前の座席に頭や体を強く打ちつけることになります。大人でも耐えがたいほどの衝撃は、未熟な体の子どもなら致命傷となるでしょう。事故で致命傷を負うリスクは、チャイルドシートを適切に使用していれば回避できます。

参考:チャイルドシートを使わないと、こんなに危険 | JAF

チャイルドシートを免除されるケース

6歳未満の子どもを自家用車に乗せるときには、基本的にチャイルドシートが必要です。ただし、一定の条件を満たす場合に限り、チャイルドシートの着用義務が免除されます。チャイルドシートを使わなくても、とがめられないケースを紹介します。

幼児側の状態によって免除されるケース

チャイルドシートの着用義務を免除されるケースの代表例が、けがや病気でシートの着用が難しい場合です。例えば、骨折によりはめたギプスが邪魔でチャイルドシートに座れない場合、シートを使用していなくても問題ありません。

またチャイルドシートに座らせたままでは、できないお世話をするときも、シートの使用義務が免除されます。車内でおむつ替えや授乳をする場合、シートから子どもを降ろしていても違反にはなりません。

他にも肥満を始めとする身体的な理由がある場合や、緊急性が高い場合も使用義務が免除されます。

車両側の事情によって免除されるケース

車両側の事情によって使用義務が免除される場合もあります。代表例が座席の構造上、チャイルドシートを設置できないケースです。例えば車が特殊なシートベルトを備えている場合、シートを使用していなくても問題ありません。

本来なら乗車できるはずの人数が乗れなくなる場合も、使用義務が免除されます。3台のチャイルドシートを設置した結果、5人乗りの車に4人しか乗れない場合には、1台のチャイルドシートを外して5人の乗車が可能です。

他にもタクシーやバスに乗車するときや、道路運送法の第78条2項と3項に該当する自家用運送車に乗せるときも、シートの使用義務が免除されます。

参考:道路交通法施行令 | e-Gov法令検索

子どもをチャイルドシートに慣れさせる方法

子どもはチャイルドシートの着用を不快だと感じれば、問答無用で着用を拒むでしょう。チャイルドシートを嫌がらずに着用してもらうには、シートに慣れさせる過程が必要です。チャイルドシートに慣れてもらう方法を紹介します。

シートベルトの位置調整

チャイルドシートに慣れてもらう下準備として重要なのが、シートの調整です。心地よく座れるように調整すれば、チャイルドシートの着用による違和感が払拭され、嫌がらずに座ってもらいやすくなります。

リクライニング機能があるシートなら、背もたれを快適に過ごせる角度に調整しましょう。横になった状態と座った状態どちらが楽なのか、子どもの様子を見て判断するのが大切です。

ベルトの締まり具合も重要なポイントです。きついと圧迫感が生まれ、緩ければ安全性を損なってしまいます。正しい体勢が崩れない程度にピタッと体に沿うよう調整しましょう。

車内の環境を快適に

過ごしやすい車内環境を作ることも、チャイルドシートの着用に慣れてもらうためには大切です。車内環境を整える際に注目したいのが温度です。

車内の温度が適切でないと、車に乗る行為自体を不快なものと認識され、チャイルドシートも嫌がられてしまいます。夏場はエアコンやサンシェード、冬場はひざ掛けを使用するなどの対策を取って、快適に過ごせるように工夫しましょう。

また夏場はチャイルドシート自体が熱を持ち、子どもがやけどをするケースがあります。夏場にドライブをする際は前もってエアコンをかけておき、チャイルドシートごと車内を冷やしておきましょう。

自宅内で練習をするのもおすすめ

チャイルドシートに慣れてもらうには、自宅での練習が効果的です。練習を繰り返してシートを「自分が座るもの」と認識してもらえれば、いざ車内でチャイルドシートデビューを果たす場面になっても、嫌がられる心配はないでしょう。

取り外しができるチャイルドシートなら、自宅に持ち込んで練習が可能です。リビングの床に設置して、座る練習を繰り返してみましょう。

このときポジティブな声かけをしてあげると、シートに座る行為自体を「楽しい」と認識してもらえるため、慣れるのが早くなります。

まとめ

チャイルドシートは、事故の衝撃から子どもの命を守る重要なアイテムです。使用義務違反のペナルティの有無にかかわらず、設置は当たり前に行うものと考えましょう。

ただチャイルドシートを導入しても、着用の不快感から、子どもがなかなか座ってくれないケースも多々あります。リクライニングシートやベルトを調整したり、自宅にシートを持ち込んで練習したりして、徐々に慣れさせるのがおすすめです。

チャイルドシートを正しく使用して、子どもと安全にお出かけしましょう。

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