これから寒くなるにつれて旬を迎える小松菜。アクが少なくて生食OKだし、カルシウムをはじめ、鉄分、ミネラルも豊富で、育ち盛りの子どもはもちろん、大人女子も積極的に食べたいですよね。そんな小松菜のちょい足しをすすめるのが、東京都の農家・野崎智経さん。いつもの味噌汁や野菜炒めにちょい足しすれば、アラ不思議!サウナ以上に「あー、体整う~」を実感できちゃうかもよ♪
【農家直伝アイデアレシピ】キャベツなし!豚肉なし!小松菜だけでも十分ウマイ!「小松菜オンリーお好み焼き」
小松菜の栄養について教えてくれるのはトムズファーム代表の野崎智経さん。トムズファームで栽培している栄養たっぷりの小松菜は、東京都・西多摩郡日の出町の学校給食にも使われています。
大人女子にこそ嬉しい!小松菜の健康パワー
鮮やかな緑の小松菜は、栄養価の高い緑黄色野菜です。鉄分やカルシウムは、ほうれん草以上であり、カルシウムの量は100gあたり170mgと牛乳並み!
野菜のなかではとびぬけて高いので、カルシウムや鉄分不足になりがちな大人世代はもちろん、成長期の子どもにも積極的に食べさせたいですね。
とくに、ボディラインの気になる大人女子には、必見の食材。骨を丈夫にするのはもちろん、筋肉をスムーズに動かしたり、脂肪の分解を促したりする働きも期待できるので、運動して代謝をあげるにはもってこいの栄養素。
また風邪予防や美容にいいビタミンCをはじめ、免疫力をアップさせるβ‐カロテンも豊富に含んでいます。
「小松菜はアクが少ないので下茹で不要。だから栄養素をそのまま体に取り込めます」(野崎さん)
小松菜×きのこ類でカルシウムの吸収力UP!
小松菜は、ビタミンDを多く含むきのこ類と食べると、カルシウムの吸収が高まります。
また、小松菜に含まれるビタミンCは水溶性なので、スープや味噌汁などの汁物に加えると、丸ごと吸収できるのでおすすめ!
「小松菜にきのこ類を合わせて味噌汁にするのが、わが家の定番。小松菜はクセがないので、肉・魚・卵・野菜など何にでも合いますよ」(野崎さん)
小松菜”ちょい足し”レシピがこちら
どんな料理にも小松菜を加えるという、野崎さんの超簡単男飯を紹介します。
「小松菜の緑が入るだけで料理がおいしそうになる。レシピと言えるほどのものではないのですが(笑)」
【ちょい足し・その1】小松菜トッピング味噌汁
小松菜を好きな分量だけザクザク切って、好きな具と合わせただけの味噌汁。
「具材は、なめこや溶き卵、豆腐を入れることが多いですね」(野崎さん)
「即席味噌汁に、冷凍保存しておいた小松菜を足しただけの簡単味噌汁もよく作ります」(野崎さん)
【ちょい足し・その2】小松菜入り卵野菜
小松菜ともやしを炒め、溶き卵を加え、鶏がらスープの素に塩、こしょうで味付けした一品。味付けは、塩、こしょう以外に、野崎さんお気に入りの万能スパイス「マキシマム」(九州で有名!)を使っても◎
「野菜炒めだけではなく、小松菜入り肉炒めもよく作ります。豚こま切れ肉とキムチを炒めて、シャキシャキ感が残るように最後に小松菜を入れて炒める。すべて目分量です(笑)。鶏がらスープの素に塩、こしょうかマキシマムをかけて出来上がり!」
カルシウムに鉄分、ビタミン豊富な小松菜。さまざまな食材と組み合わせて、気軽に食べたいですよね。
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トムズファーム
野崎智経(のざき・とものり)さん
東京都西多摩郡日の出町で野菜農園トムズファームを運営。IT系の会社員時代に読んだ『江戸東京野菜 図鑑編』(大竹道茂著)がきっかけとなり、30代半ばで農業の道へ。東京都農業会議などの支援を受けて、農業経営の基礎を学び、平成30年から新規就農する。小松菜を主に、ほうれん草やとうもろこし、大根などの野菜を栽培。東京都の農業生産工程管理(東京GAP)認証も取得して、安全安心な野菜づくりに猛進中。町の学校給食のほか、JAあきがわ秋川ファーマーズセンターやJAあきがわ日の出町ふれあい農産物直売所に出荷している。
配信: あたらしい日日