【養鶏農家直伝】全然辛くないマーボー!?「鶏ひき肉の和風麻婆豆腐」マイルド味で子どももパクッ♡

【養鶏農家直伝】全然辛くないマーボー!?「鶏ひき肉の和風麻婆豆腐」マイルド味で子どももパクッ♡

麻婆豆腐といえば、あのピリ辛がたまらないわけですが、ここで問題がひとつ…。そう、お子ちゃまたちには大人味すぎて食べられないんです。そんな理由で、麻婆豆腐を諦めていたママパパに朗報! 埼玉県の養鶏農家に教わったレシピは鶏ひき肉&みそを使った実にやさし~いお味なんですよ。家族みんなで、こりゃご飯がススム―♪

【なめこ推し必見!】農家直伝「マーボーなめこ」でご飯が秒で消える♡片栗粉ナシでも激とろみ~!

関東平野の西北の端にある比企丘陵に囲まれた埼玉県小川町「ぶくぶく農園」で養鶏を営む桑原花さん。養鶏農家として毎日卵を出荷する中、卵を産めなくなった引退鶏を活用したレトルト食品の開発も手掛けています。

「大規模養鶏場の場合、引退鶏は業者に引き取られて飼料になります。でも、わたしのような小規模養鶏農家だと数が少なすぎるため、引き取りに来てもらえません。産業廃棄物として処分するしかないなか、せっかくの命を最後まで無駄なくいただきたい。そう思って、賛同してくれた仲間と一緒に引退鶏を使ったレトルト食品を開発する”鶏革命団”の活動をしています」(桑原さん)

今回教わった麻婆豆腐は桑原家の定番おかず。

「母考案のレシピです。簡単に作れてとってもおいしいですよ!」(桑原さん)

みそ×しょうがでご飯に合う~◎「鶏ひき肉の麻婆豆腐」

材料(4人分)
鶏ひき肉…200~300g
にんにく(粗みじん切り)…1かけ
しょうが(粗みじん切り)…1かけ
長ねぎ(みじん切り)…10cm分
木綿豆腐…2丁(約800g)
片栗粉…小さじ3
サラダ油…小さじ1
水…小さじ3

A
みそ…大さじ3
コチュジャン(お好みで)…小さじ1/2
酒…小さじ1
砂糖…小さじ1/2
しょうゆ…小さじ2
水…200ml

作り方
1.豆腐は3~4cm角に切って鍋に入れ、全体がかぶるくらいの水(分量外)を足して熱し、沸騰したらザルにあげる。

豆腐のふるふる食感を楽しみたいなら、このひと手間が欠かせません!

2.フライパンに油を熱し、にんにく、しょうが、長ねぎを炒めて油が全体になじんだら、鶏ひき肉を入れさらに炒める。

3.鶏ひき肉に火が通ったら混ぜたAを加え、煮立ったら1の豆腐を入れて煮る。

すごくいい香りがしてきました…!

4.フライパンの火を止め、水で溶いた片栗粉を回し入れる。弱火にかけ、とろみをつけたら出来上がり!

見るだけで食欲そそられる麻婆豆腐が完成しました~!では、いただきま~す。

なんてやさしい味なのでしょうか! ふるふる食感の豆腐にうまみたっぷりな餡が絡んで、一口食べるだけで癒される…。疲れて食欲がなくてもこれなら食べたいです。そして、とにかくご飯に合う! しょうがとにんにくが効いていて、老若男女誰もが好きな味です。

コチュジャンを入れたとしても、この麻婆豆腐の辛味はかなり控えめ。辛いのが好きな方は、Aの調味料にテンメンジャンやトウバンジャンを加えたり、ラー油を回しかけるとまた違った味わいに!

麻婆豆腐を作り置きし、丼ぶりご飯と合わせて”麻婆丼”にして食べてもGOOD。豆腐に味がしっかり染みて、出来たてとはまた違った味わいになりますよ♪

ひよこと過ごすのが息抜きに!
 
桑原さんは地域でも珍しい若手養鶏農家です。

「生き物を飼うとなかなか休めないので、若い世代で養鶏農家になる方は少ないように感じます。でも、わたしは日々同じことを淡々とするのが苦ではないので、養鶏は性に合っているんです。それに大学を出てから海外で仕事もしてきて、いろいろとやりきった感があるのかも(笑)」(桑原さん)

そんな桑原さんには1歳になる娘がいます。保育園が休みの土日は、背中におぶってエサやりなどの作業をするのだとか。

「娘がぐずったときには『ピヨピヨ見に行く?』というと機嫌が直るんです。鶏小屋にコンテナを置いて、そのなかに娘を入れて作業をしています」(桑原さん)

養鶏は一人でやってはいるものの、「体調を崩したときなどは夫や親が手伝ってくれるので心強いです」と桑原さん。

毎日、鶏の世話や卵の出荷がある中、お休みはどのように確保するのでしょう。

「ひよこがピヨピヨ遊んでいる鶏小屋にイス置いて座っていると心地よくて、今のこの時間が休みみたいなものだなぁって思います。ずっと仕事はしているものの、一日に濃淡はある。そうやって自分のなかでメリハリをつけるようにしています」(桑原さん)

夏場は暑さが苦手な鶏のために、夜明け前に起床して餌やりをするそう。

「鶏に合わせて生活したら早寝早起き。私もいっしょに健康でいられますよ!」と、桑原さんは微笑みます。


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ぶくぶく農園

桑原 花さん

1990年生まれ。3人姉妹の長女。5歳のときに一家で埼玉県比企郡小川町に移住、父の衛さんが野菜、米麦、養蜂、養鶏などを営む。大学卒業後、NPOジーエルエム・インスティチュートの農業開発援助アシスタント業務でフィリピン・ルソン島北部に1年半駐在。実家で約1年の研修後、2016年に就農。現在690羽の平飼い養鶏を営む。卵は、JA埼玉中央「小川農産物直売所」や「デリカテッセンアーチャン」「自然食の店リフレ」(いずれも小川町)、「とうふ工房わたなべ」(ときがわ町※毎週日曜日のみ)、江東区の八百屋「野菜のちから」、世田谷区下北沢のサンドイッチ店「サンドイッチクラブ」などで販売する。

ぶくぶく農園ホームページ:http://www.jca.apc.org/~stet/

ぶくぶく農園インスタグラム:https://www.instagram.com/bukubukufarm/?hl=ja

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あたらしい日日
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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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