「目玉焼き」はとっても奥深い料理だと思っています。片面焼き、両面焼き、そして黄身の硬さの好み、焼くときふたをのせる・のせない…などなど。今日作ってみたいのは、一度にたくさんの卵を焼いて、しかも黄身の硬さをそれぞれでコントロールするっていう裏ワザです。先日のNHKの番組『朝ごはんLab.』で紹介していました。フライパンのふたをずらして焼くことで、硬さの違いが作れるとか。さっそくチャレンジです!
【仏人シェフ→ホテルシェフ直伝】伝統的な「フランス風目玉焼き」作ってみた!100均耐熱容器で簡単♪
『朝ごはんLab.』で紹介された「いろいろ食感のよくばり目玉焼き」がこちら
「いろいろ食感のよくばり目玉焼き」を紹介している、NHK広報局のTweetも発見しました!
【 #朝ごはんLab 3話】
半熟から硬めまで…ぜんぶご用意しました。飯島奈美さん監修の「目玉焼き」の極意を…ちょっと卵買ってこよう。
他にも「トマト農家の朝食」に「星空写真家の徹夜明け朝ごはん」なんてのもありますよ。
今夜 11:00[総合]https://t.co/pJqUAkXvha pic.twitter.com/zUKfXeDW1P
— NHK広報局 (@NHK_PR) July 25, 2022
このメニューの監修者は映画やCM、雑誌など大活躍しているフードスタイリストの飯島奈美さんなんですね!
写真を見て、「目玉焼き」は一度にこんなに焼けるんだと気づかされました!
わが家は4人家族なので、卵4個を使って一気に作ってみたいと思います。
「いろいろ食感のよくばり目玉焼き」を作ってみた!
【材料】
卵…4個 ※お好みの個数でOK
サラダ油…適量
水…大さじ1程度
1.強めの中火で熱したフライパンにサラダ油を引き、ペーパータオルで伸ばします。
テフロン加工のフライパンですが、目玉焼きがこびりつかないようにレシピ通りに油を引きました。
2.卵をすべて割り入れます。
直径26cmのフライパンを使いましたがあと2個くらいは焼けそうです。
3.白身部分がカリカリになるように、フライパンの端から油(適量)を足して焼きます。
強めの中火で3分ほどしたら香ばしい香りが。白身のふちに焦げめはあまり付いていませんが、油(適量)を足しました。
4.白身の端がカリカリになったら余分な油をペーパータオルで吸い取り、水を加えてふたをずらして蒸し焼きにします。
さらに2分ほど焼いたところで、白身のふちがカリッとしてきました。
大きなふたをかぶせましたが隙間が結構空いています…。上手くいかない予感がするので小さなふたに変更します!
卵2個分は小さなふたがかぶるようにしてみましたが、これでも隙間から蒸気が逃げてしまいそう。そしてふたなしの卵2個分は黄身がレアになりそう。わが家はしっかりと火が通った黄身が好きなので、さらにふたを追加!
この状態で火を通すことに。水分がなくなると随時水を加え、合計で大さじ3杯入れて蒸し焼き状態を保てるようにしました。
「目玉焼き」は火が通った固めが好きなので焼き具合をじっと見守りました。「目玉焼き」にこんなに真摯に向き合うとは! 卵を割り入れてから10分ほどで完成しました。
固め一歩手前から、やや半熟まで。微妙な差ですが焼き分けに成功
「よくばり食感の目玉焼き」4個バージョンが完成しました! 一度に4個焼いたのは初めてな上、ふたをかぶせる段階でアタフタとしてしまい、目玉焼きの中央に乗せたふたの跡が付いてしまいました。
でも黄身はぷっくりとしていて、色も鮮やかに仕上がりましたよ♪
こちらが最初に卵を割り入れた「目玉焼き」。固め食感を目指してふたをかぶせたものです。底の部分は完全に火が通っていますが、黄身上部はねっとりとした状態になっていました。2層に焼き上がるのは珍しい!
食べてみても黄身のレア感はまったくなくて、わが家ではこの状態でも喜ばれました。
こちらはふたをかぶせずに焼いた「目玉焼き」です。こちらも底の部分は完全に火が通っていますが、上部は先ほどの「目玉焼き」よりも黄身がややトロッとしています。
黄身が流れ出るほどではなかったので、こちらもおいしくいただけました♪
タレで味変!番組おすすめの3つの味を試してみた!
「目玉焼き」に何を付けるかというのも好みが分かれますよね。筆者は断然しょうゆ派なのですが、ソースやケチャップを付けるという意見もよく聞きます。『朝ごはんLab.』ではこれら以外のタレを3つ紹介していたのでかけてみました。
【その① 酢じょうゆ】
しょうゆと酢を各小さじ半分ずつを混ぜ合わせてかけてみました。見た目はしょうゆをかけた時と変わらないですね。
でも食べてみるとさっぱり感が違います♪ 酢が入っているので軽やかな味わい。「酢じょうゆの目玉焼き」が朝食に出てきたら体がシャキッとしそうです。
【その② バタ―じょうゆ】
少量のバターを電子レンジで少し温めて溶かし、しょうゆを適量混ぜてかけました。しょうゆに油分が混じっているのがわかりますね。
食べてみたらバターの風味が広がって洋風テイスト。甘じょっぱい味わいなので朝食のみならず、おやつ(?)にも合いそうです。
【その③ ウスターソース+かつお節】
ソース派も多いと思いますが、筆者は初めての試みです。しかもかつお節もトッピング。おかずらしさが増しますね。
食べてみると、かなりお好み焼きに近い味♪ さらに青のりもかけたくなるような満足感のあるおいしさでした。
「いろいろ食感のよくばり目玉焼き」はふたをかぶせるのにコツがいりますが、上手に焼き分けできたら自慢の一品になるはず。
上手に焼き分けできなかったとしても、一度にたくさんの「目玉焼き」が作れるというメリットがあります。忙しい朝に家族分の目玉焼きが一度に作れるなんて、作り手にとってはうれしい限り。ぜひ”ふたをずらして焼き分ける”を試して、いつもとは違う焼き加減の「目玉焼き」にトライしてみてくださいね。
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配信: あたらしい日日