【サポーターズ便り】Vol.21 ハレの日に欠かせないお寿司(石川県編)

【サポーターズ便り】Vol.21 ハレの日に欠かせないお寿司(石川県編)

13名からなる「おうちごはんサポーターズ」企画、今回は1記事まるっとサポーターズさんの地元の魅力を発信します!今回ご紹介するのは、石川県では「ハレの日」には欠かせない食文化について。石川県金沢市内で体験することができる「押し寿し、笹寿し」作りをレポート形式でお届けします。

【石川県編】おうちごはんサポーターズによるご当地企画

こんにちは!
おうちごはんサポーターズ、石川県担当の@kaoruru.mamaです。

皆さん、お寿司は好きですか?

私が住む石川県は、新鮮な魚介が獲れる日本海に面しているので、お手頃価格で楽しめるお寿司屋さんや市場があります。お寿司目当てに石川県へ旅行される方も多いのではないでしょうか?

しかし、今回私がご紹介するお寿司はは、いわゆるお寿司屋さんで食べるものではなく、石川県民にとってはとても身近なお寿司の「押し寿し、笹寿し」です。

石川県では、お祭りの日「ハレの日」には欠かせないお料理として昔からある食文化。今もなおご家庭で“おもてなし”として作っているところもあります。

ハレの日に欠かせない「押し寿し、笹寿し」作りを体験

「押し寿し」とは、木枠に酢でしめた魚、すし飯、紺のり、小海老を重ね入れ一晩押して寝かせたものです。

春ならタイやイワシ、アジ、秋はサバ、シイラといった具合に季節や行事によって使う魚介も異なり、木の芽やきんかんなどの彩りがそえられたりします。

「笹寿し」はすし飯と魚類を2枚の熊笹の葉でくるみ、箱に詰めて圧をかけて仕上げる押し寿しの一種で、ネタには鮭、鱒、シイラやタイが使われます。

昔はお祭りの日になると、当たり前のように食卓に並んでいたこの「押し寿し」や「笹寿し」も、今はお店で手軽に購入できることもあり、自宅で作る機会も減ってきたように思います。

しかし、今回は地元ふるさとの食文化を自分の手で作りたい! と思って寿司作りの体験ができるお店に行ってきました。

「押し寿し、笹寿し」が体験できるお店はココ!

お伺いしたのは金沢の人気観光地、ひがし茶屋街にある『金澤寿し』さん。

こちらでは、昔ながらの石川の「押し寿し、笹寿し」のほか、これからが旬の「カニ面寿し」も体験できるお店です。

まずは、写真の「押し寿し」。
上の写真のように、使う材料も用意いただけるので、難しく考えずに体験が楽しめます。

これは用意していただいた専用の木枠に、お魚とすし飯、紺のり、小海老を順に二段ずつ重ねていき、ギュッと木の板で押して整えているところ。

ギュッと押す事で、魚とすし飯が互いの旨味を引き出し調和するみたいですよ。

お店の方が手取り足取り丁寧に教えてくださったおかげで、とてもキレイ&おいしそうに仕上がりました~。

自分で作った「お寿し」をさっそくいただきます。

「押し寿し、笹寿し」ができたら石川郷土料理と一緒にいただきます!

こちらのお店では、「お寿し」と一緒に石川ならではの「治部煮」が食べられるセットがあります。せっかくなので、こちらをチョイス。

自分で作った「押し寿し」のほかに、どじょうの蒲焼きなど、石川の郷土料理が味わい尽くせるセットになっていますよ。