こんにちは、スーパー青果部歴10年の青髪のテツです。食欲の秋がやってきました!今こそ、おいしい里芋を買って、鍋にドカンと入れて「いも炊き」にしちゃいましょう。これ、スーパーの試食で出すと行列ができる勢いの大好評で、里芋が飛ぶように売れるんです。食感むっちり、たれ味シミシミの里芋は、秋しか味わえない幸せですよ!まずは最高の里芋をゲットしにスーパーへ走れ~!!
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最高の里芋を選ぶチェックポイント
スーパーに到着したら、まず、ずらりと並んでいる里芋の中から最高においしいものを選びたいですよね。チェックポイントは以下の通りです。
1. ずっしりと重いもの。
里芋は、陳列後時間が経つと水分が飛んでスカスカになり軽くなります。数袋持ち比べてみて、重いものを選びましょう。また、同じように水分が飛んでいないものは、表面の皮にしっとりと湿り気があります。
2. ふっくらと丸いもの。
3. 表面にキズがないもの。
一般的に、皮に傷やひび割れがなく、ふっくらと丸みのある里芋は味がいいと言われています。
4. 表面が白っぽくない。
まれに表面に白いカビが発生した里芋があります。皮を厚めに剥いて取り除けば食べられますが、新鮮ではない可能性が高いので選ばない方が正解です。
5. 泥付きを選ぶ。
ごぼうやれんこんもそうですが、洗ってあるものよりも泥付きの方が保湿されていて風味が良いです。洗いと泥付きの両方が並んでいたら、ぜひ泥付きのものを選んでください。
里芋は、土物野菜の中では鮮度が落ちやすく、管理も難しい野菜です。だから、なるべく鮮度のいいものを選ぶ目を鍛えたいところです。
鮮度の良い里芋を常に販売しているお店は、青果の担当者が鮮度管理をしっかりしている証拠です。近くのお店の里芋の鮮度はどうかチェックしてみて。
最高の里芋を「いも炊き」にして味シミシミに♡
里芋は煮っころがしにしたり、揚げ物にしたりしてもおいしいですが、秋から冬にかけてのちょっと肌寒い夜は「いも炊き」にするのが本当にオススメです!
たれは、しょうゆやみりん、酒などを合わせて作ってもいいですが、うちのスーパーで試食を出すときは「いも炊きのたれ」(日本食研)を使っています。今回は、このたれで作ってみました。
材料(3~4人分)
里芋…10個(約500g)
鶏もも肉…300g
長ねぎ(斜め切り)…2本
にんじん(短冊切り)…1/2本
ごぼう(ささがき)…50g
もやし…1袋(約200g)
こんにゃく(短冊切り)…1/2枚(125g)
油揚げ(短冊切り)…1枚(30g)
いも炊きのたれ…1袋
作り方
1. 里芋の皮を剥いて、軽く塩をふってもみこんだ後、水洗いして、水気を切っておく。「いも炊きのたれ」を鍋に注ぎ、里芋を入れてから、フタをして加熱する。
2. 里芋が竹串が通るくらいに柔らかくなったら、鶏肉を入れて煮る。
3. 鶏肉に火が通ったら、長ねぎ、にんじん、こんにゃく、ささがきごぼう、油揚げを入れて、蓋をしてさらに加熱する。
4. 最後にもやしを入れて、もやしのシャキシャキ感が残る程度に煮込んだら出来上がり。
他の具材を小さめに刻んだので、里芋の存在感がすごいことになってます(笑)。
この「いも炊き」には比較的大きな里芋を使いましたが、30分程度煮込んだだけで、たれがしっかり中までしみこんでいました。里芋の食感はほくほくむっちりで、温まる~。たれの味のバランスが最高で、超幸せになれるお鍋です!(あたらしい日日編集部より)
コロナ禍の影響で近年は試食をしていませんが、以前は秋になるとこの「いも炊き」を作って、試食を出していました。これが本当に大好評で、里芋も「いも炊きのたれ」も両方飛ぶように売れました。
近くのお店で「いも炊きのたれ」を見かけたら、ぜひ一度試してみてくださいね。
秋は旬の里芋を食べてくださいね
里芋のぬめり成分には、血中コレステロールを低下させる働きがあるといわれています。また、食物繊維も豊富なので腸内環境を改善し、便秘予防にもつながります。
里芋の旬は、9月から翌年の1月ごろまで。里芋の場合、水煮や冷凍は年中出回っていますが、旬の時期は鮮度の良い”生”の里芋をぜひ味わってくださいね。
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配信: あたらしい日日