ほんの少しの間、子どもが1人になっただけで…。
ふくふくさんは幼稚園児のころ、祖父にお迎えに来てもらうことがしばしばあったそうです。普段は帰り道にある駄菓子屋によるのですが、この日に限って祖父は駄菓子屋に寄ることをしませんでした。
駄菓子屋に寄りたいふくふくさんは、駄々をこねますがこの日の祖父には通りません。ふくふくさんの駄々に対し、祖父は「もう知らないよ」と1人で帰路を進みます。祖父に置いて行かれ、ふくふくさんは帰り道を1人に歩いて行くことになりました。
そこへ、子どもが1人になることを狙ったかのように不審者が現れます。
ⓒfukufuku_diary
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祖父が先に行ってから20秒もたたないうちにやってきた車。まるで子どもが1人になる瞬間を狙っていたかのような不気味さを感じます。
祖父と離れ立ち尽くすふくふくさんに、男性は車の中から笑顔で話しかけてきました。ふくふくさんはこの男性を知らないようですが、フレンドリーに近づいてきたため、そこまで「怖い人」と思ってはいないようですね。
子どもを犯罪から守るために
この作品は著者さんの子どものころのお話ですので、今より幼い子どもが1人で歩くこともめずらしくなかったころのお話です。
しかし、今も昔も変わらないのは、子どもを狙う犯罪者は子どもが1人になることを狙っているということ。『子どものころ誘拐されかけた話』でもふくふくさんが1人になったタイミングを狙って不審者がふくふくさんに近づきます。
ふくふくさんは幼稚園で学んだ防犯対策である「声を出す」を何とか実行し、連れ去りから逃れられましたが、とっさのときに大声を出すことは簡単なことではないでしょう。
「い・か・の・お・す・し」など、防犯のための情報を日ごろから伝えたり、親子で一緒に防犯訓練をしたりして、子どもを犯罪から守っていきたいですね。
『子どものころ誘拐されかけた話』は子どもにどんなことを伝えればよいのか、また不審者が狙っている隙はどこなのかを学べる作品です。
記事作成: chochiro629
(配信元: ママリ)
配信: ママリ
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