もうすぐ「七五三」ですね。みなさんは準備万端ですか？
私は子どもの「七五三」で大後悔していることがあります。今回は、私が「事前にこんなケースがあることを知っていれば…」と思うことについてお話します。
え、そんなこと思ってたの？
わが家は長女・次女、一番下に長男の3人きょうだい。部屋中に3人の写真がいろいろと飾ってあります。
時々、子どもたちも、それを眺めては、「うわ、かわいいー」などと言っているのですが、七五三から5年ほどたったある日、息子が写真を見て、
「おれ、この時、刀抜きたかったな」とボソッとひとこと。
毎日眺めていたけれど、やっと言えた！「実はあの時こうしたかった」
その言葉の真意を探るべく、その時の状況を思い出してみました。
写真館のスタッフが、和装の準備が整った息子に、「腰につけている刀抜いてみる？本当に抜けるよ」と声をかけてくれました。私も「抜いてみたら？かっこいいよ」というようなことを声かけをしたのは記憶にあります。
でも、息子からは「いい」という答えが返ってきたので、私は「そうか、抜きたくないのか」と認識し、「無理強いはいけない」と口をつぐんだのでした。
ですから、「え、あの時聞いたら、刀は抜きたくないって言ったよね」と問いただしてみると、「お店の人に言われてはずかしかったし」と。「だってお母さんももう1回聞いたと思うけど？」と言うと、「今なら言えるけど、あの時は子どもだったから」と言うではありませんか。
その時は「無理強いはいけない」と気を遣った結果なので、余計にガッカリです。
遠慮がちに、緊張した面持ちで大事そうに刀を持っていますね
先輩としてのアドバイスが功を奏し
そんな話を「これから七五三の撮影をする」という後輩ママに伝えました。
後日、「アドバイスしてもらっててよかったよー！2本の刀を抜いて撮影してもらって子どもも大満足」とのこと。
2本の刀を抜いて凛々しく立ってます。かっこいい！
写真館で撮影する場合、子どもは緊張がほぐれないことも多いですよね。そんな中で、「あぁしたい、こうしたい」とはなかなか言えないものなのだと思います。
この時のことを考えるたびに、親の方から、しつこいくらいに「刀抜く？抜いてみる？抜いてみたら？かっこいいよ！とりあえず抜いた写真も撮ってみたら？」と言ってみてもよかったかなと、今となってはこんなかわいい時代の姿を撮り直すことはできないので、残念な思いを抱いています。
後輩ママの息子さんの刀2本を抜いた写真を見せてもらったら、とてもステキで、改めて大後悔しています（笑）。
「七五三」こうしておけばよかった後悔、こうしてよかった満足
わが家だけでなく、まわりのママ友にも「七五三で後悔していること」についてリサーチしてみました。
「こうしておけばよかった！」後悔していること
・パパとママで事前に子どもの着物の着付け方法を確認し、YouTubeを見ながら練習も済ませ、完璧！と思っていたのですが、当日はママは自分の着物の着付けに時間がかかり手が空かず、パパひとりで奮闘。ママの手がないのは計算ミスでした。
・観光客の多い神社でお参りしました。外国人も多く、愛想のいい紋付袴姿の息子は格好の写真モデルに。最初はご機嫌で撮られていたのですが、いざ親が撮影しようとする頃には疲れ果てて、もうイヤ！と泣かれてしまいました。写真は最初のうちの元気があって機嫌のいいうちに撮っておくべきでした。
・袴姿は写真館で、七五三当日は動きやすいスーツにしました。当日は祖父母も来てくれてニコニコ笑顔の息子。汚れてもいいから、祖父母に買ってもらった袴を着せて、その姿を見せてあげたかったな…と後悔しました。
・七五三は、「男の子だし」と母子二人でお参りだけで済ませました。でも、祖父母も連れているまわりの女の子を見て、もう少しがんばって、祖父母にも声をかければよかったと思いました。
「こうしてよかった！」満足していること
・3歳の時は親のやりたいようにしたので、7歳の時には子どものリクエストにこたえようと、舞妓体験を。数年たった今も「楽しかった！」と言っています。やってよかった！
・実母が七五三で着た着物を私も着たので、同じものを私の長女・次女にも着せました。私の祖母にも一緒に参拝してもらい、喜んでもらえました。
一生に一度の大切な儀式でもあり、思い出作りでもある七五三。子どもも納得して、親も後悔のないように満足できるものにしたいですね。先輩ママ達の声、ぜひ参考にしてくださいね！
配信： あんふぁんWeb
