「新米のおにぎりは握るべからず」…という、目からウロコの情報を日本テレビ『ZIP!』でキャッチ。番組では、東京・新宿区「江戸の米蔵」店主で五つ星お米マイスターの渋谷誠さんが、新米で作る最強の塩おにぎりを披露していました。その方法は「握らない」こと。おにぎりなのに握らない!? では、どうやっておにぎりにするかというと…「お茶碗でくるくる」するんですって。作ってみよう♪
【新米の裏ワザ】シンプルに旨い「塩むすび」作ってみた!コンビニの味に寄せる秘密は…「え、白だし⁉」
おにぎりを「握らない」ことで、”ふっくら”仕上げる!?
新宿の「江戸の米蔵」店主で、五つ星お米マイスターの渋谷誠さん曰く、瑞々しくやわらかい新米のおにぎりは握らないほうがおいしい!とのこと。空気が入ってふっくらするそうですが…。
握らずに、おにぎりって作れるのかしら?半信半疑ながら、さっそく、番組で紹介していた五つ星お米マイスター直伝の方法で、「最強」の塩おにぎりを作ってみましょう。
新米で最強の「塩おにぎり」の作り方
1. まずは新米を炊きます。
近所のファーマーズマーケットで購入した新米。新米シールがキラキラ輝いています!
最強のおいしい塩おにぎりを作りたいので、以前「あたらしい日日」編集部で「新米の炊き方」を記事化しているものを参考にしてみました。
→2021年12月12日公開の【五つ星お米マイスター直伝】今さら人に聞けない「新米の炊き方」& お米の正しい保存法を試してみた!
記事通り炊いたら、ふわ~っと甘い香りが立ちのぼる、つやつやなご飯が炊けました!いい感じ!
2. お茶碗などに炊きたてアツアツご飯を適量よそい、お茶碗を上下に振ったり、くるくる回したりして、ご飯をころころ転がします。
ギュッギュッと握らないので、空気が入ってふっくらしたおにぎりに仕上がるそう。
それに炊きたての新米は、熱すぎてずっと持っていられないし、瑞々しくてやわらかいので握りにくい…。ということもあって、お茶碗を使った”くるくるころころ作戦”が、新米おにぎりを作るのにはベストのようです。
簡単そうに見えたけど、実際やってみると、意外と難しい…。
最初は、お茶碗を振ったり、くるくる回したりしても、ご飯は微動だにせず。
あきらめずに振ったり回したりを30秒くらいしていたら、ひとつにまとまり始めました!
最初は動かなかったのが、だんだんと…。
諦めずにくるくる&ころころ!
まとまってきました!
3. ご飯がひとつにまとまったら、水をつけた手に塩を2振りほどして、軽く形を整えて出来上がり。
お茶碗で振ったり、回したりしていたので、ご飯は程よいあたたかさ。ギュッギュッと強く握らず、2回くらい軽く押さえるだけにしました。
塩おにぎりを2個作って、きのことわかめのおみそ汁とともに、わたしのお昼ごはんにしました!
では、本日の主役、新米の塩おにぎりをいただきます!
おお~、おいしい♡
ひと口食べた瞬間、口の中でご飯がほろほろと崩れ、新米の甘みがふわ~っと広がります。具は入っていないのですが、塩がご飯の甘みを引き立てているようで、味の物足りなさなど微塵も感じません。普段のわたしは、塩おにぎりは物足りなくて食べないのですが、この塩おにぎりはこれで十分おいしい!と感じます。
おにぎりを一口食べた後の断面を見ると、おにぎりの表面だけでなく、中もご飯が潰れていないことがわかります。空気が入ってふわっと握れているようです。すごい!くるくるころころ作戦!
いつも、炊きたてご飯は、ラップを使っても熱すぎて握れず、手に何回も水をつけて握るので、べちょべちょおにぎりになりがち。ですが、このくるくるころころ作戦なら、まったく手は熱くなく、炊きたてご飯をふわふわ&ほろほろおにぎりに出来ます!
新米に限らず、おにぎりを握るときは、これからこの方法にしよう♪ もうアツアツご飯も怖くない!具を入れる場合も、少量よそったご飯の上に具をのせ、そこにご飯をかぶせて、くるくるころころとやれば、問題なくできそうです♪
五つ星お米マイスターの渋谷誠さん直伝の”くるくるころころ作戦”で、炊き立ての新米の「最強塩おにぎり」、作ってみてくださいね。
配信: あたらしい日日
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