「浮気はしてない」夫婦円満だった私たち。あることをきっかけに突然サレ妻になって…

夫とは、付き合って10年、結婚して10年。子どもたちが生まれてからも、お互いの誕生日や記念日、クリスマスには必ずプレゼントを贈り合い、レストランで食事。それぞれ多少の不満はありながらも、自他共に認める仲良し夫婦だとずっと思ってきました。それがある日突然、サレ妻になったときのことをお話しします。

発覚のきっかけはささいな喧嘩

喧嘩はほとんどしない夫婦でしたが、その日はめずらしく、普段は穏やかな夫がとてもイライラしていました。夫は自営業で仕事が忙しく、寝る時間も割いて働いてくれていました。それにはいつも感謝し、体を心配もしていました。


ですが同時に、幼い2人の子どものお世話と家事をすべてこなしていたので、夏休み後半ということもあり、私も疲れが溜まっている時期でした。


夫に家が散らかっていることを注意された私は、溜まった不満をぶちまけてしまったのです。普段ならそこで話し合いとなり、双方が自分の直すべき点を自覚して、お互いに謝るべき点は謝り仲直りをするのですが……。そのとき、夫は私との話し合いを避け、歩み寄ろうとしなかったのです。

妻の勘

夫との付き合いは長いので、すぐに嫌な予感がしました。そしてその予感は的中。やっと持てた話し合いの場で、夫は私のことがとにかく嫌だと言い始めました。やさしいけれど、どちらかと言えば亭主関白な夫。私は夫をたてて、できるだけ文句を言わずにやってきたつもりでした。


夫に文句を言われたこともほとんどなく、仲良くやってきているつもりだったので、まさに寝耳に水。でも夫は特に具体例を挙げるでもなく、とにかく私が嫌だと繰り返します。そこですぐに「何かあるな」と、ピンときました。

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