日ごとに寒くなってきますが、今年も免疫力は高めをキープしたいですよね。そんな時に嬉しいのが、兵庫県淡路島の玉ねぎ農家、木田朱美さんに教わった「黄金の玉ねぎスープ」です。玉ねぎにしょうがをこれでもか!とインして炒め、煮込むこと15分。「あぁ、この中で泳ぎたい…」とため息の漏れる黄金色のスープ出現ですって。やばっ、試してみよ♪
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レシピを教えてくれたのは、玉ねぎ農家の木田朱美さん。野菜のスペシャリストの証である野菜ソムリエの資格を取得し、玉ねぎの魅力を精力的に発信しています。
「玉ねぎに含まれているアリシンは免疫力アップにも役立ちます。そこに、体を温めて血行を促進するしょうがを合わせれば…これからの季節にぴったりな健康スープの完成です!」(木田さん)
あ゛ぁ゛~幸せ♡「金色の玉ねぎスープ」
材料(4人分)
玉ねぎ…1個(約110g)
しょうが…20g
コンソメ(固形)…3個(顆粒の場合大さじ2)
水…1000ml
しょうゆ…小さじ1
サラダ油…大さじ2
パセリ(乾燥)…少々
1. 玉ねぎは薄くスライスし、しょうがは千切りにする。
2. 鍋にサラダ油を中火で熱し、1を入れ、玉ねぎが透き通って茶色くなるまで炒める。
焦がさないように注意しながら炒めます。全体的に茶色くなればOK!
3. 2に水とコンソメを加え、アクをとりながら15分ほど弱火で煮込む。
4. 火を止め、しょうゆを加えて混ぜたら、パセリを散らして完成。
見てください、この見事な黄金色!では、いただきます!
わ~玉ねぎがとろっとろで甘~い!しょうがの風味も効いていて、食べているうちにポカポカしてきました。コンソメベースではありますが、最後に加えたしょうゆがいいアクセントになっています。口に入れるたびに幸せな味がジュワ~と広がって…♡
玉ねぎの収穫作業は…「とにかく重~い!」
年間を通して食卓に登場する玉ねぎ。そんな玉ねぎの栽培には、どんな苦労があるのでしょうか。
「6月から夏にかけて収穫をするのですが、暑いし、とにかく玉ねぎが重くて!掘り出した玉ねぎを出荷用ケースに詰めると自分の体重の半分くらいになるんです。それをトラックまで運んで、重ねて…『こんなん続けられへん!』と思うことも多々あります(苦笑)」(木田さん)
そんな木田さんには、できるだけ長く玉ねぎ農家を続けていくために、心掛けていることがあるそう。
「自分の体に負担をかけすぎないように、”これって本当に必要かな?”と常に考え、無駄を省くようにしています。昔ながらのやり方にこだわるのではなく、もっと楽にできる方法を探して、実践して。先輩農家に相談したりしながら、無理しすぎないようにして、これからも農業を続けていきたいです」(木田さん)
きちまる農園
木田朱美さん
兵庫県淡路島の農家に生まれる。小学2年生から淡路島の伝統芸能・人形浄瑠璃に関わり、高校を卒業後、淡路人形座に就職。人間国宝・(故)鶴澤友路に師事し、30年間三味線奏者として勤務する。2020年3月、新型コロナウイルスの影響による人形座の臨時休館に伴い、実家の玉ねぎ農家を手伝い始めたが、農家に転向することを決意し、同年7月に人形座を退職。玉ねぎを中心とした野菜の栽培の他、地域活性化のため地元の農家仲間と無人販売所「小屋まる」を立ち上げボランティアとして運営する傍ら、農協(JAあわじ島)理事としても活躍。また、三味線奏者・指導者として継続的に活動し、国の重要無形文化財保持者に認定された。”芸農人”として淡路島の農業・文化を盛り上げている。
配信: あたらしい日日
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