管理栄養士のともゆみです。干物は焼きたてが最高ですが、すぐに食べなかったり食べきれずに残ってしまい硬くなってしまった経験はありませんか? そんなときに干物をふっくらと復活させる方法があるというのです。朝の情報番組『あさイチ』で紹介していたんですよ。冷めてしまった干物は生臭かったり、パサパサになってしまいがちなのですが、ほんとうにふっくらさせることが出来るのか検証してみたいと思います。
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さっそくクイズです。
焼いて時間が経った「硬い干物」をふっくらさせるには次のうちどちらでしょうか?
A. 塩水をかける
B. 酒をかける
正解は…
B. 酒をかけるでした。
干物を焼いて放置しておくと硬くなったり、パサついてしまいます。それは身の水分が抜けてしまったから。そこに日本酒をかけることで、酒に含まれる水分によってふっくら感が復活します。その他にも日本酒は臭みを消し、旨味を入れてより複雑なおいしさを形成します。とのことでした。
干物は既に塩分が含まれているので、塩水をかけると、しょっぱくなってしまいます。また、日本酒ではなく料理酒を使用しても構いませんが、料理酒にも食塩が含まれていますので、その場合、多少塩分が濃くなる可能性があります。
では実際にやってみます。
焼いて時間が経った干物の復活ワザ
【材料】
焼いて時間が経った干物…1枚
日本酒…大さじ1
【作り方】
時間が経って硬くなった干物の身の部分に大さじ1杯の日本酒をまんべんなくかけます。
アルミホイルでふんわりと包みます。このときアルミホイルは密封せず、隙間を作っておきます。
フライパンに移し、中火で1分ほど加熱します。アルミホイルの隙間から湯気が出てきたら完成です。
備考:フライパンの代わりにトースターに入れて1分加熱してもおいしく出来ます。
電子レンジの場合は、身をほぐしてから日本酒をかけ、短時間加熱します。
見てください。このふっくら感わかりますか?
では食べてみます。
見た目通り、身が本当にふっくらふわふわしていて、やわらかいです。硬くてぺちゃんこになっていた干物とは思えません。味も魚の臭みがなく干物本来の味がしっかりしています。アルミホイルに包んで酒を振っているので、焼きたてのような香ばしさはありませんが、ふっくら感で言ったら、焼きたてよりもふっくらしています。こっちの方が好きって言う人もいるのではないでしょうか。
それから、普段は魚を焼くときは部屋中ににおいが立ち込めてしまうのですが、それがあんまりなくて気にならないくらいでした。日本酒の効果すごいですね。
日本酒の調理効果
日本酒を料理に加えることで以下の効果が期待できます。
・食材をやわらかくする
・風味や香りを引き立てる
・魚や肉の臭みを消す
・味を染み込みやすくする
・コクを出す
・煮崩れを防ぐ
・照りを出す
いかがでしたか?
焼いて時間が経ってしまった干物、見事復活させることが出来ました。
簡単ですが驚くほどふっくらできますので、もし、残ってしまった干物などがありましたらぜひお試しください。
配信: あたらしい日日
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