【農家直伝】どんな残りおかずも"おやき”に変身!郷土メシ「混ぜるだけおやき」作ってみた!え、スイーツにも!?

【農家直伝】どんな残りおかずも"おやき”に変身!郷土メシ「混ぜるだけおやき」作ってみた!え、スイーツにも!?

夕食のおかずがビミョーな量だけ残った…。そんなときにオススメなのが、長野県川上村の農家に教わった「混ぜるだけおやき」です。この地域に伝わる郷土食でその名の通り、残りおかずを生地に混ぜて焼くだけ!な・の・に、もっちりもちもち食感で、妙~にクセになるお味とか。今回は肉じゃがをリメイクしつつ、まさかのスイーツアレンジにも挑戦しますよん♪

【農家直伝】海苔の代わりに「レタスでクルッ!手巻き寿司」海苔超えのパリパリ食感【大量消費OK】

教えてくれたのは、結婚を機に都心から長野県川上村に移り、レタス農家になった新海智子さん。お義母さんとは仲良しで、産地ならではのレタスの食べ方や郷土料理など、いろいろと教えてもらうそう。この「混ぜるだけお焼き」も、そのひとつです。

「わたしは”混ぜるだけおやき”と呼んでいますが、地域では”はりこしまんじゅう”とも呼ばれています」(新海さん)

”はりこし”の”はり”は、梁のこと。古い日本家屋の天井付近に渡す太い木材のことで、屋根を支える役割をします。

「混ぜた材料を放り投げ、はりの上を通過させてキャッチ、また放り投げてキャッチということを繰り返してこねたことから、はりこしまんじゅうという名がついたようです。なにを入れてもおいしいので重宝しますよ!」(新海さん)

長野県川上村発!ふるさとの味「混ぜるだけお焼き-肉じゃがバージョン-」

材料(8個分)

中力粉…380g
水…250ml


肉じゃが…適量

作り方
1.ボウルに水を入れる。

肉じゃがの汁も足すとおいしく仕上がります。その場合、水と合わせて合計250mlになるように調整してください。

2.1に中力粉と肉じゃがを入れて練る。

練りすぎると硬くなってしまうので、ほどほどにするのがコツ。

3.2を8等分し、1㎝ほどの厚さになるように形をととのえる。

4.フライパンに油(分量外)を熱し、3を中火で5分ほど焼く。

ひっくり返すと、このとおり。

こんがりとした焼け目が食欲をそそります!

割ってみると、生地の中にゴロッとしたじゃがいもが。このままパクっといただきまーす!

もっちりした生地で食べ応えバツグン。肉じゃがとのコントラストが楽しくて、モリモリと食べ進めてしまいました。たくさん作って冷凍すれば、小腹が空いたときやおやつにぴったりです。 

「生地の分量を覚えれば、どんな食材にも合います。みそとみじん切りした長ねぎ、しょうがを合わせたり、ベーコンとチーズを入れて洋風にするのもおすすめです!」(新海さん)

そのほか、ジャムとクリームチーズを合わせればデザートになるとのこと。こちらもさっそく作ってみました!

用意したのは基本の生地の材料に、いちごジャムとクリームチーズ。

クリームチーズは細かくカットして、

ジャムと一緒に生地に混ぜ合わせて焼くだけ!

混ぜるだけだから親子で一緒に作っても楽しいですね♪

さあ焼きあがりました!

食べてみると、いちご味の生地にクリームチーズが合いまくり!お好みで砂糖を加えても良いかも。

「甘くしてもおいしいですよね。わが家ではほかにも、残った野菜炒めを入れたり、キャベツをたっぷり入れてソース味でお好み焼き風にしたり、いろんなもので作っています。みなさんもぜひ試してみてください!」(新海さん)

いろんな残りおかずをプラスして、わが家流の”混ぜるだけおやき”味わってみませんか?

 

新海農園

新海智子さん

2006年、結婚を機に一大レタス産地、長野県の川上村へ移住。農業経験のない状態から、夫が継いだ農業に共に従事する。現在は、5ha(ヘクタール)の畑を管理しながら、メインのレタスのほか、ハクサイなどの葉物を中心に栽培している。女性農業者が自ら幸せを創造できるようにと、KURASHI FIT PROJECT(暮らしフィットプロジェクト)を主宰して講師も務めるほか、農林水産省農業女子PJメンバー、長野県食と農業農村振興審議会佐久地区部会委員など多方面で活躍中。

Instagram https://www.instagram.com/tomoko_shinkai_/
FACEBOOK https://www.facebook.com/tomoko.shinkai

関連記事:

配信元

あたらしい日日
あたらしい日日
世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。