本格的に冷え込んできたので、熱々のうどんをハフハフと啜りたい~! ところで、うどんはあんかけにすると冷めにくくなりますが、そこに「なめこ」を追加するのが今回の農家直伝レシピ。とろみマシマシで熱をキープするので、真冬でも汗だくレベルなんですって!? ではポカポカパワーの真偽、冷え性のワタシが確かめます♪
【きのこクイズ】Q1「なめこは調理前に洗う?」Q2「なめこは生で食べられる?」なめこ農家がズバリ答えます!
「なめこあんかけうどん」は、栃木県のなめこ農家・小西聖子さん考案の、ホットなレシピです♪
あんかけは、とろみによって水分の蒸発が抑えられるので冷めにくいとか。そこになめこを足した「なめこのあんかけうどん」なら、さらにとろみが増えて食べ終わるまでずっと熱々なのかも? さっそく作っていきましょう!
旨味じんわり体ぽかぽか「なめこのあんかけうどん」
材料(2人分)
なめこ(真空パック)…1パック(約200g)
冷凍うどん…2袋
卵…1個
[A]
水…560ml
しょうゆ…大さじ2
みりん…大さじ2
和風だし(顆粒)…小さじ1
[B]
水…大さじ2
片栗粉…大さじ2
ゴマ油…適量
作り方
1. うどんは熱湯に入れて解凍し、湯を切ってどんぶりに移す。
2.卵を溶きほぐしておく。
3.なめこは沸騰した湯で30秒~1分ゆでて、ざるにあげる。
なめこのにおいが気になるときは、お湯に塩を小さじ1入れてゆでてください。
4. [A]を鍋に入れ、沸騰したら[B]を入れてとろみをつけ、2の溶き卵を回し入れる。
溶き卵は一か所に偏りすぎず、かといってあまり混ぜ過ぎないようにするのがポイントです。
5.ゴマ油でつゆに香りをつける。
6. 1のうどんに5のつゆをかけ、3のなめこの具をトッピングしたら完成。
あんの上になめこを乗せるのは、見栄えがするからです。なめこの上からあんをかけても、もちろんOK。あんがしっかり絡んでおいしくなりますよ。
「薬味に長ねぎを散らしてもおいしいですよ」(聖子さん)
とのことなので、刻んだ長ねぎを散らしてみましたー! 緑が追加されると、彩り豊かになりますね。
ではさっそく、具とあんを混ぜて一啜り…あ、熱~い! 冷めないよう手早く作ったおかげで、舌をやけどしそうな熱さです!
ふわふわの卵になめこが絡んで、いい感じの旨味♡ 熱いけどどんどん食べ進んじゃいます。気づけば、じっとり汗をかくくらい体がポカポカに。
実際、食べ終えるまで熱々がキープされていました。これからの季節、超おすすめの一品です♪
真空パックのなめこはどうやって収穫されてる?
ところで、今回使った「真空パックのなめこ」って、どんなふうに育てられて、どうやって収穫されているか知っていますか?
聖子さんが夫の美好さんと共に経営している小西なめこ園では、おがくずや米ぬかなどを混ぜて作った菌床に、なめこの菌を植えつけ、室内でなめこを育てています。このときに大事なのが、適正な温度と湿度を保つこと。年じゅう、つきっきりで管理する必要があるそうです。
「わたしは主に収穫の手伝いをしています。真空パックにするなめこは、1本1本はさみで切り取るんですよ」(聖子さん)
なんと、真空パックにぎちぎちに詰まっているなめこは、農家の方が手で刈り取っていたんですね。気の遠くなるような作業です…!
農家の丁寧な農作業があってこそ、わたしたちはおいしいなめこを口にすることができるのですね。感謝を込めて、ありがたくいただきたいと思います!
小西なめこ園
小西美好さん・聖子さん
栃木県高根沢町で、なめこを栽培する専業農家。兼業農家だった実家の跡を継いだ美好さんは2代目。菌床栽培の設備をととのえることで通年栽培を可能とし、専業農家へと転換する。収穫したなめこは、おもに高根沢近辺の道の駅、直売所のほか、給食用にも出荷。妻の聖子さんは収穫を手伝うほか、Instagramなどを通じてなめこレシピを発信し、消費拡大に向けてPRしている。
●Instagram ID @little.west.s.m.farm
●贈答用の株付きなめこは予約で受け付けています(販売期間10月〜3月)。問い合わせは下記まで。
電話:028-676-1075
配信: あたらしい日日
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