秋から冬が旬のごぼうは、野菜の中でもトップクラスの食物繊維量で、腸内環境を整えてくれるスグレモノ。積極的に摂りたい食材の一つですが、細長い形状で保存に不向きだったり、微妙に残ると使い道に困ったりするのが悩みどころ…。なので、わたしはごぼう一袋買ってきたら、新鮮なうちに調理して、使い切り派! わが子たちの間で取り合いになる、自慢のつくおきレシピ、いってみよ~♪
【新顔野菜】ごぼう界の革命児「サラダごぼう」食べてみた!アク抜きいらず&生食OK!?
ごぼうの栄養は、スゴイ!
ごぼうには、さまざまな栄養素が含まれていますが、特に食物繊維の量は、野菜の中でもトップクラス。食物繊維が多そうな、さつまいも、レタスと比べてみると…
ごぼう…5.7g
さつまいも…2.2g
レタス…1.1g
※それぞれ100g当たり「日本食品標準成分表より」
さつまいもやレタスよりも、含有量が多いことが分かります。また、ごぼうに含まれる食物繊維は、水溶性食物繊維が2.3g、不溶性食物繊維が3.4gと、バランスもいい!
カリウム、カルシウム、亜鉛といったミネラルも豊富。
せっかくの栄養素を、できるだけ無駄なく摂れるよう、調理する際は…
①皮を剥きすぎない!
新鮮なごぼうであれば、皮はむかなくても大丈夫。気になる場合は、たわしなどでこそげる程度で。
②アク抜きは短時間で!
水にさらし過ぎると、栄養成分が流れてしまうので、サッと短時間で。
この2つに、気をつけています。皮を剥きすぎたり、アクを抜き過ぎることで、栄養だけでなく、旨味や香りも無駄にしてしまいますので、ご注意を。
それでは、ごぼう1/2袋分ずつを使った…
”酢ごぼう”&”甘辛ごぼう”
2品を紹介しますね。どちらも、ごぼうが主役の簡単レシピ!
レンチンであー、ラク!「酢ごぼう」
【材料】
ごぼう…1/2袋分(約110g)
調味酢…大さじ3
白すりゴマ…お好みで
ごぼうを3cm長さに切り、さらに4つ割りにし、サッと水にさらしてアク抜きを。
水気を切り、電子レンジ対応の保存容器に入れ、ふんわりとラップし、500Wで5分加熱!
熱いうちに(ラップを外すと、熱い蒸気がでますので、ヤケドに注意)調味酢を回しかけ、粗熱が取れたら、一晩以上、冷蔵庫に置きます。味を馴染ませてから、召し上がれ~。
わたしは、2日ほど漬け込み、味が馴染んだものが好みです! さらに、「白すりゴマ」をたっぷりかけて食べると、程よい酸っぱさのごぼうと、ゴマの香ばしさとが、いいハーモニー!
酢ごぼうは、ご飯のお供というより、お酒のツマミに合うので、大人好みの一品ですが、わが子たちは、調味酢が染みておいしい~と気に入っています。
箸止まらん無限ループ♪「甘辛ごぼう」
【材料】
ごぼう…1/2袋(約110g)
サラダ油…大さじ1
砂糖…大さじ1/2
しょうゆ…大さじ1/2
みりん…大さじ1/2
水…大さじ1/2
白いりゴマ…お好みで
ごぼうを乱切りにし、サッと水にさらして、アク抜きし…
フライパンに、水気を切ったごぼうを入れて、油を回しかけて、強めの中火で加熱。
フタをして、じっくりと加熱し、中まで火が通ったら、一度、火を止め、砂糖、しょうゆ、みりん、水を入れます。
再度、フタをして、強めの中火で加熱し、水分が少なくなるまで煮たら、出来上がり。
冷めてもおいしいし、甘辛な味付けがご飯にもよく合うので、お弁当用に作ったりもしますが…
調味料を加え、煮ている間の匂いに誘われ、部屋から出てくるわが子たち…。こちらは、出来立てアツアツもおいしいので、作り置きにならないことも多々(笑)。「止まらない~」と取り合いになって、よく食べています。
甘辛ごぼうも、お好みで白ゴマをかけると、ゴマの香ばしさが足されて、おいしい! ごぼうとゴマの組み合わせって、よく合いますね。
ごぼうは加熱の仕方によっても、食感が変わりますが、この2品は、どちらもシャキシャキとした食感。酸っぱいのと、甘辛いのと、味付けを変えて作り置きしておけば、その日の気分で選んで食べられますよ~。
ごぼう嫌いな子も声掛け次第で、好きに!?
今では、取り合いになるほど、ごぼうを喜んで食べているわが子たちですが、幼い頃は、独特な香りや食感が苦手でした…。
なので、ごぼうを食卓に出す際は、「食物繊維が豊富でお腹すっきり、美人になるかも~」とか、「シャキシャキしてるから、よく噛んで食べてね。よく噛めば集中力UP! 頭もよくなるかも~」など、声掛けをしていました。この積み重ねが、今につながっている気もします。
栄養豊富なごぼうは、家族の健康のためにも、食べてほしい野菜! もし、家族にごぼうが苦手な方がいたら、プラスの声掛けを、ぜひ添えて、食卓に並べてみて下さい。
冷蔵保存で、酢ごぼうは4~5日、甘辛ごぼうは2~3日、日持ちします。ごぼう一袋分でまとめて作っておけば、あと一品欲しい時にも、大活躍しますよ~。
配信: あたらしい日日
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