柿は冷凍保存でおいしく長持ち!食べ方・保存期間・冷凍以外の保存方法も解説【管理栄養士監修】

柿は冷凍保存でおいしく長持ち!食べ方・保存期間・冷凍以外の保存方法も解説【管理栄養士監修】

柿の冷凍保存Q&A

柿の冷凍保存に関して、よくある疑問にお答えしていきます。

「やわらかい」「硬い」どちらの柿も冷凍できる?

やわらかくても、硬くても、どちらの柿でも冷凍できます。

冷凍すると以下のような食感や味に変化します。

・やわらかい柿:甘くとろけるシャーベットのような食感に
・硬い柿:あっさりとした甘みでサクサクとした食感に

お好みではありますが、おすすめはやわらかい柿です。
熟しすぎてしまった柿が、冷凍するだけで驚くほどおいしいスイーツに変身しますよ。

冷凍した柿は数ヶ月経つと食べられない?

冷凍保存した柿の保存期間の目安は「3週間〜1ヶ月」です。

冷凍保存したからといって半永久的に保存できるわけではなく、冷凍庫の中でも食品の劣化は進みます。
とくに家庭用の冷凍庫では、開閉による温度変化が激しいため、長期保存ができません。

1ヶ月を過ぎたらすぐに食べられなくなるわけではありませんが、おいしく安全に食べるためには早めに食べきることがすすめられます。

もし時間が経ったものを食べる場合は、柿の色や臭いなどを観察し、変わった様子がないかを確認したうえでジャムにするなど一度加熱して食べるとよいでしょう。

渋柿を冷凍すると甘くなる?

渋柿の渋みは、冷凍によっても抜くことができます。

渋柿には「タンニン」という成分が含まれ、渋みがあってそのままでは食べられません。
渋柿を干すことでタンニン細胞が変化して渋みを感じなくなるため、通常は干し柿にして食べられています。

タンニン細胞は冷凍することでも変化するため、手軽に渋抜きしたい場合には冷凍してみるとよいでしょう。

干す場合に比べると渋みが残りやすくなるといわれていますが、渋みが気にならない方はぜひ一度試してみてください。

冷凍保存以外の【常温】【冷蔵】の保存方法

柿を冷凍しない場合は、冷蔵保存がおすすめです。
常温でも保存できますが、熟成が進み傷みが早くなってしまいます。

2〜3日ですぐに食べきる場合は常温保存で、1〜2週間保存したい場合は冷蔵保存を選ぶとよいでしょう。

【常温】2~3日ですぐに食べきる場合

柿を常温保存する際は、ポリ袋などに入れて乾燥を防ぎます。

ヘタが乾燥することで追熟が進むため、ヘタを下にして乾燥を防ぎましょう。

様子を見ながら早めに食べきるようにしてください。

【冷蔵】1~2週間で食べきる場合

冷蔵保存では、1〜2週間ほど保存できます。

冷蔵庫内は乾燥しやすいため、ペーパータオルや新聞紙に包んだ上でポリ袋に入れましょう。

またはヘタが乾燥しないよう、濡らしたキッチンペーパーをヘタにあてることで、さらに長持ちするようになります。

キッチンペーパーは濡らして軽く絞り、ヘタの大きさにあわせて折りたたんでヘタにあて、ラップで包みます。

ポリ袋に入れて軽く口を閉じましょう。

2〜3日に一度、キッチンペーパーを取り替えてください。

やわらかい柿は日持ちしにくいため、この方法で保存した場合でも、様子を見ながら早めに食べるようにしましょう。

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