熱々の「豚汁」がおいしい季節到来!野菜たっぷりで、豚肉エキスが溶け出した豚汁はいくらでも食べられますよね♡そんな豚汁マニアなわたしですが、栃木県でなめこを栽培する小西聖子さんから、ただならぬ豚汁レシピを聞きました。大根やにんじんなどの野菜を一切入れず、代わりに投入するのはきのこ・きのこ・きのこ~!一体これ、どんだけ旨味出ちゃうの…?
【きのこクイズ】Q1「なめこは調理前に洗う?」Q2「なめこは生で食べられる?」なめこ農家がズバリ答えます!
トロトロ、トロミ~!「きのこ豚汁」
ではさっそくレシピに沿って作っていきますね。材料を並べてみると、きのこの存在感がスゴイ(笑)。豚肉の数倍ある感じです。
材料(4人分)
なめこ(株つき)…1パック(約200g)
えのき…1パック(約200g)
しめじ…1パック(約200g)
豚こま切れ肉…200g
みそ…大さじ4
水…4カップ
粗挽き黒こしょう…適量
作り方
1.なめこ、えのき、しめじは石づきを切る。
2.鍋に水を入れて火にかける。
3.沸騰する手前で豚肉を入れ、ほぐしながら沸騰させる。
あくが浮いたら丁寧に取り除きましょう。
4.肉の色が変わったらきのこを入れ、再沸騰したら火を止める。
5.味噌を溶き入れる。
6.器に盛ったら、こしょうをふって出来上がり!
こしょうで味がバッチリ決まります!
すぐに火が通るきのこだから、時短で仕上がる点が嬉しいですね。
「子どものイベントなどで、大鍋で作って鍋ごと差し入れることもあるんですが、すご~く喜ばれるんですよ」と聖子さん。
期待を込めて一口食べると、口の中で旨味が大爆発(笑)。スゴイ!きのこのだしが、たっっっぷり染み出ています。旨味がすごすぎて、一口食べるたびに「はあ~」と喜びのため息をついちゃいます。ほどよくなめこのとろみがついていて、箸が止まりません~。
ボリューム満点だけど、ほとんどきのこだからローカロリーというオマケつき。この豚汁は、ホントにスゴイ。この冬、ぜひ作ってほしい一品です!
きのこ汁には、存在感のある「株付きなめこ」を選んで
なめこといえば真空パックがおなじみですが、最近は株つきなめこを目にする機会も増えてきました。
「きのこ汁でなめこを使うなら、株つきがオススメです。かさが大きくて軸も長いので、食べ応えがありますよ」(聖子さん)
もちろん、真空パックのなめこでも作れます。
真空パックのなめこを選ぶポイントは、「かさの形が崩れていないものを」と聖子さん。かさに張りがあって、ぷりぷり感のあるものを選びましょう!
小西なめこ園
小西美好さん・聖子さん
栃木県高根沢町で、なめこを栽培する専業農家。兼業農家だった実家の跡を継いだ美好さんは2代目。菌床栽培の設備をととのえることで通年栽培を可能とし、専業農家へと転換する。収穫したなめこは、おもに高根沢近辺の道の駅、直売所のほか、給食用にも出荷。妻の聖子さんは収穫を手伝うほか、Instagramなどを通じてなめこレシピを発信し、消費拡大に向けてPRしている。
●Instagram ID @little.west.s.m.farm
●贈答用の株付きなめこは予約で受け付けています(販売期間10月〜3月)。問い合わせは下記まで。
電話:028-676-1075
配信: あたらしい日日
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