管理栄養士のともゆみです。朝晩の冷え込みが厳しくなってきた今日この頃。となると、お鍋やすき焼きが恋しくなりますよね。というわけで、今日はすき焼きです。というのも、すき焼きに「干物」を入れるとすごくおいしい!という話を仕入れたからなんです。先日の朝の情報番組『あさイチ』は干物特集だったのですが、そこで「サバの干物入りすき焼き」を強力プッシュしていました。はたして本当においしいのか… 実際に試してみましょう!
【あさイチ】干物を炊飯器に丸ごとIN♪「あじの炊き込みご飯」作ってみた!干した魚の凝縮したうま味満点♡
『あさイチ』の干物特集では島根県・出雲市にある老舗干物店の3代目・岩田響子さんがこのアイディアを披露していました。いつものすき焼きに「サバの干物」を加えるというんです。衝撃ですよね!頭・しっぽ・ヒレを取ってブツ切りにして入れると言います。干物は割り下を吸いやすいので、厚めにカットすると良いとのことでした。
では、さっそく作ってみます!
「サバの干物入りすき焼き」の材料と作り方
【材料】1人分
すき焼きの具…適量 ※1
割り下…適量 ※2
サバの干物…1/2枚
※1 今回使用したすき焼きの具は、国産牛・白菜・しらたき・ねぎ・にんじん・焼き豆腐・えのきたけ・春菊・牛脂です。
※2 割り下は手作りしました。しょうゆ大さじ2、砂糖・料理酒・みりん各大さじ1と1/2、水大さじ1、和風だし(顆粒)小さじ1を鍋に入れひと煮立ちさせました。
【作り方】
1. 鍋に牛脂を入れて中火にかけ、ねぎと牛肉少々を入れて焼き、割り下を入れます。
2. 中火のまま、その他の材料を加えてふたをします。魚が煮えたら出来上がりです。今回は5分ほど煮ました。
3. 生卵を添えて、いただきます。
「サバの干物入りすき焼き」のお味はいかに⁉
お~、おいしいです。すき焼きの味なんですが、より旨味が増している気がします。
サバもけっこう味が強いのでどうなるのかなぁと思いましたが、牛肉の方が勝ってますね。なので、ベースのすき焼きの味は変わらずで、そこに旨味が加わったという感じでしょうか。
サバを生卵につけて食べてみます。人生初の試みです。
あぁ、何の違和感もなく普通に受け入れられました。サッと煮たのでやわらかく、卵をつけるとあっさりします。しょっぱくなるかと思いましたが、ちょうどいい塩梅です。
割り下の味がおいしいので、どの具もおいしく食べられました。
「サバの干物入りすき焼き」はコレステロール値が高い人におすすめ
コレステロールは細胞膜を作ったり、ホルモンや胆汁酸の材料になったりと、体に必要なものですが、多く摂り過ぎると血管の内側に悪玉のLDLコレステロールがたまってしまい、酸化したLDLコレステロールが血管を傷つけ、動脈硬化を起こすリスクが高まってしまいます。高コレステロール対策には、サバやアジなどの青魚がおすすめです。野菜、きのこ、海藻などに多い食物繊維はコレステロールを排出する働きをしてくれます。豆腐のイソフラボンもコレステロールが酸化するのを防ぎます。これらの食材が入っている「サバの干物」入りすき焼きはコレステロール値が高い人におすすめします。お肉に偏ることなく野菜や魚もバランス良く食べましょう。
いかがでしたか?
干物が入った旨味も栄養もたっぷりのすき焼き、ぜひ試してみてくださいね。
<参考文献>
『毎日の食事がクスリになる!カラダに効くごはん』 永岡書店
配信: あたらしい日日
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