長野県塩尻市で「キムタク」といえば、あの国民的スターではなくご当地給食のこと。キムチとたくあんが入ったご飯で、キムタクご飯。日本テレビ系の番組「秘密のケンミンSHOW極」で紹介していました。塩尻市内の小中学生に大人気メニューで、給食に登場すればおかわり続出だとか。この魅惑のご当地グルメをわたしも作ってみようと思います!
【ご当地おむすび】ほっくり香ばしい大豆の香り~♪素朴な甘み~♡奈良県の「奈良茶飯おむすび」作ってみた!
長野県塩尻市のオリジナル給食「キムタクご飯」って?
「キムタクご飯」について調べてみると、塩尻市の公式HPに「キムタクごはんストーリー」と題して、「キムタクご飯」の誕生秘話や作り方などが紹介されていました。
「キムタクご飯」は、長野の食文化である「漬物」離れが進む子どもたちに、「漬物をおいしく食べてもらいたい」と、塩尻市の栄養士・上野保佐美さんが考案したのが始まり。子どもたちが好きな豚キムチをひと工夫したそうです。2002年に学校給食として登場し、20年経った今も、学校給食の献立リクエストランキングで常に上位にランキングするほど大人気。
現在では、給食だけでなく、市内の飲食店で提供されたり、混ぜご飯の素として商品化されるなど、老若男女に愛される塩尻市を代表するご当地料理になっています。学校給食で「キムタクご飯」をおいしく食べていた子どもたちが、大人になって「キムタクご飯」を広めていったのかもしれませんね。
2018年には、カルビーのポテトチップスから長野県の味として「キムたくごはん味」が販売されたそうです。学校給食から塩尻の食文化、さらには長野県を代表する味にまで成長したとはすごいですね。
そんな「キムタクご飯」をさっそく作ってみましょう。
長野県塩尻市のオリジナル給食「キムタクご飯」材料と作り方
「キムタクご飯」考案者、上野さんが塩尻市の公式HPで紹介している元祖オリジナルレシピで作ってみることに。
今回は分量を半分にして2人分作ります。と言いつつ、モリモリ食べたいので、ご飯は1合よりちょっと多めにしました。
【材料】4人分
ご飯…2合
キムチ…90g
たくあん(つぼ漬け)…90g
ベーコン(薄切り)…4枚 ※ハーフサイズではなくロングのものを使っていました。
薄口しょうゆ…小さじ2弱
サラダ油…適量
たくあんは、つぼ漬けを使うと、つぼ漬けの甘みがキムチの辛みを和らげてくれるので、子どもでも食べやすい味になるそうです。
【作り方】
1.キムチを2㎝ほどの大きさに切ります。たくあんもお好みの大きさに切ります。つぼ漬けを使う場合は、切らなくてOK。
2.ベーコンを2㎝幅に切ります。
3.フライパンに油を引き、ベーコンを中火で炒めます。
ベーコンに焦げ目がついたら、キムチを汁を切らずに入れ、軽く炒めます。豚キムチならぬベーコンキムチですね。
続いて、たくあんを入れて炒め、薄口しょうゆで味を調えます。トータルで炒めた時間は2~3分でした。
4.ボウルに炊きたてのご飯を入れ、3を混ぜます。
炒めた具をご飯に混ぜるところが給食っぽいですね。簡単でイイ♪
5.器に盛れば出来上がり。調理時間はわずか5分。今回はつぼ漬けを使い、キムチもカットされたものを使ったので、切ったのはベーコンだけでした。お手軽~♪
とってもシンプルな材料で、手間がかからず作りやすいところが給食ならではですよね。
では、いただきます!
おお~、おいしい。キムチのピリ辛さとつぼ漬けの甘み、そして、双方のシャキシャキ食感も残っていてイイ! そこに、ベーコンの塩気と旨味が加わるので、味がよくまとまっています。
ベーコンの代わりに豚肉にしてもOKとのことですが、ベーコンだからこそのおいしさってあると思います。ベーコンがいい働きをしてくれるので、わたしとしては一度はベーコンで試してほしいなと思います。それと、なんといってもこの料理、切るのも炒めるのも楽チン♪ ですよ。ちなみに、豚肉を使う場合は、しょうゆの量を少し多めにするといいそうです。
また、ゴマ油や長ねぎを刻んで入れても◎。卵を加えてもおいしそうですね。とってもシンプルなので、いろいろなアレンジが加えられそうです。
長野県塩尻市民に愛される、ご当地給食「キムタクご飯」、みなさんも作ってみてくださいね。
<参考文献>
WEB
「長野県塩尻市公式サイト〜キムタクごはんを紹介します〜」
https://www.city.shiojiri.lg.jp/soshiki/39/2778.html
「松本経済新聞〜『キムタクごはん』ポテトチップス カルビー×長野県、塩尻の給食メニュー商品化〜」
https://matsumoto.keizai.biz/headline/2552/
配信: あたらしい日日
関連記事: