きれいな発色で煮崩れしにくい♪炊飯器で「りんごのコンポート」作ったら…味染み染みでやわらか~♡

きれいな発色で煮崩れしにくい♪炊飯器で「りんごのコンポート」作ったら…味染み染みでやわらか~♡

管理栄養士のともゆみです。りんごのおいしい季節になりましたね。りんごの簡単スイーツレシピを探してみたら、料理研究家の「ぐっち夫婦」が”炊飯器で作るコンポート”をTwitterで紹介していました。炊飯器を使うと煮崩れすることなく、味は染み染みで簡単においしく作れるのだとか。今の季節に手軽に作れるおやつとして紹介していたので、さっそく作ってみますね♪

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ぐっち夫婦の「炊飯器で作る!りんごのコンポート」はこちら↓


「炊飯器で作る!りんごのコンポート」の材料と作り方

【材料】(2人分)
りんご…2個
白ワイン…100ml
レモン汁…大さじ2
砂糖…大さじ3(※甘さ控えめ分量です)
ミントの葉…適量
シナモン(粉末)…少々
生クリーム…お好みで

【作り方】
1.  りんごは皮を剥いて8等分のくし切りにします。

2.  炊飯器にりんご、白ワイン、レモン汁、砂糖を入れて炊飯モードの早炊きスイッチを押します。
※お米を浸水させるために放置時間のある普通炊きは必要ないので、早炊きで。もし早炊きがなければ普通炊飯でも問題ありません。

3.  約40分後、炊飯が終了した音が鳴りました。炊飯器を開けてみます。

とってもきれいな色♡
出来てた熱々を味見してみます。

おぉ~酸っぱい。酸味が強いです。

とりあえず冷ましてみます。
皿に盛り付けて、シナモンを振り、ミントを添えて出来上がりです。
生クリームをのせてみました。

では改めていただきます〜♪
出来立ての熱々の時よりずっと酸味が落ち着きました。

砂糖が控えめと書いてありましたが、けっこう甘さはありますね。ただ、酸味もそれなりに強いので、砂糖を大さじ3→大さじ4にしてもいいかもしれません。
白ワインの風味がとてもよく、これは大人のスイーツですね。

炊飯器で作ると、中まで味が染みていてとてもやわらかく出来ていましたよ。煮崩れはしていませんが、炊飯器から出すときには気をつけないと、切れてしまいそうなほどやわらかです。

りんごのコンポートは時々作るのですが、普段は白ワインでなく水で煮ていました。白ワインで作ると一味違って本格的な味になるんですね。それといつもは鍋で煮ていましたが、鍋の場合はここまでやわらかくはならないし、中まで汁が浸透していないです。炊飯器で作ると超絶簡単だし、大いに「アリ」だなと思いました。

温度で酸味の感じ方は変わるの?

熱々で食べた時と冷ましてから食べた時とでは酸味の感じ方が違いました。温度で酸味の感じ方って変わるのかどうかについて、日本味覚協会の味覚ステーションというサイトに書かれていました。酸味の感じ方は温度に関係ないそうです。熱くても冷えてても酸味は同じように感じるそうです。一方、甘さに関しては温度によって大きく影響するのだとか。りんごに含まれる果糖は熱いと甘さを感じにくく、冷やすと甘く感じるとのことでした。
まとめると…。先ほどの温度によって感じ方が違ったのは、熱々の時には酸味ばかりを感じていたのが、冷めることで甘みが前面に現れて、酸味がやわらいだと感じた、ということでしょうか。
味見をする時はご注意ください。


子ども用にもう一度「りんごのコンポート」を作ってみることに

子どものために酸味を抑えたバージョンのりんごのコンポートを作ってみました。
酸味を和らげるために、レモン汁を大さじ2→小さじ1に、砂糖を大さじ3→大さじ4に変更しました。レモン汁はなくてもいいかなと思ったのですが、レモン汁を入れる理由は色を鮮やかにするためと味を引き締めるためのようなので、少しだけ入れました。
完成したりんごのコンポートにバニラアイスとミントを添えてみましたよ。

りんごとバニラアイスの相性がとてもいいです♪ 子どももとても気に入ったようで「また作って〜」と言ってくれました。
レモン汁以外にもりんごや白ワインなど酸味のある材料を使っているので、思ったより酸味はありますが砂糖を増やしたので、酸味よりも甘さの方が勝っています。子どもにとっては食べやすい味になりました。

番外編!レモン汁なしで砂糖大さじ4でも作ってみました!

上の写真を見るとわかりますが、色が薄く、鮮やかな黄色にはなりませんでした。少しでもいいのでレモン汁は入れた方が色がきれいに仕上がるんですね。
数回作った結果、子どものいるわが家はレモン汁小さじ1、砂糖大さじ4が妥当かなと思いました。

加熱したりんごは便秘症におすすめ

便秘にいいとされる食物繊維には「不溶性」と「水溶性」があります。
不溶性食物繊維は穀類や豆類に多く、便のカサを増やして腸管を刺激し排便を促します。
一方、水溶性食物繊維は野菜や果実に多く、便をやわらかくし、大腸にいる善玉菌のエサになり腸内環境を整えます。
りんごには水溶性食物繊維の一種である「ペクチン」がたくさん含まれています。りんごを加熱すると、そのペクチンの量がアップすると言われています。
実際、わたしも便が出ない日が続くと、りんごを煮たものを食べると便が出やすくなると実感します。不溶性食物繊維を多く含むさつまいもを一緒に煮るのもおすすめです。

今回ぐっち夫婦のTwitterの内容をそのまま作ってみました。大人だけが食べるりんごのコンポートならいいですが、子どものいる家庭には、レモン汁を控えて砂糖を増やすことをおすすめします。そのまま食べるだけでなく、写真のように生クリームやアイスを添えると子どもは喜びますし、ヨーグルトを入れるとヨーグルトに含まれる乳酸菌とともに便秘対策になります。よかったら作ってみてくださいね。

参考文献:
味覚と温度の関係とは?~温度による味の感じ方の違い~ |
味覚ステーション https://mikakukyokai.net/2022/05/23/mikaku-ondo/ 

りんごの成分 | 青森りんご公式サイト(一社)青森県りんご対策協議会 (aomori-ringo.or.jp)
https://www.aomori-ringo.or.jp/woman/component/

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あたらしい日日
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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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