【タモリレシピ】独創的な「だし」を抽出して“だし巻き卵”作ってみた!え、納豆だし⁉魚肉ソーセージだし⁉

【タモリレシピ】独創的な「だし」を抽出して“だし巻き卵”作ってみた!え、納豆だし⁉魚肉ソーセージだし⁉

もしも昆布やかつお節の用意がなかったら、みなさんはどんな食材で「だし」を取りますか?テレビ朝日の流浪の番組『タモリ倶楽部』では、「冷蔵庫にある食材でだしを取り、だし巻き卵を作ろう!」という興味深い(?)企画をまじめに放送していました。そのなかでおいしいだしが取れると結論づけたのが、「ちくわ」「魚肉ソーセージ」そして「納豆」。興味津々なわたしも、さっそく真似して作ってみることに。詳しくレポします♪

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『タモリ倶楽部』で選ばれた!おいしいだしが取れる食材♪

番組でタモリさんや出演者の方が選んだ、おいしいだしが取れる冷蔵庫の食材ベスト3は…!?

1位 ちくわ
2位 魚肉ソーセージ
3位 納豆 

上記の結果に。

「ちくわだし」「魚肉ソーセージだし」「納豆だし」のお味やいかに!?

わたしも「ちくわ」「魚肉ソーセージ」「納豆」、この3種類の食材からだしを取ってみることに!

タモリさんたちが、どのくらいの分量でだしを取ったのかはわからないので、ちくわ1本(約25g)、魚肉ソーセージ1/2本(約25g)、納豆1パック(約50g)をそれぞれ水200mlで5分煮て、だしを取ることにしました。ちくわや魚肉ソーセージと違って、納豆はだしが出そうな魚介系が入っていないので、少し多めの分量にしています。

まずは、タモリさんら出演者が1位に選んだ「ちくわだし」。


魚介系の香りがほんのりします。

お味はどうかしら?おお~、ほんのり甘みとうま味があって、遠~くの方にちくわがいます!塩味もあって、しっかりだしが取れている!

続いて「魚肉ソーセージだし」。


ほんのり魚肉ソーセージの香りがします。

では味見…。おお~、「ちくわだし」とほぼ同じ。ほんのり甘みとうま味を感じます。今回わたしが使った魚肉ソーセージには、ほたて、さけ、かに、昆布のエキスが入っているようなので、そのうま味が出ているのでしょうね。

強いて言えば、「ちくわだし」の方が多少塩味が強いかも。

ではお待ちかね。一番想像がつかない「納豆だし」。


ちくわと魚肉ソーセージに比べ、見た目の個性も強め。納豆を煮ている間は、独特の香りが部屋中に。夫から「くさっ!」と大ブーイングでした。

ですが、コップに入れた「納豆だし」の香りをクンクンしてみると、納豆臭さはなく、ほのかに納豆のまろやかな香りがする程度になっていました。また、納豆のねばりの影響か、だしも少しトロッとしています。

では、ひと口。おお~、納豆の香ばしさがしっかり「だし」として出ています!びっくり。納豆のうま味も出ているんじゃないかしら?意外といけます。納豆の風味がしっかりするので、嫌いな人には無理かと思いますが、納豆好きなわたしは高評価です。

番組では、ダシの研究家である甲子園大学・伏木亨教授から、「豆にグルタミン酸が多少は含まれるが、匂いが強くおいしいとは感じづらいのでは…」と低めの評価を受けていましたが、タモリさんら出演者には、「臭いが消えて、麦茶のような豆を炒った香ばしさがある」と好評でした。

評価が分かれた理由についてタモリさんは、関西人の伏木教授は納豆になじみがないからではないか、と分析していました。

では、「納豆だし」「魚肉ソーセージだし」「ちくわだし」でそれぞれ、だし巻き卵を作ってみましょう。

「納豆だし」「魚肉ソーセージだし」「ちくわだし」でだし巻き卵を作ろう!

それぞれのだし巻き卵の材料は、卵1個、各だし大さじ2、みりん小さじ1/2、しょうゆ小さじ1/2、塩少々とします。

また、番組では具は入れていませんでしたが、わたしはだしを取った後の具材(適量)を刻んで加えることにしました。もったいないですからね。

見た目的には、上手なだし巻き卵ではありませんが、味を確認ということで…。

まずは「納豆だし巻き卵」。

おお~、「納豆だし」がしっかり効いた卵焼きになっています。和風だしの素を使わなくても、コクがあって、味がしっかりしていることにびっくり。

続いて「魚肉ソーセージだし巻き卵」。

これは間違いないおいしさ。ほんのり甘みとうま味を感じる「魚肉ソーセージだし」はだし巻き卵にしても健在。やさしい甘みのだし巻き卵に仕上がっています♪

3つ目は「ちくわだし巻き卵」。

こちらも間違いないおいしさ。「魚肉ソーセージだし巻き卵」との違いは、魚肉ソーセージか、ちくわかの風味の違いだけで、甘みやうま味はほぼ同じ。鈍感舌のわたしには判別不能です。

個人的におもしろかったのは「納豆だし巻き卵」。いわゆる「だし」を使っていないのに、コクがあって味わい深いだし巻き卵に仕上がったのは驚きでした。刻んだねぎを入れてアクセントをつければ、もっとおいしくなりそう。

納豆だし&ギョニソだしにゅうめんを作ってみよう

最後に、番組でタモリさんが作っていたにゅうめんにも挑戦。タモリさんは「納豆だし」「魚肉ソーセージだし」をブレンドしていました。それぞれの分量や、他に使った調味料はわからないので、適当に作ってみます。

にゅうめんのスープは、「魚肉ソーセージだし」は100ml、「納豆だし」は50ml、しょうゆ小さじ1と1/2、みりん小さじ1と1/2、塩少々で作ります。冷蔵庫にあったしめじと、だしを取って残った魚肉ソーセージを具材として入れることに。

材料を全てお鍋に入れて沸騰させ、そこに茹でたそうめん(適量)を入れて温めたら出来上がり。小口切りの長ねぎを薬味として入れました。

ではいただきます!おお~、すごい!めんつゆを入れたみたいな味!だしを取った後の魚肉ソーセージを具にしたことで、再びだしが出たのかしら?しめじからもだしが出たのかも!

和風だしやめんつゆを使っていないのに、だしの効いたにゅうめんになりました。薬味の長ねぎが味を引き締めてくれたことで、甘みやうま味が際立ったのかなぁ。

「納豆だし」にとろみがあるので、スープが麺に絡みやすいです。冷蔵庫にめんつゆや和風だしの素がなくても、納豆と魚肉ソーセージでだしの効いたスープができるのは新発見でした。おもしろかったです。

しいたけやかつお節、めんつゆ、和風だしの素がなかったとしても、意外と冷蔵庫にはだしの取れるものがあるようです。みなさんも、いろいろな食材でだしを取ってみてくださいね。

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あたらしい日日
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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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