【食べるSDGs】これな~んだ?「折り紙?」…ノンノン!実は防災備蓄もできる「お芋」なんです【やさいシート】

【食べるSDGs】これな~んだ?「折り紙?」…ノンノン!実は防災備蓄もできる「お芋」なんです【やさいシート】

紫色の正方形でペラッペラのシート状…実はコレ、野菜なんです。画像は紫芋の野菜シート。普段の食事にはもちろん、離乳食や介護食、お弁当の飾りにも良さげで、保存期間が2年もあるから防災備蓄にも!しかも、本来捨てられるはずだった規格外野菜を原材料にしているので、これを食べることでSDGsに貢献もできちゃう。でも何といってもうれしいのは、この薄さゆえにいろんな料理アレンジが楽しめること。その魅力をたっぷりと紹介します♪

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体によくてSDGsで防災食にも!?万能すぎる「やさいシート」とは


「やさいシート」とは、野菜を薄いシート状に加工した食品のこと。
テレビ朝日系夕方のニュース番組『スーパーJチャンネル』や、CBCテレビの情報番組『チャント!』で取り上げられていたこともあり、わたしも興味津々です。

実はこれ、株式会社アイルさんが20年の歳月をかけて開発した商品なのだとか。さらに、本来は捨てられるはずだった規格外の野菜を活用しているSDGsにも配慮した商品なんですって。

保存期間が2年と長いうえ、水に溶け、さらに食物繊維や栄養も摂取できるとうれしいポイントだらけ。災害用に保存してもよし、離乳食や介護食に使用してもよし。アイデア次第で幅広く活用できちゃう優れものなのですよ。
防災食って、お水で戻すお米や缶詰のイメージがありますよね。缶詰は多種多様で、サバ缶やフルーツ缶、最近はパンの缶詰などもありますが、たしかに野菜を摂れる防災食って少ないかも…?おいしく野菜を摂取できる防災食があれば、ぜひ利用したいですよね。

「やさいシート」のラインナップは、にんじん・ほうれん草・かぼちゃ・紫芋。
「やさいシート」の薄さはそのままで、約2倍の大きさとなった「ベジート」(トマト・にんじん・かぼちゃ・大根。4~5枚入りで263円)もあります。さらには、防災用、トースト用、オーガニックなど、さまざまなニーズに対応した商品も!

使い勝手を試すべく、わたしが購入したのは『チャント!』で紹介されていた「やさいシート」。
番組同様、にんじん・ほうれん草・かぼちゃ・紫芋の4種類を用意しました。

そして、同じく株式会社アイルさんの商品「みんなにやさしい野菜のシート」のトマトも用意!
こちらはトマトと寒天以外に、国産の冬瓜が原材料として使用されています。正式に防災食としておすすめされている商品で、保存期間はなんと5年です。

「やさいシート」は108円で、「みんなにやさしい野菜のシート」は160円(いずれも1袋5枚入り)。わたしは通信販売で購入しました。

購入した「やさいシート」(紫芋)を袋から出すと…。

わっ!きれい!カラーセロハンのように光に透かすことができます。
「やさいシート」には色素が添加されていないので、これが野菜本来の色味ということ。野菜って、こんなにきれいな色をしていたんですね。

ちなみに「やさいシート」の厚さは0.1㎜。実際に手に取ると、縦×横はスライスチーズくらいの大きさで、しっかりとした固さが。端を持っても、全体がたわむことはありません。
袋に入ったままでも0.1㎜×5枚なので、保管場所をとることもなさそうです。
このままかじってみたところ、紫芋の香りと甘さがふんわり…♪ 野菜をそのまま食べているかのような、自然な味がしました。

使い方は無限大!「やさいシート」を使い倒してみた

『チャント!』では「やさいシート」を使用した巻き寿司が紹介されていましたが、料理初心者のわたしに巻き寿司はちょっとハードルが高くて…。
そこで、わたしのような料理初心者でも使いやすいよう、手間ひまかけずに活用してみました。

【活用1 おつまみ】(ほうれん草・トマト)

日常生活で手軽に野菜を摂りたい場面って、どこだろう…。
わたしが出した答えは「おつまみ」でした。わたしはお酒が好きなのですが、野菜を使ったおつまみのレパートリーが少なくて困っていたんです。
そこで、ふだんは生ハムを使っているレシピを「やさいシート」に変えてみました。「やさいシート」の上にスライスチーズを置き、それを好きな厚さになるまで繰り返します。重ねたものを切ったら…ちょっとおしゃれなおつまみの完成です!チーズの塩気とトマトの酸味が絶妙でした。チーズの味に負けず、きちんと野菜の味がします。
トマトはお酒と相性抜群の野菜ですが、こんなに薄くなっていることってないですよね!トマトを薄くするだけで、おつまみのレパートリーが増えそうです。

【活用2 チーズちくわ】(ほうれん草・にんじん)

チーズの周りに「やさいシート」を巻き、ちくわの穴に詰めてレンジで1分ほど加熱したら完成です。
こちらはあまり野菜を食べている感じはしません。野菜嫌いのお子さまにぴったりかも…?
色がきれいなので、お弁当に入れても映えるのではないでしょうか。

【活用3 卵焼き】(ほうれん草・トマト・にんじん・かぼちゃ)

最初の層ににんじんとかぼちゃ、次の層にほうれん草とトマトのシートを重ね、卵焼きに巻き込んでみました。ふだんの卵焼きには野菜を刻んだものを入れているのですが、「やさいシート」を使うと刻む手間が省けて楽々でした。

こちらは加熱しすぎたのか、チーズちくわのようなきれいな発色にはならず。すべてのシートが茶色くなってしまいました。「やさいシート」の色を生かしたレインボー卵焼きが作れるかと思ったのに…うまくいかず残念でした。数種類を混ぜたせいか、野菜の味をしっかりと感じます。シンプルに、ほうれん草のシートとチーズを重ねて巻き込むのもおいしそうです。


【活用4 スープ】(にんじん・かぼちゃ・紫芋)

こちらは『チャント!』でも紹介されていた活用方法です。
わたしはこちらも手抜きをして、牛乳500mlにコンソメキューブ1個を溶かし、「やさいシート」3種類を2枚ずつ入れてみました。
少し溶け残りはありますが困るほどではなく、むしろ小さな寒天の食感がアクセントになっています。シックな色味もなんだかおしゃれ。
何も知らない夫に「何味だと思う?」と聞いたところ、「かぼちゃと芋?」とのこと。事前の情報がなくても、きちんと野菜の味が感じられるようです。


【活用5 おいもミルク】(紫芋)
「温かいスープに溶けたのなら」と思い、冷たい牛乳100mlに紫芋の「やさいシート」1枚を入れてみました。ゆっくりと溶けますが、温かいスープのようには溶けなかったため、電子レンジで1分ほど加熱。ややシートの形が残る状態で飲んでみました。ふんわりお芋の味がして、やさしいおいしさです。野菜を摂ってほしいお子さまのおやつにもよさそう。
ちなみに、5~6か月のお子さまの離乳食に使う場合は、水40mlに「やさいシート」1/10枚(水に対して1%の割合)を溶かすといいそうです。

↓電子レンジで加熱してみました。きれいな紫色!

【活用6 野菜クリーム】(にんじん・かぼちゃ・紫芋)
「やさいシート」の使い方を考えていたところ「ミルクレープを作りたい」と子どもに言われたので、生クリームに「やさいシート」を入れてみました。

小さくちぎった「やさいシート」を少量の水にとかし、ジュレ状にします。それを生クリームに入れ、お砂糖と一緒に混ぜると…。
溶け残った寒天がきれいな、野菜入り生クリームの完成です。ほっこりとした野菜の甘みを感じるクリームで、活用の幅は広そうです。
このあと、ふつうの生クリームと交互にクレープ生地に挟みました。

以上、6つの活用方法を考えてみました。料理初心者のわたしでもさまざまな用途に使えるくらい、「やさいシート」は万能です。お料理上手な方なら、もっと素敵な使い方ができるのではないかと思います。
「どうやって使おうかな…」と考えている時間も楽しいんですよね。ぜひぜひ、皆さんの素敵なアイデアで「やさいシート」の魅力を引き出してみてください。次は何に使おうかな~。

ちなみに公式ホームページによると、「やさいシート」は全国のダイソーでも購入できるそうですよ。
全店舗で取り扱っているわけではないようですが、気になった方はダイソーで探してみてくださいね。

※記事内で紹介した商品は掲載当時の情報であるため、在庫状況、価格などが異なる場合がございます。

<参考文献>
WEB
「株式会社アイル公式HP」 https://www.vegheet.jp/

「やさいシート:ダイソーでの取り扱い一覧」 https://www.vegheet.jp/general-8

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あたらしい日日
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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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