こんにちは、スーパー青果部歴10年の青髪のテツです。寒くなると無性にお鍋が恋しくなって「白菜」の出番!ですよね。最近は少人数家族が増えてるせいか、1/2や1/4カットの白菜もよく売れています。そこで今回紹介したいのが「新鮮なカット白菜の見分け方」です。断面が緑色のほうか新鮮だと勘違いしている人が多いのですか、じつはそれ大間違い…というお話です♪
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今晩の夕食、お鍋でトロトロ白菜はいかがですか?
今の時期の白菜は寒さに当たって糖度が高くなり、流通量も増えるので価格も手ごろになります。ぜひ、お鍋にた~っぷり入れて、もりもり食べてください!
せっかく食べるなら、新鮮でおいしい白菜がいいですよね。というわけで今回は、少人数家族でも食べ切りやすい「カット白菜」の鮮度の見極め方を紹介します!
切り口が”緑色”なのは新鮮じゃない!?
カット白菜の、鮮度が落ち始めるサインを知っていますか?私がSNSで発信をしていると、意外と知らない人や間違えて覚えている人が多い印象です。
切りたての白菜の切り口は黄色っぽいのですが、売り場に陳列されて時間が経つと緑色に変色していきます。
葉物野菜は「鮮やかな緑色が新鮮」と覚えている人も多いと思うので、これは意外かもしれませんね。実際に白菜の切り口の色が変わる様子を画像で見ていきましょう。
(1)新鮮なカット白菜
今回は、切り口が鮮やかな黄色の白菜(1/4カット)と、少し色が薄めの白菜(1/2カット)の2種類を用意しました。新鮮な白菜はこんな色をしています。
(2)半日経過したカット白菜
2つとも、全体的に色あせてきて、真ん中に緑っぽい葉が出てきましたね。
(3)1日経過したカット白菜
2つの白菜とも全体的に緑色っぽくなりました。とくに1/4カットの方は、鮮やかといってもいいくらいの緑です。1日置いておいただけで、こんなにも色が変わるんです。
これは、切り口の葉が照明などの光にあたり、光合成をしようとすることで起こる現象です。
画像を並べてみると、一目瞭然ですね!
緑化した白菜は食味が若干落ちる程度で食べても全く問題はないですが、切ってから時間が経過しているので、鮮度が落ちていて日持ちもよくありません。なるべく切り口が黄色っぽいものを選びましょう。
※お店でよく出回っている一般的な品種の例です。品種によっては例外がある場合があります。
「色」以外にも…おいしいカット白菜はここをチェック!
新鮮なカット白菜を選ぶ際、色以外にも、見るべきポイントが3つあります。
(1)切り口がきれいに平らになっているものを選ぶ。
切って時間が経過すると、白菜が成長することで切り口が盛り上がってきます。逆に、切りたてはきれいな平らになっています。
(2)切り口や芯の色がくすんでいないものを選ぶ。
切って時間が経過すると色がくすんできます。たまに、黒ずんでいるものも見かけますが、そこまでいくとすでに傷んでしまっているので絶対に選ばないようにしましょう。
(3)葉がよく詰まっているものを選ぶ。
おいしい白菜は中身がずっしり重くよく詰まっています。葉がよく詰まっている白菜は糖度も高い傾向にあるのでおすすめです。
鮮度のいい状態で売りきるのがスーパーの仕事!
わたしがカットした白菜の鮮度をチェックするとき、葉の色が緑色になったものや表面が盛り上がってきたものには割引シールを貼り、切り口が黒くなってしまったものは撤去しています。
フードロスの観点から、あえて変色したものを買うという意見もありますが、商品の鮮度を落としてしまったのはお店の落ち度なので、安くしたり販売場所をもっと目立つ場所に変えたり、出す量を調整するなどして、毎日売り切るのがわたしたちスーパー青果部の仕事だと考えています。
だから、みなさんはぜひ鮮度がいい状態の白菜を選んでください。そしてご家庭でおいしい白菜料理を味わって、もっともっと白菜のファンになっていただけたら嬉しいです。
配信: あたらしい日日
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