災害時の停電!事前にできる準備となった時の対応のこと

停電したときの対応

停電が発生したら、まずはブレーカーを落として電気機器のコンセントを抜いてください。ブレーカーを落としてコンセントを抜いていないと、通電火災のリスクが高まります。

通電火災とは、停電が復旧した際に地震などによって傷がついたケーブルやゴミがついたケーブルなどに電気が流れて火花が散ることや、誰も気づいていないところで電気ストーブやアイロンの電源が入って布類などが燃えることで起こる火災です。

また、夜間の場合は懐中電灯やランタンなどで明かりを確保しましょう。日ごろから停電に備えて、玄関や玄関までの通り道などに懐中電灯を置いておくことをおすすめします。

災害の発生で避難指示が出ているときや身の危険を感じるときは、防災グッズを持ち出して避難してください。

屋外にいる場合、災害の発生で切れたり垂れ下がったりした電線は感電のリスクがあるので絶対に近づかないようにしてください。

停電はいつどこで発生するかわかりません。一方、日ごろから災害への備えが十分にできていれば停電も乗り切ることできます。いま一度、災害対策についても考えてみましょう。

〈執筆者プロフィル〉

田頭 孝志

防災アドバイザー/気象予報士

田頭気象予報士事務所。愛媛の気象予報士・防災士。不動産会社の会員向けの防災記事、釣り雑誌にコラムの連載・特集記事の執筆、BS釣り番組でお天気コーナーを担当したほか、自治体、教育機関、企業向けに講演を多数、防災マニュアルの作成に参画。

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