【青髪のテツ】「キャベツを長持ちさせたい?…ならばフォークの用意を」刺すだけでパリパリ食感続く~♪

【青髪のテツ】「キャベツを長持ちさせたい?…ならばフォークの用意を」刺すだけでパリパリ食感続く~♪

こんにちは、スーパーの青果部で10年働く青髪のテツです。キャベツって、けっこう日持ちする印象があると思いますが、だからこそ冷蔵庫の中に埋もれてしまって、気づいたらシナシナ…なんてことも。そんなアナタのために、キャベツを一層長持ちさせる裏ワザを紹介します。用意するのはフォーク1本…それであの部分をグサグサッとやるんです!!

【青髪のテツ】「”味シミ大根”を時短で仕上げる裏ワザ、教えちゃおっかな」え、それだけで!?つゆだく感MAX♪

本格的に寒くなってきましたね。気温が下がると、キャベツは糖度が増しておいしくなってきます。これはキャベツ自身が凍結を防ぐために糖を生成するため甘くなると言われています。

そんなふうに、この時期おいしいキャベツですが、「気づいたら傷んでいた。どうやって保存すればいいの?」とお客さまから聞かれることがよくあります。キャベツは葉物野菜にしては長持ちするので、冷蔵庫に入れっぱなしにしがちなのかもしれませんね。

そこで今回はキャベツを長持ちさせる裏ワザ保存術を紹介していきます。

「芯」にある成長点をフォークでグサグサッと刺すべし!

キャベツは「芯」に成長点があり、収穫後もここに栄養が集まっていきます。それによって葉が劣化していくので、成長点を壊してあげましょう。これでかなり長持ちしますよ。

1. キャベツの芯にフォークを何回か差し込む。


芯の奥に成長点があるので、深くまで刺すのがポイントです。

2. 湿らせたキッチンペーパーで包む。

3. ポリ袋に入れる。

もし面倒だったら2の過程は省いても大丈夫ですが、裸のまま冷蔵庫に入れると乾燥してすぐに傷みが出るので、必ずポリ袋には入れるようにしてください。

4. 冷蔵室で保存する。

キャベツは、野菜室ではなく「冷蔵室」で保存しましょう。キャベツの最適保存温度は0〜5℃なので、野菜室だと暑すぎて傷みが早くなります。

また、成長点を壊す方法として、芯をくり抜いてもOKです。

芯は固いので、刃物の扱いには十分にご注意を。


芯をくり抜いた穴には、濡らしたペーパーを詰めてあげるとより長持ちします。

他に、爪楊枝を刺す方法もありますが、キャベツの場合は芯が固くて刺すのが大変なのでおすすめしません。100円ショップなどに、成長点を破壊する専用の調理グッズがあるので、そちらを使うのもおすすめです。

1週間保存したキャベツを比較してみたら…

成長点を壊したキャベツと、壊してないキャベツで、食感や見た目の違いを比較してみました。

左から「成長点を壊していないキャベツ」「成長点をフォークで刺したキャベツ」「成長点をくり抜いたキャベツ」を並べてみましたが、ぱっと見はほとんど違いがありませんね。

ただ、外から2~3枚目の葉を比較してみると、若干の違いがありました。

葉先を見るとわかりますが、成長点を壊していない方が少ししんなりしています。成長点を壊した方は、葉先までみずみずしく、パリパリした食感も保たれていました。

なお、フォークで刺したキャベツと、成長点をくり抜いたキャベツでは、葉にもほとんど違いは感じられませんでした。

以上、キャベツを長持ちさせる裏ワザでした。ほとんどの方は1週間もあれば食べ切ってしまうかもしれませんが、しばらく保存しておくのであれば、ぜひ成長点を壊してみてください。

長持ちするワザを知ることで野菜を捨てる機会が減れば節約につながります。また、社会問題になっているフードロスを削減することにもつながりますよ。

関連記事:

配信元

あたらしい日日
あたらしい日日
世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。