
●言葉遣いが汚いママ友
子どもが何か悪さをしたとき、叱って正しいことを教えるのが親の役目。しかし、その叱り方がママ友たちにはしっくりこないことがあるのです。とくに、叱るときの言葉遣いは要注意。「てめー!」「ふざけんな」「××って言ってるだろう!」などの言葉は印象がよくありません。まわりのママ友にしてみれば、「叱っているというより脅迫」と勘違いしてしまうのも無理はないかもしれませんね…。
「その場ですぐに叱る」という点に関しては、理解があるようなので、言葉遣いだけもう少し気をつけたほうがよさそう。
●しつけの方針が曖昧なママ友
子どもたちが大好きなゲーム。親が管理することはとても大切なことです。しかし、いつもは「ゲームはさせないようにしている」と言っているのに、遊びに行ったママ友の家では、いつまでもやらせている。なんてことは珍しくないそう。
このようなママ友は、「しつけに疑問」と同時に、自分ではゲームを買わず、人の家でやらせる「ケチな」ママ友と思われていることが多いようなので、ご注意を。
●極端に「暴力」から遠ざけるママ友
ゲームやテレビの暴力的なシーン。子どもが同じようになってしまうのではないか…と心配し、なるべく見せないようにしているママは多いでしょう。ネット上には、あまりにも過敏すぎるママ友のしつけに違和感を覚えるママが。
アンパンマンや戦隊ヒーローものは、子どもたちに大人気ですよね。それらのなかにも、キックやパンチ、敵を倒すシーンがあります。子どもが見るものなので、十分に配慮したうえで放送されているはずなのに、それすらも「暴力的」であると見せないようにするという、やりすぎママ友がいるのだそう。
●ママ友たちの食べ物に関するしつけ
最近では、健康志向なママ友も増えているのではないでしょうか? 野菜は無農薬、スナック菓子は食べさせないなど、子どものためを思ってやっている気持ちは理解できます。しかし子どもはきっと満足していないはず。せっかくお友だちと一緒に楽しく遊んでいても、ひとりだけお菓子を禁止される。みんなと同じものを、みんなと同じように食べたい。おそらくその反動からか、普段は我慢していても、ママが見ていないところでがっついて食べているというエピソードも散見されました。
完全に制限するのではなく、食べてもいい曜日や量を決めるなど、少し工夫してあげるのもいいかもしれません。
はじめは子どものためにやっているしつけも、いつの間にか「きちんとしつけをしている自分」に酔ってしまうママ友もいるのだとか。その結果、過度なしつけになってしまう。それではかえって逆効果になりかねません。場合によっては、子どもたちを苦しめてしまうかもしれませんよ。
(文・明日陽樹/考務店)