シューひとつひとつに願いが込められた祝い菓子「クロカンブッシュ」
小さなシューを積み上げてつくる人生の門出を祝うフランス菓子「クロカンブッシュ(croquembouche)」。
カスタードクリームを入れたシューを飴などで貼り付けながら円すい型に積み上げてつくります。できる限り高くする傾向にあり、クロカンブッシュの頂上には夫婦の像やドラジェ、飴細工のバラなどが飾られます。
最近では、結婚式はもちろんのこと、誕生日やクリスマスなど日本でもお祝いのシーンでよく見かけるようになりました。
サンタさんとたっぷりのベリーでクリスマス感アップ!
厚紙でスリムな円錐の土台を作って、アルミホイルで包んで、シューをつけます。
カラメルか速乾性のチョコペンを接着剤として使います。
カスタードクリームと生クリームを混ぜ合わせたクリームを詰めた手作りのプチシューに、ブルーベリーやフランボワーズなどベリーをたっぷり添えて。
とってもかわいくて、食べるのがもったいないですよね! シューを積み上げる時には、砂糖と水を煮詰めてつくったカラメルや速乾性のチョコレートを使うといいそうですよ。
ちょっと大人なホワイトクリスマス
ホワイトチョコレートを使って、雪のクリスマスを演出。
飾りつけもシンプルで、白とゴールドをメインに色の統一感もあり、ちょっと大人の雰囲気に。
香ばしいプラリネクリームのまわりに積み上げたプチシュー、一人分ずつつくると取り分ける必要がなく食べやすいので、おもてなしにもおすすめです。
マシュマロを使ってシューツリーに
レンジでやわらかくしたマシュマロを飴の代わりに少しつけながら積み上げたシューツリー。
マシュマロを使うと飴でつくった時のようにカチカチにはならないので、一つ一つのシューを取りやすくて、みんなでシェアする時にもいいですね。
市販のシューで手軽に豪華に!
【材料】
🎄ビアードパパのシューポップ 30個
🎄隙間に詰めるフルーツ(お菓子でも)
🎄砂糖 250g
🎄水 80cc
🎄画用紙や厚紙 🎄セロハンテープ
🎄アルミホイル
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. 【作り方】
① 画用紙を高さ20〜30cmくらいの円すい形にしてセロハンテープで止めます(細めの円すいにするとスタイリッシュに仕上がります)
② 底は平らになるようにカット
③ アルミホイルで包んで銀色の円すいになるようにします
④ 接着用の飴を作ります。
カラメルソースを作る要領で鍋に水と砂糖を入れて中火にかけます
⑤ 箸やヘラは使わず、鍋をゆするようにしながら煮溶かし、そのまま中火で加熱していきます
⑥ カラメルソースよりも薄い色で仕上げるので、全体が薄い黄色になったら火を止めて冷たい濡れ布巾に鍋を乗せ、加熱を止めます(少し濃いめの黄金色で完成)
⑦ シューポップの底に⑤の飴をスプーンで付け、円すいの下から順に貼り付けていきます
⑧ シューとシューの隙間にも飴を付けたフルーツやお菓子(ゼリービンズやキャンディー、チョコレートなど)を付けて完成
市販のシューを使ってつくっても、こんなに豪華な仕上がりに。
30個のシューが積み重なると高さ30cmになり、見た目にもインパクトありますよね!
仕上げに粉砂糖をふりかけたり、残った飴をスプーンで伸ばして糸を引くようにしてクロカンブッシュに絡めるとよりクリスマスらしくなります。
いちご味のチョコボールと2色のリボンでかわいらしく!
市販のシューを使われていた@yumiyum100さんのクロカンブッシュを参考にしながらつくられたそうですよ。
ピンク色のチョコボールとブルーベリー、2色のリボンでかわいらしい印象に。
定番のクリスマスケーキやブッシュドノエルもいいけれど、意外と簡単にできちゃうクロカンブッシュは積み上げていく工程も楽しくてお子さんとのケーキづくりにもおすすめです。
しばらく飾っておきたい時は……
クリーム入りのクロカンブッシュもいいけれど、せっかくだから手作りのクロカンブッシュをしばらく飾っておきたいな~という時には、シューの中に何も詰めないで空っぽのまま、積み上げてみましょう。
飾りもフレッシュフルーツではなくフリーズドライのクランベリーなどを使って。
お部屋を素敵に華やかに彩って、クリスマスまでワクワク気分を高めてくれそうです。
手作りのクロカンブッシュで、楽しいクリスマスを!
手作りはもちろんのこと、市販のシューでも簡単にできるクロカンブッシュは、飾り付けのバリエーションも豊富で、手軽に豪華さが演出できるクリスマスにおすすめのお菓子です。
今年のクリスマスは、手作りのクロカンブッシュにトライしてみませんか?
配信: おうちごはん