みんなの「おせち事情」が知りたい!
年はじめ、新年を迎えて食べるお正月の定番料理といえば、みなさんは何を思い浮かべますか?
地域やご家庭によってもさまざまな風習や地元ならではの料理がありますが、おうちごはん編集部の会議で話にあがったのは、やっぱり「おせち」。(お雑煮もとても捨てがたいのですが……)
あれこれ話を進めるうちに、みんなのおせち事情について気になることがたくさん出てきました。
そこで今回は、おうちごはんLover会員のみなさんに向けておせちに関するアンケートを実施! みんなのおせち事情を大調査しちゃいましたので、その結果を楽しくレポートしたいと思います!
※おうちごはん会員アンケート N=199名
新年の食べ始めはやっぱり「おせち」
やっぱりお正月と言えば「おせち」!ということで、9割以上の人が「おせち」を食べると回答。
逆に「おせち」を食べない人は何を食べているかというと、いつもよりちょっと奮発して「お寿司」「カニ」「すき焼き」のほか、家族が大好きな「から揚げ」「海老チリ」などが盛り付けられているオードブルを食べているそうです。
とはいえ、やっぱりお正月気分は味わいたいということで、「おせち」は食べないけれど「お雑煮」は食べると回答した方もいました。
おせちは「購入派」もじわじわ増加中?
ここ最近は、おいしい「おせち」の通販セットもあるので、実際に作っている人はどのくらいいるのか? ということで、聞いてみたところ「作るものもあれば買うものもある」という人が圧倒的多数を占めました。
どうしても面倒なイメージのある「おせち」ですが、過去の失敗を機に「買うもの」と「作るもの」が自然と決まっていくようです。
例えば、「黒豆」ではこんなエピソードも。
「すぐに煮えると思いきや、1日豆を浸し何時間も煮ることを知って、元旦に間に合わなかった!」「しわしわになってしまった」と、調理の難しさに断念し買うようになった人もチラホラ。
また、コロナ禍にあったため「実家で食べられなくなったので、仕方なく自分で作った」「義父母の家に行かなくなったので通販のおせちセットを購入した」などのコメントもあり。コロナは日本の「おせち」事情にまで多少なりとも影響していたようです(笑)。
ちなみに、「おせち」はいつくらいから準備しているのか? と聞いてみたところ、「12月から(42%)」「12月29日以降ギリギリで(36%)」という結果でした。
また、百貨店や料亭などで販売している「おせち」セットは9~10月くらいから予約開始をしている所があるせいか、約10%の方はこの時期に予約完了しているようでした。
セットよりも単品購入派が多数
12月になると、スーパーやデパート、百貨店に商店街のお店など、色々な「おせち」料理が並び始めます。
ということで「おせち」を購入している人にどこで買っているのかを聞いてみました。
1位の結果を見るとなるほど、半分以上の人が単品を購入している模様。
Q2の質問で聞いた「おせちの準備」では、半分の人が「作るものと買うもの」があると回答していますからね。
気になるのは3位のその他。
回答を見てみると、「折り込みチラシに入っている通販」「宅配サービスのおせちセット」などの回答がありました。
そこで、購入する方に理由を聞いてみると、圧倒的に「作るのが面倒(60%)」次に「買ったほうがおいしい(38%)」という結果に。
その他にも「準備したいけれど、年末まで仕事なので時間がない」という声も。
人気メニューのラインナップは定番揃い
今回の調査では、「おせち」には絶対に欠かせないものを聞いてみました。
すると、お正月の華やかな料理が来るかと思いきや、意外と地味目な料理がランクイン。
そしてどのメニューも家庭ならではの味付けや作り方のあるものばかり。なんだかほっとする並びになりました(笑)。
また、おせちセットにはよく入っている「ローストビーフ」や「海老の塩焼き」も人気がありました。
「おせち」が苦手なご家族もいるようで、「生ハムや厚切りハム」「焼き豚」「から揚げ」「だし巻き卵」を入れるご家庭も。
ここ最近人気のある「ワンプレおせち」についても聞いてみたところ、ワンプレで楽しむ人の約3.5倍の人が「お重」を使っていることが分かりました。
今ではいい思い出?悪い思い出?みんなのおせちエピソード
【家族との思い出】
・子供の頃に母と一緒におせちを作ったのはとても楽しい良い思い出。小学生の時に栗きんとん作りを任されて、初めて芋を裏ごしした時の大変さは今でも覚えている。
・祖母が「田作り」のイワシを新聞紙に包み、豆炭コタツで乾燥させていたのですが、いつもコタツが臭くて嫌だったのが懐かしい思い出です。
・おせちは元旦の朝、家族揃って食べる。必ず、黒豆、田作り、昆布巻き、紅白かまぼこ、なますは食べないといけないと言うルールだった(笑)。
【結婚して変わった!?】
・義実家が京都なのですが、おせち料理がとにかく豪華で驚いた。でも旦那さんは、毎年ちゃんとしたおせち料理を食べてきたんだろうなと思い、頑張って毎年作っています。
・実家にいた頃は食べていましたが、結婚したら夫側の家族がまったくおせちを食べない一族だったのでラッキーと思いました。
・結婚後も金融機関勤めだったので、おせちは同居の義母がずっと作ってくれていました。が、退職した途端「今年からはおせちはよろしくね!」と言われ、それ以降ずっと作り続けています。
【へぇ~なおせち情報&失敗エピソード】
・北海道では、おせちは大晦日に食べる家が多いようですね(我が家も)。本州では違うと知って驚きました。
・31日の夕方は、カマボコ等が安くなっているので狙い目。
・おせち料理、じつはバゲットと合わせて食べるとすごくおいしいことに気づき、元旦からバゲットを焼くようになりました。スライスしたバゲットになます、鴨ロースト、昆布締め、栗きんとん、黒豆などを乗せたり鯛の昆布締めにはオリーブオイルをかけたりすると最強です!
・黒豆を煮る時に吹きこぼれた時の絶望感!ガス台を大掃除した後にだいたい作り始めるので、めちゃくちゃ凹みます。
など、「おせち」料理は思い出を振り返る時間でもあり、結婚を機に向き合い方が変わる人、意外と知らなかったおせちの楽しみ方など、楽しいエピソードが集まりました。
何はともあれ、新年まであと1週間!
皆さんの「おせち」事情だけではなく、2023年が笑顔溢れるステキな1年になりますように!
配信: おうちごはん