かっこいいポーチのおかげで前向きな気持ちになれた
叔母に『かっこいいポーチ』をもらったおかげか、それからはピンク色のかわいいナプキンを使うことにも抵抗がなくなりました。ポーチのファスナーを閉めてしまえばピンク色のナプキンはポーチに覆われ、目に入るのはかっこいいデザインのポーチだけです。『かっこいいポーチ』を持ち歩くようになった私は、自然と気持ちが前向きになっていきました。
実のところ、私は「女の子らしい物を好きにならないといけない」との強迫観念に襲われてもいました。男の子のような服装をしていても、かわいいデザインの物を持っていなくても、私の家族はそれを否定することはありませんでした。しかし、かわいいデザインが好きな同級生たちの影響もあって、「女の子らしい物が好きな女の子にならないといけない」と、当時の私は勝手に思い込んでいたのです。
その思い込みをなくしてくれたのが、叔母のくれたかっこいい紺色のポーチでした。私の人生を前向きに変えてくれたこのポーチは、大人になった今でも大切に使い続けています。
現在は性の多様性が注目されているため、小学生の持ち物も変化しているかもしれません。しかし、私が小学生のころは、まだ「女の子が使うものはピンク色が当たり前」という雰囲気があったように思います。もし、かつての私と同じ悩みを持っている女の子に出会うことがあったら、「無理しなくていいんだよ」と伝えてあげたいです。
著者/青木里美
作画/おみき
監修/助産師 松田玲子
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配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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