ベビーバウンサーの選び方のポイント
ベビーバウンサーがあると、赤ちゃんを抱っこせずにあやせるので、育児に役立ちます。たくさんの種類があるので、使いやすいものを選ぶことが大切です。選び方のポイントを見ていきましょう。
手動・電動などのタイプから選ぶ
ベビーバウンサーは、複数のタイプに分けられます。赤ちゃんが体重をかけることで揺れる「バウンシングタイプ」は、軽量でコンパクト設計のものが多くあります。帰省や出先で使用したい場合に適しているでしょう。
部屋から部屋へ移動して使いたいときや、お風呂上がりにおとなしく待っていてほしいときなどにも使いやすいといえます。
ロッキングチェアのように脚が湾曲している「ロッキングタイプ」も、赤ちゃん自身やママが前後に揺らすことで動きます。揺れ止めを使えば食事用のチェアにもなるため、長く使えるのが特長です。
電動バウンサーは揺らす手間がなく、上の子がいたり、家事をしたりなど、赤ちゃんに構ってあげられる時間が少ない人にもピッタリです。メロディー付きのものであれば、寝かしつけや外界への興味を誘う面でも活躍します。
肌に触れるものだから素材にこだわる
ベビーバウンサーは、赤ちゃんの肌に直接触れるものなので、どんな素材でできているかもチェックしたいポイントです。通気性が確保されていないと蒸れやすく、じっと座っていられない原因にもなります。
「カバーが付いているか」「取り外して丸洗いできるか」なども重要です。赤ちゃんは汗をかきやすく、突然吐きもどすこともあるので、洗える素材でできていた方が衛生的です。
メッシュ素材が使われているものは、通気性と速乾性に優れています。また、クッション性がある素材かどうかにも注目です。素材が硬すぎると、座り心地が悪く落ち着けないので、程よい柔らかさがあるのかも確認しましょう。
設置場所・収納しやすさなどサイズも確認
ベビーバウンサーをどこに設置したいかによっても、選び方が変わります。設置スペースが狭い場合は、コンパクトな製品を選ばなければなりません。
部屋を広く使用したい場合は、折りたたんで小さくできるタイプが便利です。たためるものなら、使用しないときは収納しておけます。部屋から部屋へ移動して使いたい場合も、コンパクトになるタイプを選んだ方がよいでしょう。
たたむと薄くなる「バウンシングタイプ」や収納時の厚みを抑えられるものを選ぶと限られた収納スペースに収まりやすく、車に積み込みたいときも場所を取りません。
手動タイプのおすすめバウンサー
手動で動かせるタイプは、手の届きやすい価格帯のものが多く、デザインの種類も豊富です。おすすめの商品を見ていきましょう。
ベビービョルン「バウンサー Bliss」
ねじれの仕組みを利用した構造で「赤ちゃんが好む優しい揺れ」を実現してくれるベビーバウンサーです。小さな動きであっても自然に揺れてくれるので、赤ちゃん自身で揺らして楽しめます。
シートカバーは、デリケートな赤ちゃんに配慮した素材でできており、3Dメッシュ・3Dジャージー・コットンの3つから選べるところもポイントです。丸ごと取り外しができ、洗い替え用の単品カバーの販売もされています。
シートは赤ちゃんの頭・背中・お尻の3点にフィットする立体裁断デザインです。1点が圧迫されることなく、体全体をサポートしてくれます。重量は約2.1kgと軽量で、ママ1人でも移動が簡単です。
・商品名:ベビービョルン「バウンサー Bliss」
ストッケ「ステップス バウンサー」
ママの腕のなかであやされているような、優しい揺れをめざしたベビーバウンサーです。単体で使用するほかに、別売りの「ストッケ ステップスチェア」に取り付けて使えます。
新生児に負担がかかりにくいよう、姿勢をサポートしてくれる設計です。赤ちゃんの成長や体重に合わせて、リクライニングの角度を4段階で変えられます。
安定した姿勢を保ちやすく、厚みがあるしっかりとした作りです。付属のトイハンガーにお気に入りのおもちゃをつるしておけば、赤ちゃんも飽きずに座ってくれるでしょう。
・商品名:ストッケ「ステップス バウンサー」
西松屋「SmartAngel ベビーバウンサーエアES」
赤ちゃん自身が動くことで、ゆりかごのように揺れるベビーバウンサーです。使用しないときは、折りたたんでコンパクトに収納できます。
たたんだときの厚みは約10cmと、省スペースでも収納が可能です。約2kgと軽量なので、移動させて使いたいときにも向いているでしょう。
シートカバーは、肌触りがよく通気性に優れた「立体構造メッシュ」と「ソフトクレードルメッシュ」の2種類を採用しているところもポイントです。取り外して丸洗いでき、清潔さも保てます。
3段階のリクライニング調節機能があり、赤ちゃんの成長に合わせて使えます。
・商品名:西松屋「SmartAngel ベビーバウンサーエアES」
電動タイプのおすすめバウンサー
電動タイプのベビーバウンサーは自動で揺れるので、赤ちゃんがぐずったときなど、すぐに対応してあげたい人にもおすすめです。大人が揺らす手間がなく、ママやパパの負担も軽減できる、おすすめの商品を紹介します。
アップリカ「ユラリズム オート プレミアム AC」
自動で揺れるモードと、スピードが変わるモードの、2つのオートモードを搭載したベビーバウンサーです。「ぐずっているときにあやす」「うとうとしているときに寝かしつける」と、目的に応じて使い分けられます。
キャスター付きで楽に移動でき、家事をしているときは、そばで様子を見守ってあげられるので安心です。赤ちゃんが快適に眠れるよう「おひるねフード」も付いており、、照明や日中の光を遮ってくれます。
高さ調節も可能で、おむつ替えが簡単です。角度や高さを調節し、食事用チェアとしても活躍してくれるので、新生児から4歳ごろまで長く使えます。シートは洗濯機で丸洗いできて衛生的です。
・商品名:アップリカ「ユラリズム オート プレミアム AC」
Feemom「多機能スイング スマートベビーバウンサー」
充実した機能を備えた、電動式ベビーバウンサーです。スイング幅を5段階で調整し、赤ちゃんをあやしたり、寝かしつけたりできます。赤ちゃんが寝ているときは動きが止まり、起きて動き出すと自動でスイングする仕組みです。
リモコンでの操作も可能なので、手が離せないときでも泣いている赤ちゃんを放置せずに済むでしょう。音楽を流す機能があり、音量調節も可能です。蚊帳付きのフードが付属しているので、虫を遮りデリケートな肌を守ってくれます。
・商品名:Feemom「多機能スイング スマートベビーバウンサー」
日本育児「TinyLove ネイチャーズウェイ バウンス&スイング」
赤ちゃんの気持ちをなだめる横揺れと、楽しい気持ちにさせる縦揺れの2種類の揺れ方が楽しめるバウンサーです。眠気を誘う「バイブレーション機能」もあり、19種類の音楽も流れます。
シートは洗濯機で丸洗いでき、手入れが簡単です。クッション性に優れた素材を採用し、座り心地も優れています。
5点式のハーネスで赤ちゃんをしっかり支えてくれる、安全性にも配慮したアイテムです。2つのガラガラが付いたトイアーチも備え、スイングに合わせて揺れることで赤ちゃんの好奇心を刺激してくれます。
・商品名:日本育児「TinyLove ネイチャーズウェイ バウンス&スイング」
ロッキングタイプのおすすめバウンサー
ロッキングタイプのベビーバウンサーは、脚部にカーブが付いており、赤ちゃんが揺れる構造になっています。ストッパーで動きをコントロールしたり、固定したりして安定させられるタイプもあります。
優しく揺れるので、赤ちゃんを落ち着かせる効果に期待できます。ロッキングタイプのなかから、おすすめの商品を見ていきましょう。
フィッシャープライス「インファント・トドラーロッカー」
3wayで使える、ロッキングタイプのベビーバウンサーです。「キックスタンド」を引き出して固定すれば、ベビーラックとしても使えます。
成長し、1人で座れるようになったら、ロッキングチェアとしても使用できます。4~5歳ごろまで長く使えるところも魅力です。
自動振動機能も備え、車でドライブしているときのような振動を与え、赤ちゃんをリラックスさせられます。着脱可能なトイバーには、おもちゃをつるしておきましょう。
カチカチクラッカーと、ローラーボールの2種類のおもちゃが付属しており、どちらも赤ちゃんの気を引きながら、手先の器用さを鍛えられるおもちゃです。シートクッションは取り外して洗濯機で洗えるので、清潔さも保てます。
・商品名:フィッシャープライス「インファント・トドラーロッカー」
コンビ「ネムリラ FF」
ママの抱っこをイメージした、適度な揺れを与えてくれるベビーバウンサーです。滑らかに動く「静音設計」で、赤ちゃんの睡眠を邪魔しません。
ステップとリクライニングが連動し、片手で簡単に赤ちゃんに合った姿勢を保ってあげられます。新生児期を過ぎたら、ハイチェアとしても使えて便利です。3段階に調節できる、着脱可能なテーブルが付属しています。
5段階で高さが調節でき、シーンや使用場所に応じて使える設計です。狭い場所にも楽に収納できるでしょう。
シートは、気分やインテリアに合わせて2つの柄を使い分けられる、リバーシブルタイプです。取り外して洗濯機で丸洗いもできます。
・商品名:コンビ「ネムリラ FF」
カトージ「バウンサー ターン360°」
シートが360度回転し、横揺れと縦揺れの切り替えができるベビーバウンサーです。足の先端部分の向きを変えてロックすれば、揺れないようにもでき、ローチェアとして使えます。
リクライニングの角度は、145度・160度・175度の3段階に調節が可能です。サイドには「メッシュウィンドウ」が付いており、通気性もよい仕様になっています。
フードからおもちゃをつるせるので、赤ちゃんを退屈させません。シートに付いているクッションは取り外して手洗いでき、衛生的です。
・商品名:カトージ「バウンサー ターン360°」
多機能でおすすめのバウンサー
たくさんの機能を備え、1台で様々な使い方ができるベビーバウンサーもあります。長く使える工夫がされたものや、スマホと連携させられるものなどを紹介します。
ファルスカ「スクロールチェア プラス」
新生児から大人になるまで使える、4wayタイプのベビーバウンサーです。フレームには、ポーランド産のブナ材を使用しており、自然の木目を生かした、シンプルなデザインです。
赤ちゃんのころは、ロッキングタイプのバウンサーに、成長したらハイチェアやキッズチェアとしても使用できます。最終的には大人用のダイニングチェアにまでなる構造です。
座面の布地を巻いて座り心地を調整できるので、使用する人の体形に合わせて長く使えます。シートは「はっ水加工」されており、汚れが染み込みにくく、拭き取りも簡単です。
・商品名:ファルスカ「スクロールチェア プラス」
4moms「mamaRoo5 マルチモーションベビースイング」
ママが赤ちゃんをあやす動作に近い、5つのモーションを搭載したベビーバウンサーです。「5段階のスピード調節」ができ、赤ちゃんの状況や好みに合わせて使えます。
赤ちゃんを落ち着かせる効果に期待できるサウンド機能も搭載されており、心地よく過ごせる工夫が満載です。
足元のボタンで操作する以外に、スマホを使ったコントロールも可能で、離れた場所からも動きを調節できます。屈むのが面倒なときや、家事で手が離せないときに便利です。
・商品名:4moms「mamaRoo5 マルチモーションベビースイング」
まとめ
ベビーバウンサーには様々な種類があり、シンプルなものから多機能なものまで幅広く販売されています。手で揺らす手動タイプは軽量で持ち運びしやすいものが多く、電動タイプは揺れ方の種類が豊富で多機能なものが少なくありません。
置き場所を限定したくないなら、コンパクトにできるかどうかもチェックしましょう。同じ場所でのみ使用するなら、重量のあるタイプが適しているといえます。
赤ちゃんをあやしたい場所を考えながら選ぶと、どれがよいのかイメージしやすくなります。使いやすいベビーバウンサーを選んで、育児に役立てましょう。