B型ベビーカーはいつから使える?A型との違いやおすすめ商品11選

第67回 どれがいいの?子育てグッズ
赤ちゃんとの外出に便利なベビーカーには、A型・B型の2種類があります。どのような商品がB型ベビーカーに分類されるのでしょうか?使用に適した月齢・A型との違い・用途別のおすすめ商品まで、B型ベビーカーについての情報を幅広く解説します。

B型ベビーカーの特徴

B型ベビーカーには、どのような特徴があるのでしょうか?まずは、使用できる月齢の目安や、A型ベビーカーと比べた機能を確認しましょう。

生後7カ月ごろから使用可能

製品安全協会が設けた「SG基準」によると、B型ベビーカーは生後7カ月ごろからの使用が許可されています。

製品安全協会の主な役割は、消費者が使う製品の安全性を確保することで、SG基準の作成には、製造事業者・検査機関をはじめとする複数の専門家が携わっています。

B型ベビーカーは、基本的に背もたれの角度が浅く設計されている商品がほとんどです。そのため、リクライニング機能が付いていない商品も少なくないため、生後7カ月ごろというのは月齢の目安に過ぎません。あくまでも赤ちゃんの腰がしっかりとすわっているのが前提です。

背もたれの角度が浅いと体を安定させにくいため、赤ちゃんがお座りをできるようになる月齢の目安として、生後7カ月ごろに設定されています。

参考:ベビーカーのSG基準(公開用)P1|製品安全協会

A型に比べると機能が少ない

新生児から使えるA型ベビーカーの多くは、クッション性のあるシート・リクライニング機能といった、赤ちゃんが快適に過ごせるような工夫がされています。

機能が充実している反面、コンパクトさに欠ける部分もあり、持ち運ぶ際は重さを感じやすいのが難点です。

一方でB型ベビーカーは、A型ベビーカーよりも簡易的につくられているため、余分な機能があまり搭載されていません。機能がシンプルなので重量も軽く、コンパクトに持ち運べるのが特徴です。

なお、2台目のベビーカーとして人気があるバギーは、B型よりもさらに軽量・コンパクトにつくられています。ただし、バギーは歩行ができる子どもが乗る前提でつくられている商品が多いため、赤ちゃんが歩けるようになるまではB型ベビーカーの利用がおすすめです。

B型ベビーカーを選ぶポイント

B型ベビーカーを選ぶ際は、安全性の基準のひとつとなる「SGマーク」が付いているかを確認しましょう。

その上で、親子ともに使いやすいB型ベビーカーを選ぶためには、3つのポイントをチェックするのが大切です。

軽量で操作しやすいか

B型ベビーカーの利便性を味わうには、軽量で操作しやすい商品を選ぶ必要があります。例えば、片手で折り畳める機能があると、赤ちゃんを待たせる時間を短縮でき、持ち運ぶ手間もかかりません。

畳んだ状態で収納できる自立式タイプは、赤ちゃんを連れて電車・バスに乗ったり、自宅に収納したりする際にも便利です。

赤ちゃんを抱っこして持ち運ぶことを踏まえると、約3~4kg台のB型ベビーカーがおすすめです。グリップの握りやすさでも感じる重さが変わるため、できればベビーカーを実際に片手で持って重量をチェックするとよいでしょう。

タイヤ・かごの形とリクライニングの有無

軽さ・操作方法とともにチェックしたいのが、タイヤ・かご・リクライニングといった機能の有無です。

シングルタイプのタイヤは、比較的小回りがきくので、ベビーカーを押したときに感じる負担を軽減しやすくなります。さらにサスペンション機能が付いていると、舗装されていない道路・凸凹な道でも比較的スムーズな走行が期待できます。

歩き始める前の赤ちゃんには、体を安定させやすいリクライニング機能の付いたB型ベビーカーがおすすめです。

買い物・散歩などでベビーカーを日常的に使う場合には、荷物をたっぷりと収納できる、かごの大きい商品が便利です。

手入れがしやすいか

B型ベビーカーは、赤ちゃんが乗るアイテムなので、手入れのしやすい商品を選ぶのが大切です。

とくにチェックしたいポイントは、取り外し・洗濯の可否です。赤ちゃんの汗・よだれなどが気になるシート・枕部分が着脱できると、こまめに手入れできます。

さらに、洗濯機でシートの丸洗いが可能な商品を選ぶことで、手入れの負担を減らしつつ、衛生的に使えます。赤ちゃんが過ごすベビーカーだからこそ、手入れのしやすさを考慮した商品選びが重要です。

定番人気のB型ベビーカー

「B型ベビーカーを使った経験がなく、違いがよく分からない」という人には、多くのママ・パパから選ばれている商品がおすすめです。機能性・デザインを兼ね備えた定番人気のB型ベビーカーは、初めて使う1台にも向いています。

サイベックス「リベル ベビーカー」

ムーンブラック・オーシャンブルーをはじめとする5色から選べるB型ベビーカーは、コンパクトでおしゃれです。背もたれ部分にメッシュ素材を使用し、暑い季節にも赤ちゃんの体温でベビーカーが蒸れるのを防いでくれます。

本体を縦・横の2段階で折り畳めるので、一般的な自転車のかごに入るほどのコンパクトさです。

徒歩・自転車・車と様々な交通手段に対応しており、普段使いから帰省・旅行まで幅広いシーンで活躍してくれます。

小回りがききやすいシングルタイヤの前輪には、振動を抑えるサスペンションが搭載されています。凸凹した道・段差でもぐらつきにくく、スムーズな走行が期待できます。

・商品名:サイベックス「リベル ベビーカー」

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Newox「ベビーカー 収納袋付き グレー」

背もたれ部分に約105~170度の範囲で調節可能なリクライニングシートを搭載し、長時間乗っていても疲れにくいのが特徴です。

重さは約6kgで、グリップ部分にワンタッチで折り畳める収納ボタンが付いています。赤ちゃんを抱っこしながら片手でベビーカーを閉じられるので、電車・バスに乗る際にもそれほど手間取りません。

5つの方向から赤ちゃんの体をサポートするベルトや、落下のリスクを軽減するガードなど、安全性にも配慮しています。タイヤ部分を利用してキャリーバッグのように持ち運べる収納袋が付いているので、帰省・旅行の際も負担が少なく持ち運べます。

・商品名:Newox「ベビーカー 収納袋付き グレー」

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ピジョン「ビングルBB2 オレンジキャラメル」

重さ約3.9kgと軽量なB型ベビーカーには、前後から荷物を出し入れできる収納かごが採用されています。片手でコンパクトに収納できる上に自立するので、電車・バスを利用した外出にも便利です。

サスペンション付きのシングルタイヤが採用された商品で、凸凹な道・段差の振動を軽減しながらスムーズに走行できます。前輪の幅が約16.5cmと大きめにつくられているため、溝・段差のある場所にはまりにくいのもポイントです。

オレンジキャラメルのほかにもフレンチブラック・チャコールグレーなどのカラーもあり、好みに合わせて選べます。

・商品名:ピジョン「ビングルBB2 オレンジキャラメル」

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軽量・操作しやすいB型ベビーカー

ベビーカーを使う機会が多いなら、軽くて使いやすい商品がおすすめです。軽量・操作のしやすさに力を入れているB型ベビーカーを、3つ紹介します。

アップリカ「マジカルエアー AG カーキ」

ワンタッチで開閉でき、4つのタイヤすべてに走行中のぐらつきを防ぐ「やわらかサスペンション」が搭載されています。

本体の重さは約3.2kgと軽量で、赤ちゃんを抱っこしながら、片手で折り畳んで持ち運ぶことが可能です。カーキのほかにグレーのカラーも選べます。

赤ちゃんが座る部分のシートは取り外して洗えるため、衛生的に使用できるのもポイントです。収納かごは、約24.7Lの荷物が入り、背面のメッシュウィンドウから赤ちゃんの様子も確認できます。

・商品名:アップリカ「マジカルエアー AG カーキ」

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リッチェル「カルガルー レッド(R)」

約51cmの高さにシートが設置されており、地面の熱・振動が赤ちゃんに伝わりにくいのが特徴です。シートにはメッシュ素材を使用しているので、暑い季節でも比較的快適に過ごせます。

重さが約2.8kgと軽量な上に、ワンタッチで開閉できるため、赤ちゃんを抱っこしたままでも持ち運べます。

シートに搭載されたリクライニング機能は、外出先で赤ちゃんが眠ってしまったときにも役立ちます。取り外して丸洗いできるシートカバーが付いており、衛生面にも配慮された商品です。

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Newox「B型ベビーカー ポキット 真っ黒」

約4.9kgの軽量タイプで、コンパクトに折り畳んだ状態で立てられるのが特徴です。約39×44cmの大きさに折り畳めるので、車のトランクに入れても場所を取りません。

3段階に調節できる日よけは、暑い季節はもちろん、突然の雨・雪を防ぐ際にも役立ちます。背もたれ部分の裏にあるファスナーを使うと、リクライニングのように角度を調節できます。

シンプルなデザインは性別を選ばず、流行に左右されにくいのもポイントです。

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シンプル・おしゃれなB型ベビーカー

赤ちゃんとの外出をおしゃれに楽しみたい人には、見た目を重視したB型ベビーカーがぴったりです。シンプル・おしゃれなB型ベビーカーは、流行に左右されにくい傾向にあります。

Baby Trend「Rocket stroller ブラック」

約22kgまでの重さに耐えられるので、荷物が多くなりがちな人にもおすすめです。シンプルなデザインは性別を選ばず、本体の重さは6kgほどで片手でも持ち運べます。

リクライニング機能が搭載されており、赤ちゃんの体を安定させやすいのもポイントです。

ハンドルの位置が低めにつくられており、押しやすさにも配慮しています。日よけ・背もたれ部分が赤・ピンクの商品を含め、好みに合わせて4種類から選べます。

・商品名:Baby Trend「Rocket stroller ブラック」

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feemom「ベビーカー 軽量コンパクト ライトグレー」

ライトグレー・ダークグレーの2種類から選べるベビーカーは、両側に設置されたグリップ式のハンドルバーが特徴です。

グリップを握ったまま親指でボタンを押すと、ハンドルの向きを360度の範囲で調節できます。押す人の身長に合わせて調節できるので、手が疲れにくいのもポイントです。

赤ちゃんが座るシート部分は取り外しが可能で、汗・よだれなどが付いても簡単に洗えます。

360度に回転する前輪には、進行方向を固定できるロック式のレバーが付いています。重さは約6.2kgでコンパクトに折り畳めるため、普段使いはもちろん、帰省・旅行の持ち運びにも便利です。

・商品名:feemom「ベビーカー 軽量コンパクト ライトグレー」

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Jeep「アドベンチャー ゴビ」

4WD車で知られるJeepからも、走行性に力を入れたB型ベビーカーが販売されています。前輪の向きを上下左右に動かせるので、曲がり道でもスムーズに走行できます。

直進方向に固定できるロック機能を使うと、信号・踏切待ちの際にベビーカーが動き出す心配もないでしょう。

性別を選ばない落ち着いたデザインで、収納・持ち運びに便利な自立スタンド・ショルダーストラップが付いています。黒を基調とし、サイド・足置き・シートにプリントされた「Jeep」のロゴがおしゃれです。

・商品名:Jeep「アドベンチャー ゴビ」

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2人乗りのB型ベビーカー

きょうだいがいる場合には、2人乗りのB型ベビーカーが便利です。最後に、機能性に力を入れた2人乗りのB型ベビーカーを2つ紹介します。

グレコ「RoomFor2」

片手で簡単に畳めるグリップには、ロック機能が搭載されているので、電車・バスなどで移動中にベビーカーが開くリスクを軽減できます。約27Lの容量がある収納かごは、タオル・絵本といった子どもの荷物をたっぷり収納できます。

前席と同じように、後席にもシートベルト・日よけが付いており、ママ・パパの方を向いて座れるのが特徴です。

前輪のサスペンション機能は、凸凹した道の衝撃を抑えて、快適な走行をサポートします。さらにキャスターロックを使うと、2人を乗せながらでもベビーカーを好きな場所に固定できます。

前席に設置されているドリンクホルダー付きのチャイルドトレイは、外出中の水分補給・おもちゃ入れとしても便利です。なお、前席は7カ月ごろ〜、後席は2歳半ごろ〜が対象月齢です。

・商品名:グレコ「RoomFor2」

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カトージ「ベビーカー 2-Seater (グレー)」

子どもを立たせたまま走行できる「キッズボード」が付いており、歳の近いきょうだいとの外出にぴったりです。前席には3段階に調節できるリクライニング機能が搭載されているので、歩き始める前の赤ちゃんにも向いています。

キッズボードは後席の足置きにもなるため、子どもが疲れたときには座った状態での移動も可能です。使わないときはコンパクトに折り畳め、ストッパーを使って自立もできます。

上品なグレーの色合いは性別を選ばず、流行に左右されにくいのもポイントです。なお、前席は6カ月ごろ〜、後席は座る場合12カ月ごろ〜・キッズボードでは36カ月〜が対象月齢です。

・商品名:カトージ「ベビーカー 2-Seater (グレー)」

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まとめ

赤ちゃんの移動アイテムとして人気のベビーカーには、A型・B型の2種類があります。A型ベビーカーよりも簡易的につくられたB型ベビーカーは、腰のすわった赤ちゃんが使うのが条件です。

使いやすいB型ベビーカーを選ぶポイントは、片手で畳めて持ち運びができる軽さかどうかです。さらに、タイヤ・かご・リクライニング機能によっても、使い心地が変わります。赤ちゃんが使うアイテムは汚れやすいので、パーツを外して丸洗いできるタイプも便利です。

軽量ながらも必要な機能を備えたB型ベビーカーを選び、赤ちゃんと楽しい時間を過ごしましょう。

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