焼き魚など和食の付け合わせの定番といえば…「大根おろし」ですよね。ところが!岡山県の農家・高越友紀さんの激オシは、まさかの「かぶおろし」。なんでも、かぶは生で食べてもおいしく、その甘味を存分に味わうなら”おろし”一択なんだとか。農家おすすめの食べ方、おっかなビックリ試していきましょ~♪
【かぶ農家直伝】カルパッチョ…ならぬ「かぶパッチョ」作ってみた!ほどよい塩気でおい神♡
「かぶおろしは、大根おろしと違って、辛味がありません。なので、特有の辛味が苦手な方や、お子さんでも食べられますよ」(高越さん)
絞り汁まで甘っ!「かぶおろし」
材料
かぶ…1個
作り方
1. かぶの皮を剥く。
2. おろし金で擦る。
「大根おろしと同じように皮を剥いて擦るだけ。大根より、水分多めな仕上がりになります。トロットロ~で絞り汁まで甘いんですよ~」(高越さん)
高越さんおすすめの食べ方は、かぶおろしに、かつお節をのせ、ポン酢じょうゆをかけたもの。かつお節の代わりにちりめんじゃこをのせてもいいそう。
もちろん、焼き魚やだし巻き卵の付け合わせにしても◎。
高越さんは、こんなアレンジも楽しんでいるそうですよ♪
一度体験したら、その甘みに驚き、定番にしたくなる「かぶおろし」。ぜひ試してみてくださいね!
かぶには消化酵素がたくさん!
かぶは、白菜やキャベツなどと同じアブラナ科の冬の野菜で、まさに今が旬!
白い部分は、茎(胚軸)が大きくなったもので、大根と同じ胃の調子を整える消化酵素のジアスターゼが多く含まれているそう。
またジアスターゼは熱に弱いので、生で食べたほうが、効率的に摂取できるんだとか。
まさに、かぶおろしは理にかなった食べ方なんですね!
皮ごと生で食べられる「サラダかぶ」って知ってる?
「かぶにもいろいろな品種がありますが、わたしは皮ごと生で食べられるサラダかぶを栽培しています」と高越さん。
どんな野菜なのでしょうか?
「一般的なカブは、皮を剥いて調理すると思いますが、サラダかぶは、かぶの中でも皮が薄くてヒゲ根も少ない品種。肉質もやわらかく、甘みもあるので、生で食べるのに適しているんです」(高越さん)
高越さんは、サラダかぶを、さっとくし切りにして食卓に出すことも多いそう。
「かぶ本来の甘みを味わいたいので、何もつけずにそのまま食べることが多いですね。マヨネーズを加えたもろみ味噌でディップするのもおすすめです。クセがないので、どんな味付けでもイケますよ」(高越さん)
サラダかぶは、一般的なスーパーなどではあまり売られていませんが、農産物直売所などで見かけたら、ぜひ即買いを!
かぶおろしも、一段上の甘みになること、請け合いです♪
メゾンやまて
高越友紀さん
セロリが特産の岡山県総社市で、土地なし、機械なしのゼロから農業を始めて4年目。現在は、70a(アール)の畑で、セロリ、白菜、かぶ、カリフラワーなど季節の野菜約10品目を育てている。日々の栽培の様子や、野菜を使った料理のレシピをインスタグラムで発信中。高越さんが育てた野菜は、総社市内にあるJA晴れの国岡山山手直売所「ふれあいの里」や、農マル園芸 吉備路農園などで購入できる。
●インスタグラム @maison_yamate
https://www.instagram.com/maison_yamate/
配信: あたらしい日日
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