「まっかっかー!」え?まさか…!楽しい花火デートのはずが、一気にトホホな思い出に

「まっかっかー!」え?まさか…!楽しい花火デートのはずが、一気にトホホな思い出に

高校に入学して初めての夏休み、グループデート、花火大会……といった、三拍子揃った青春に浮かれ、ある失敗をしてしまった私の赤っ恥体験談です。大人の階段をのぼっているときの思春期だった私にはあまりにも衝撃的な出来事で……。



白い浴衣でいざ出陣

私は学生のころから経血量が少なく、生理は軽いほうでした。そのため、「そろそろ生理がくるころだろうな」と思っていましたが、なんとなく「大丈夫だろう」と思いナプキンをつけず、祖母が手作りした白い浴衣を着て、花火大会の待ち合わせ場所へ。男子と合流する30分前に女子だけで落ち合いました。


そして、待ち合わせ場所に到着してすぐ、おなかのあたりがむずむずして……。嫌な予感がしたので、私はひとりで公園の公衆トイレに急ぎました。

長蛇の列から救世主出現

公園のトイレは1カ所しかなく、花火大会の前ということもあって案の定、長蛇の列でした。しかたがないと並んでいたとき、私は慣れない下駄で足の指が痛くなったので少ししゃがみました。そして、立ち上がった瞬間、後ろから「まっかっかー!まっかっかー!」 という女の子の大声が聞こえたのです。


慌てて振りかえると、その子の母親に「ついていますよ、大丈夫ですか」 と言われて……。私はこのとき、生理が始まって浴衣に経血がついてしまっているのだと察しました。


そして、このやりとりが目立っていたようで、前方に並んでいた方たちまで伝言ゲームのように伝わり、私は列の順番を譲ってもらうことに。


急いでトイレに入りたかったのでありがたかったのですが、自分のことで精いっぱいで女の子にお礼が言えなかったことは今でも心残りです。

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