腸内環境の改善とパフォーマンスアップの関係
プロのアスリートにとって体のコンディションを整えることは、パフォーマンスをアップさせるためにとても大切なこと。特に健康的な腸内環境をつくることで栄養状態が良くなり、疲れない、メンタルを強くする体つくりにつながります。
最近では「腸活」という腸に良い働きをする善玉菌を増やして、体の内側から健康になるための活動をスタートさせる方が増えてきました。善玉菌がいっぱいになった腸内環境は、毎日のお通じが整うだけでなく、食べ物の消化吸収もスムーズになり、体力アップも期待できます。
また免疫細胞の約7割が腸内に存在していることを考えると、腸内環境を整えることは免疫力アップにもなることがわかります。
さらに重要なのは、幸せ物質と呼ばれるセロトニンは腸内で作られて脳に運ばれているということ。脳がセロトニンで満たされることで、心の安定やストレスに対応できるようになります。
アスリート流腸活について
アスリートが腸内環境を整え、競技で力を発揮できる体つくりをするためには、まずバランスの良い食事を心掛けたいですね。
中でも、善玉菌を増やす
・ビフィズス菌や乳酸菌を含むヨーグルトやチーズ
・麹を含む発酵食品(味噌や納豆、キムチ)
などを食べることを意識しましょう。
特にビフィズス菌は悪玉菌の働きを抑えてくれるので、積極的に摂取しましょう。
また、腸のぜん動運動を促し善玉菌のエサにもなる食物繊維やオリゴ糖を含む野菜やきのこ、海藻類も一緒に摂ることで、さらに栄養の消化吸収が高まります。
アスリートにとって消化吸収のよい体は体重管理もしやすく、また競技中など大事な場面で胃腸を壊すといったことも防ぐことができます。これらの食品の効果を発揮しやすくするためには、1日3度の食事の中でしっかりと取り入れていくことが大切です。
配信: Nadia