飲む栄養ドリンク!甘酒が夏バテ予防に効く3つの理由
◆必須アミノ酸
甘酒にはアミノ酸も含まれているので、飲むことにより瞬時に疲労から回復する効果が期待できます。アミノ酸はタンパク質の主な栄養素で、その中でも私たちの体に欠かせないのが9つの必須アミノ酸。これらは体内で生成ができません。実は甘酒にはその9つすべてのアミノ酸が含まれています。必須アミノ酸は人体の臓器や筋肉などを作るだけでなく、疲労回復や食欲不振などにも効果があると言われています。
さらに甘酒には、アミノ酸の効果を高めるビタミンB1、B2、B6なども一緒に摂取できるので、夏バテ予防への高い効果が期待できます。
◆胃腸の調子を整える
胃腸が弱ると食欲が低下し、さらに体力を失います。そうなってしまうと免疫力が下がり、体調不良を起こしてしまいかねません。甘酒には豊富なオリゴ糖や食物繊維が含まれており、甘酒を飲む習慣をつけることで、お腹の中に善玉菌を増やし腸内環境を整えてくれるでしょう。胃腸が整うことは食欲を取り戻すことにもつながるため、夏バテ予防効果が期待できます。
◆ブドウ糖が疲れた体に即効く
甘酒の主要な栄養素であるブドウ糖。ビタミンB1も豊富に入っているので、ブドウ糖のエネルギーを素早く体に吸収させることができるでしょう。そのため疲労回復に即効くと言われています。ブドウ糖は細胞のエネルギー源で、体を動かしたり脳を使うのに欠かせません。
夏バテ予防の甘酒!効果的な取り入れ方
◆米麹 or 酒粕 どちらがいい?
甘酒には「酒粕」と「米麹」という2種類のタイプが存在します。
酒粕甘酒は栄養価も非常に高く、葉酸・食物繊維などが豊富に含まれており、ダイエットに良いとされています。しかし、気をつけなくてはならないのが、酒粕甘酒は、砂糖が添加されている傾向があるのでカロリーも高めです。
米麹甘酒は酒粕甘酒よりは栄養価が劣る部分もありますが、カリウム・ビタミンB1に関しては豊富です。夏バテ防止には、これらの栄養は非常に密接な関係があることから、米麹の甘酒の方が夏バテ予防に向いていると考えられています。
◆飲む時間帯
夏バテ予防として甘酒を飲むタイミングは、朝がおすすめです。朝、甘酒を飲むことにより、エネルギー源となるブドウ糖やタンパク質も効率よく摂取できるので、一日を元気に過ごすことができると考えられるからです。それにより代謝がよくなるので、ダイエットにも効果的と考えられます。
また、夜に甘酒を飲むと疲れた体の疲労回復を助けてくれるでしょう。ストレスを緩和するGABAと優しい甘みと香りが心を癒やし、体を温めることで安眠効果も得られ、夏バテの体の回復効果が期待できます。
◆どのくらいの量飲む?
甘酒は健康的な飲み物ですが、一日にどれだけ飲んでもいいというわけではありません。1回あたり、50~多くて200ml(おちょこ1杯〜コップに1杯分)程度が適量といわれています。
いかがでしたか?米の自然の甘さは、疲れたときこそホッと笑顔になれる、体にも心にも優しいもの。みなさんもぜひ、夏バテ予防や疲労回復にいろいろな飲み方で甘酒を楽しんでみてください。