猛烈な寒波が通り過ぎ、それでもまだまだ寒い毎日。体が求めるのは温かいものですよね。で、ふとテレビ朝日の番組『かまいガチ』で料理していた「クラムチャウダー」を思い出しました。クラムチャウダーって缶詰か、お店でたま~に食べる程度のスープ料理で、実際にイチから作ったことはありません。でも、番組では調理工程をゲストと一緒にリレー式でこなして、たったの14分で作れていました。これは意外に簡単なのでは?試してみることに♪
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そもそもクラムチャウダーとは?
クラムチャウダーと聞くと、貝が入っているミルクベースのスープ、とざっくりと認識しているものの、一度きちんと調べてみました!
英語で書くとclam chowder。辞書で調べると、clamは二枚貝のこと、chowderはとろみのある魚介類と野菜を使ったスープを指すとしています。
つまり貝のスープ!
さらに由来について調べてみると、発祥は17世紀のアメリカ。諸説あるものの、アメリカ北部に渡ったフランス系移民が作ったと言われているそうです。
そして、日本では缶詰でお馴染みの白いクラムチャウダーが一般的ですが、アメリカでは地域によって種類があるとのこと。
まず、”元祖”と呼ばれているものがニューイングランド風のミルクベースの白いスープ。やはりこちらが本国でも元祖ということなんですね。
他に、マンハッタンではトマトベースのスープ、ロードアイランドではトマトとミルク両方をベースにしたクラムチャウダーが食べられているそうです。
どれもベースのスープが違うだけで、貝を使っている点は同じ。そして他の具材にも大きな違いはないそうです。
トマトベースのクラムチャウダーも食べてみたい!
クラムチャウダーについて少し詳しくなったところで、さっそく作っていきましょう♪
かまいガチ的14分でできるクラムチャウダーの作り方
番組では分量につい説明がなかったため、全て分量はこちらで考えたものです。
【材料】2~3人分
あさり…250g
ベーコン(厚切り)…60g
じゃがいも…1個
にんじん…1/3個
玉ねぎ…1/4個
セロリ…1/4本
マッシュルーム…4個
小麦粉…大さじ3
白ワイン…100ml
牛乳…200ml
生クリーム…40ml
水…100ml
バター(有塩)…15g
コンソメ(顆粒)…小さじ1
下準備
あさりは一晩塩水に漬けて塩抜きをします。
ベーコンは1㎝幅、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、セロリ、マッシュルームは8mm幅に切ります。
番組では薄切りベーコンを1㎝幅に切っていましたが今回は家にあった厚切りベーコンを1㎝角に切って使いました。
1.鍋にあさりと白ワインを入れて強火で煮立たせます。
2.煮立ったら弱火にしてフタをして、殻が開くまで蒸し煮にします。
火にかけてからものの5分で、殻がしっかり開きました。
3.あさりの殻から身を外します。煮汁も別の容器にとっておきます。
煮汁を別の容器に移し、殻と身を分けました。
小ぶりのあさりしか手に入らなったため、この作業が地味に面倒で…(笑)。しかも貝が熱い。
火からおろした直後であさりがまだまだ熱いので、火傷に注意しながら行ってくださいね。時間に余裕があればしっかり冷ましてから行うのが安全です。
そして、作業をラクにするためにも。身が大き目のあさりがおすすめですね!
4.フライパンを中火で温め、バターを入れて溶かし、下準備で切った具材を全て入れて炒めます。
5.具材が透き通るまで炒めたら、小麦粉を振りかけて火を通します。
小麦粉のとろみがクラムチャウダーにたらしめるポイントでもあるので、ダマにならないよう振りかけてゆっくりと炒めました。
そして、白いスープに仕上げたいので、ここで焦がさないように注意が必要です。
6.水、あさりの煮汁、牛乳、コンソメを加えてよく混ぜます。強火にして煮立たせます。
一度煮立ったら、弱火にして野菜が柔らかくなるまで煮込みます。
煮込んでいるうちに少しずつとろみが出てきました!
7.野菜が柔らかくなったら、あさりと生クリームを入れて、最後に塩、こしょう(ともに分量外)を適量入れて味を調えます。
調理にかかった時間とそのお味は?
クラムチャウダーの本場、アメリカに倣って、クラッカー(分量外)を添えて出来上がりです!
あさりの塩抜きにかかる時間を除くとして、野菜を切り始めてから出来上がりまで約18分。番組通りにはいかないものの、こんなに早くできるんですね!
食べてみると、あさりの身は少ないながらもしっかりと出汁が出ています。
番組では野菜を同じ大きさにカットするのが火の通りを早く一定にするポイント、としていましたが、にんじんだけ少し火通りが甘かったような気がします。8㎜幅に切り揃えられていなかったのかもしれません。包丁技術を向上させると共に、にんじんは気持ち小さめに切った方がよいかもしれませんね。
またトライするとしたら、火にかける前にレンチンするのも手かなと思いました。
それにしても、寒い朝に温かいクラムチャウダーを頂けるなんてなんという幸せ♡
これにトマト缶を加えると、ロードアイランド風、そしてトマトだけをベースにするとマンハッタン風になるんですね~!
今回レシピを試してみて、クラムチャウダー作りのハードルがぐっと下がりました。
遠いアメリカに思いを馳せて、いろいろとアレンジしてみるのも楽しそうです♪
みなさんもぜひ作ってみてくださいね!
<参考資料>
WEB
https://www.allbig.com.sg/blogs/news/the-history-of-clam-chowder
配信: あたらしい日日
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