最初から休めたわけではなかった
私が「休みます」宣言をするまでは、長い道のりで何年もかかりました。出産したばかりころは、夫は育児ができず、子ども向けの食事も作れませんでした。子どもはママにべったりだったため、休日に離れるのはかわいそうで……。
そんな思いから私はひとりですべてを背負い込み、「生理だろうが、私が頑張るしかない」と無理をし続けてしまったように思います。その結果、PMS(月経前症候群)が重くなったり、生理前も生理中も過剰にイライラが抑えられなくなったり……ということが増えたのです。そして、このままではいけないと思うように。
時に喧嘩をしながらも、少しずつ夫に家事や育児、身の回りのことなどを根気強く教え続け……その結果、今回の「生理休暇もらいます」につなげることができたのです。
生理の重さは個人差があるので、そのつらさを全員に理解してもらうというのは難しいのかもしれません。だからこそ、自分が自分を労わる時間は大切なのだと感じました。
私自身、今では休みたいときに「休みます」と宣言し、家族に協力してもらいながら体と心を休ませて栄養をとり、たっぷりと寝ることができるように。そうやって自分を労わることで、体と心がラクになってきたように思います。家庭内での生理休暇が、広まるといいなと思う私でした。
著者/宇佐美にこ
作画/ちゃこ
監修/助産師 松田玲子
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イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
漫画のお仕事をしています。インスタグラムでグルメ備忘録を更新中。
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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