2022年暮れに放送したバラエティ番組『我流しか勝たん!』では、味覚センサーレオの新感覚な味覚の相性を検証していました。そのなかで、ちらっと触れていたのが「納豆×プッチンプリン」です。この組み合わせ、ネット上でも実際に試してみた人のコメントを見かけますが、実際のところどうなんでしょう。AIが数値ではじき出したおいしさの正体って!?気になったので試してみましょう♪
「プッチンプリン」にクリームチーズを混ぜるだけ!”超簡単レアチーズケーキ”は口溶けなめらか~美味♡
味覚センサーレオは日本人がおいしいと感じる味を可視化するAI
味覚センサーレオは、日本人がおいしいと感じる味を数値で表すことができる機械。食品を味覚センサーレオで分析すると、甘味、塩味、酸味、苦み、うま味を数値化し、五角形チャートでおいしさを表現します。
人間の味覚は人それぞれのため、食品会社などをはじめ、多くの企業が味覚センサーレオが判定した結果を参考にしているのだとか。
そんな味覚センサーレオが、納豆に合う食材と判定したのがプリン。その理由は、納豆にはうま味と苦みがあるため、うま味と甘みを持つプリンを合わせると味のバランスがよくなり、おいしくなると結論付けたそうです。
納豆とプリンなんて聞くと、驚いちゃいます。味覚センサーレオには先入観がない分、びっくりするような組み合わせもサラリと提案してくれるのですね。
「納豆×プッチンプリン」を試してみた!
用意するのは納豆1パックにプッチンプリン1個。ちなみに納豆の付属のタレは使いません。納豆とプリンの味で勝負です!
プッチンプリンを器に出すまではいいのですが、いざ納豆をのせる時にはかなり躊躇しました。が、思い切って1パックをトッピング!
全面納豆で覆われた時には、やってしまった!と後悔に近い念が…。でも後戻りはできません。混ぜていきます。
30回ほど全体がなじむように混ぜると、見た目は卵入り納豆のように。このビジュアルなら罪悪感はありません♪
あれ?納豆というよりやわらかな豆入りのカスタードクリーム…もはやスイーツ!
恐る恐る口に入れると、あれ?と一瞬、脳が付いていけませんでした。
意外なことに、納豆のにおいが消えてプッチンプリンの甘い味が際立っています。とろとろなカスタードクリームを食べているかのよう。もちろん納豆が入っているので粒感はありますが、納豆もやわらかいので食感としてはマッチしています。
味はプッチンプリンの甘さのまま。カスタードクリームがのどを通った後に、ほのかに納豆の香りとカラメルソースの苦みが広がり、納豆の存在をちらりと感じることができました。
この食べ方は、納豆のにおいが苦手な方にかなりおすすめですよ。
温かいご飯にのせてみた!
見た目があまりにも卵入り納豆に見えるので、温かいご飯にのせてみたくなりました。
ご飯にオン!見た目は完全に卵入り納豆ご飯。だまされるレベルのビジュアルです。
食べてみると予想外!なんと、ご飯が温かいのでカスタードと納豆の風味が両方際立ち、かなりのマズさ。先ほどの予想外のおいしさはどこへやら…。
結論、「納豆プッチンプリン」は冷たいまま食べるに限る!
今回試した「納豆プッチンプリン」。確かに納豆のうま味とプッチンプリンの甘さの組み合せはマッチしました。ただ、おいしさには、温度もかなり重要であることもわかりました。
冷たいプッチンプリンに納豆を合わせると、カラメルソースや卵の甘い香りに納豆独特のにおいが包まれ、とても食べやすくなりました。一方、温かいご飯にのせると納豆もプッチンプリンも香りを放ち、口の中が大変なことに!
味覚センサー・レオは機械のため、食品を分析するときには冷たい状態で判定するのが一般的だと思います。そのため食品が温かい場合の味の相乗効果までは想定されていなかったのではないか、と筆者は感じました。
「納豆プッチンプリン」が気になる方は、ぜひ冷蔵庫から出したてのプッチンプリンと納豆で試してみてくださいね。
配信: あたらしい日日
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