接客業の正社員として働くくらさん。つねに人手不足で入れ替わりが激しい店舗に勤めていました。そこに不妊治療中の新人さんが入社したことを機に、ヘルプに回されるのが当たり前の激務がスタート。「誰も悪くない」。だけど……。そんなある日、ようやく明るい知らせが舞い込みますが、それによってスタッフの陰口を耳にすることに。そして時は経ち、くらさんもついに妊娠。ひどいつわりに悩まされるも、周りのサポートのおかげで働き続けられていました。くらさんが体験した、妊娠と仕事を両立する難しさを感じたお話、最終話です。
妊娠をしたことで、ひどいつわりに悩まされていたいこさんでしたが、リーダーや同僚たちに支えられながら、なんとか仕事を続けられていました。産休明けのいこさんとも再会し、妊娠中の悩みを話せる相手がいるだけで心が救われたと言います。同時に、いこさんが不妊治療を受けていることを自分に打ち明けてくれた当時のことを振り返り、「話してくれたのは、不安だったからなのかも……」と思ったそう。すべての女性が無理なく働ける社会とは――。
妊娠している人も、そうじゃない人も働きやすい社会とは
妊娠中のつわりやメンタルの不調、周りからの目や将来のことが気になりながら、仕事に取り組んでいたくらさん。一方で、同じ時期に妊娠していた同僚とは体調面もメンタル面も自分とは異なっていることに気づきます。
それでも不妊治療中の人や妊婦さんにとって、働くのにどうしても不都合なことがある――。それによって周りに迷惑をかけてしまうこともあるからこそ、支えていてくれる人への感謝は忘れずにいたいと言います。
妊娠している人も、そうじゃない人も、「すべての女性が働きやすい社会になってほしい」。くらさんのように、切に願う人も多いのではないでしょうか。その第一歩として、まずは身近な人たちに声をかけることから始めてみてもいいですね。きっと、その一言に救われる人はいるはずです。
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著者:マンガ家・イラストレーター くら
2021年生まれの男の子のママです。Instagramやブログにて育児漫画や過去話、体験談などを描いてます。
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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