【国際通り周辺】新しい沖縄と、いつもの沖縄。 新旧が混在する繁華街。 (後編)

那覇市の中心部を走る、沖縄で最もにぎやかな国際通り。その裏手には、平和通りや市場中央通りなどの商店街があり、地元の人々の暮らしと遊び、沖縄の新旧が交差するエリアだ。

前編はこちらから

AREA ACCESS

国際通りは那覇市の県庁北口交差点から安里三叉路まで、約1.6㎞続く商店街。那覇空港から、ゆいレールで県庁前駅まで約12分。国際通りを挟んで南の浮島通りや壺屋やちむん通りがある松尾~壺屋~牧志周辺、東は栄町市場のある安里へと続く。

LIQUID THE STORE(リキッド ザ ストア)


右奥がセラー。店内では〈TESIO〉のハムも販売。ワインはグラス800円~。


上は上出長右衛門窯。下は土器の作家、熊谷幸治と作った酒器など。


空間はクマタイチと内村綾乃。

“飲む”から生まれる文化を沖縄から発信していく。

“飲む”という行為を軸にした専門店。店内には、ナチュラルワインのセラーをはじめ、クラフトビールや日本酒、茶葉、コーヒーなどを扱うパントリー、飲むための道具を揃えるギャラリーが。県産のスピリッツも豊富で、店が泡盛蔵と一緒に造った、ご当地オリジナルもあり、ものを介して文化を伝承する基地のような空間になっている。中央のテーブルを囲んで立ち飲みしながら、日々様々な出会いと発見が生まれている。


〈瑞穂酒造〉とのシリーズ、多良間島の黒糖を使用したラム「TARAMA ISLAND RUM」。


「Freikorperkultur Rose Fizz 2020」4,840円。


「WEINSCHWARMER 2019」5,500円


沖縄の気候に合うロゼ「SCHEUERMANN ROSE 2020」5, 940円。

住所:沖縄県那覇市壺屋1-1-21
営業時間:13:00~20:00
定休日:火水木休
TEL:098-988-3607

金壺食堂(きんつぼしょくどう)

素朴で優しい台湾のお惣菜で、心も体も健やかに。

肉や魚を使わない野菜たっぷりの「台湾素食」の店。毎日8種ほどの惣菜バイキングは、おかゆや滋養スープもついて600円。台湾出身の先代が、体に負担のない精進料理をと32年前に開いて以来、2代目も味と思いを引き継いでいる。竹の葉も台湾のもので作る黒米入りのちまきは予約を。


カウンターに並んだ惣菜を、自分で皿に盛るシステム。季節ごとの野菜を昆布だしで和えたシンプルな味わい。


ちまきには大豆と大豆ミートがたっぷり。300円。

住所:沖縄県那覇市壺屋1-7-9
営業時間:8:00~14:00LO
定休日:木休(日曜は午前中ちまき販売のみ営業)
席数:16席
TEL:098-867-8607

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