宇治・平等院をめぐる。鳳凰堂と浄土庭園で出逢った、1000年続く極楽浄土の彩り/京都ノ彩リ、出逢ウ巡ル。

宇治・平等院をめぐる。鳳凰堂と浄土庭園で出逢った、1000年続く極楽浄土の彩り/京都ノ彩リ、出逢ウ巡ル。

二十四節気×色をテーマに、京都在住の広報・PRとして活躍する西井さんが紹介する「京都ノ彩リ、出逢ウ巡ル。」。今回は「春分(しゅんぶん)」。太陽が真西に沈む春分は、西方の遥か彼方にあると考えられていた極楽浄土と、現世が交わる日とされ、お彼岸の起源にもなったという説もあります。そんな極楽浄土の「イロドリ」と出逢える、宇治・平等院を訪れてみました。

京都“春分”ノ彩リ、出逢ウ巡ル。/平等院鳳凰堂

平等院とは、そのはじまりは?

写真提供:平等院

今回訪れたのは、京都宇治にある平等院。時の関白であった藤原頼通が、父・道長から譲り受けた別荘 宇治殿を仏寺に改めたことが創建の歴史とされています。

水源の豊かさや、都からほど近い風光明媚な土地であったことから、平安時代には多くの貴族が宇治に別荘を構えましたが、現在ではそのほとんどの寺院や建築は残っていません。

さまざまな困難や災害から奇跡的に免れ、宇治の地で約1000年守られてきた文化や歴史に思いを馳せながら、平等院を巡ってみましょう。

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