ハイボールに糖質は含まれない!【低カロリーだけじゃない】
続いて、ハイボールの糖質に注目してみましょう。
ハイボール100mLあたりの糖質量は0.0g。これは、ハイボールのウイスキーと炭酸水のどちらにも糖質が含まれていないためです。
そもそもウイスキーは「蒸留酒」に分類されるお酒です。
蒸留酒は作られる途中(「蒸留」の段階)で、原料由来の糖質が取り除かれます。
そのため、蒸留酒であるウイスキーには糖質が含まれないというわけです。
糖質ゼロなのにカロリーがあるのはなぜ?
「糖質が含まれないのであれば、カロリーもないのでは?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ハイボールのカロリーのヒミツは、ウイスキーのアルコールにあります。
カロリーを持つ成分といえば、炭水化物や脂質、たんぱく質などが思いつきますが、実はアルコールにもカロリーが含まれています。
アルコールは1gあたり7kcalとなるため、アルコール度数が高ければ高いほど、高カロリーになります。
糖質ゼロであるハイボールは、ダイエット向きといわれることもありますが、飲みすぎるとカロリーの摂りすぎにつながるおそれも。
ダイエット中の方は、飲む量や頻度が多くなりすぎないよう意識するとよいでしょう。
※参照:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
ほかのお酒とハイボールのカロリー・糖質の量を比べると?
ハイボールはほかのお酒と比べると、カロリーや糖質はどの程度なのでしょうか。
今回は、ビール、ワイン、日本酒、レモンサワー100mLあたりのカロリーと糖質の量を比較してみました。
ハイボールは、カロリー、糖質ともにほかのお酒よりも少ないといえるでしょう。
この中でもっともアルコール度数の高い日本酒(アルコール度数15度)のカロリーは100mLあたり102kcalです。
また、アルコール度数12度のワインのカロリーは白ワイン100mLあたり75kcal、赤ワイン100mLあたり68kcalです。
基本的に、アルコール度数が高いお酒ほどカロリーは高くなります。
また、日本酒には100gあたり3.7g、ビールには100gあたり3.1gの糖質が含まれます。
これは日本酒やビールは、ウイスキーと異なり「醸造酒」に分類されるためです。
醸造酒の製造過程には蒸留の工程がないため、原料の糖質は取り除かれず、糖質の高いお酒になります。
なお、レモンサワーのベースは焼酎(蒸留酒)ですが、商品によって甘味料が含まれているため、カロリーや糖質は比較的高くなります。
※参照:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
配信: トクバイニュース