鼻吸い器のタイプ別おすすめ13選!選び方と正しい使い方や注意点も

第76回 どれがいいの?子育てグッズ
赤ちゃんの鼻水が気になるとき、鼻吸い器の使用を検討するママ・パパは多いのではないでしょうか。赤ちゃんの鼻吸い器の必要性について解説します。鼻吸い器の正しい使い方や、注意点・鼻吸い器の選び方もチェックしていきましょう。

鼻吸い器は必要?

鼻吸い器について「あったら便利そうだけれど、なくてもいいのかな?」「本当に必要なものなのだろうか 」そんな疑問を抱いてはいませんか?

実際のところはどうなのか、まずは鼻吸い器の必要性から整理していきましょう。

鼻吸い器を使った方が快適に過ごせる

赤ちゃんの鼻は大人に比べて低く、鼻腔が狭いという特徴があります。粘膜も未熟なため、外部からの刺激に敏感に反応し、鼻水が出やすい傾向にあるといわれています。

一方、2~3歳ごろまでは、まだ自分で上手に鼻をかめません。赤ちゃんの快適性を考えるなら、やはり鼻吸い器を用意し、必要に応じて使ってあげるのがおすすめです。

なお、赤ちゃんを含む幼い子どもは、基本的に鼻呼吸です。鼻水が詰まってしまうと呼吸もしづらいため、鼻吸い器を用意しておく方が安心といえるでしょう。

参考:赤ちゃんの鼻づまり|医療法人英徳会 さかい小児科クリニック

新生児から使える製品もある

市販されている鼻吸い器は、新生児から使えるものが大半です。とはいえ、製品によっては対象年齢に違いがあることから、購入前にあらかじめしっかりと確認する必要があります。

また、鼻吸い器を卒業する時期は、成長に合わせて考えましょう。赤ちゃんが成長し、自分で上手に鼻をかめるようになるまでは、使い続けても問題ないといわれています。

鼻吸い器の正しい使い方と注意点

実際に鼻吸い器を使うにあたって、どのような点に注意すればよいのでしょうか?鼻吸い器の正しい使い方や注意点を整理していきましょう。

なお、なかには「どうしても自分で鼻吸い器を使うのは不安」というママ・パパもいるかもしれません。鼻の吸引は耳鼻科でも可能です。不安を感じるようであれば、耳鼻科の受診を検討するのもひとつの方法です。

鼻吸い器の使い方

まずは、鼻吸い器を使う際の基本の手順を紹介します。

1.ママ・パパの足の付け根に赤ちゃんの頭が来るように赤ちゃんを寝かせ、太ももで頭部を固定する
2.鼻吸い器のノズルの先を、赤ちゃんの鼻に挿入する
3.角度を変えながら鼻水を吸引する

赤ちゃんが泣いて嫌がる事態に備え、あらかじめ頭部をしっかりと固定しておきましょう。手足がバタつかないよう、バスタオルで包んであげるのも効果的です。

何回かに分けて吸引することで、赤ちゃんに負担を与えず鼻水を取り除けます。ノズルを深く入れ過ぎない・1回あたり数秒程度にとどめることも大切なポイントです。

参考:Dr一口メモ「鼻吸い」 | 大塚 医科|法山会 山下診療所

使用する際の注意ポイント

赤ちゃんの鼻はとてもデリケートです。強い力で強引に吸引してしまうと、出血や炎症の原因にもなり得るため注意しましょう。

万が一、吸引中に出血してしまった場合には、いったん吸引を中止します。当日は吸引を控え、翌日以降に様子を見ながら再開するとよいでしょう。

風呂上がりや、蒸しタオルをあてたあとに鼻吸い器を使うようにすると、鼻水が緩んで吸引しやすくなるのでおすすめです。

もしも出血が心配だったり、上手に吸引ができず不安を感じたりしたときは、無理に自宅で吸引する必要はありません。赤ちゃんの安全のためにも、迷わず耳鼻科を受診しましょう。

鼻吸い器の選び方

鼻吸い器とひと口にいってみても、その種類は様々です。実際に購入する際の参考として、鼻吸い器の上手な選び方を紹介します。

鼻吸い器のタイプで選ぶ

一般的な鼻吸い器は、以下の4種類に分けられます。

・電動据え置きタイプ
・電動ハンディタイプ
・スポイトタイプ
・口吸いタイプ

「電動据え置きタイプ」は、鼻吸い器の本体から伸びたチューブを、赤ちゃんの鼻に差し込んで使用する電動鼻吸い器です。吸引力の強さが特徴で、粘度の高い鼻水も吸引できる一方、かさばる・コンセントが必要といったデメリットがあります。

「電動ハンディタイプ」は、据え置き型に比べコンパクトで、持ち歩きに便利な電動鼻吸い器です。吸引力は据え置き型には劣るものの、かさばらない・外出先でも使いやすいなど、高い利便性が特徴の製品です。

「スポイトタイプ」は、ポンプを握って鼻水を吸い上げるタイプの鼻吸い器です。コンパクトで電池やコンセントも不要ですが、そのぶん電動タイプに比べて吸引力が劣る傾向にあります。使用時の音が出にくく、静かに使えるのも大きな特徴です。

「口吸いタイプ」は、2本のチューブの一方を赤ちゃんの鼻に、もう一方をママ・パパがくわえて鼻水を吸い上げるタイプの鼻吸い器です。吸う力を加減することで吸引力をコントロールできるため、強い力での吸引に不安を覚える人でも安心して利用できるでしょう。

それぞれのメリット・デメリットを踏まえ、子どもや自分が使いやすいタイプの鼻吸い器を選ぶのがおすすめです。

ノズルの素材や先端の形状もチェック

赤ちゃんの鼻に直接入れるノズルの素材や、形状・大きさも、鼻吸い器を選ぶ際の大切なポイントです。

ノズルが硬すぎたり、形状や大きさが合っていなかったりする場合、デリケートな赤ちゃんの鼻を傷つける恐れがあります。

万が一、ノズルで鼻を傷つけてしまうと、痛い思いをした赤ちゃんが、鼻吸い器そのものを嫌いになってしまう可能性も否定できません。

おすすめは、柔らかいシリコーン製の素材です。さらに形状や大きさを赤ちゃんに合わせて選ぶと、心地良く鼻水の吸引ができるでしょう。

手入れのしやすさもポイント

鼻水を吸い上げる鼻吸い器は、常に清潔に保つ必要があります。頻繁な手入れが苦にならないよう、手入れしやすい製品を選びましょう。

具体的には、洗浄するパーツは簡単に分解できるか、細部まで洗浄できるかなど、実際に手入れするシーンをイメージして選ぶと後悔のない選択ができます。

消毒できるタイプの鼻吸い器を選ぶと、より清潔を保てます。

電動据え置きタイプのおすすめ鼻吸い器

実際におすすめの鼻吸い器には、どのようなものがあるのでしょうか。まずは、電動据え置きタイプのおすすめ商品から紹介します。

Baby Smile「電動鼻水吸引器 メルシーポットS-504」

改良に改良を重ね、軽量化や使用時の音の軽減を実現した、電動据え置きタイプの鼻吸い器です。

電動鼻吸い器は、その構造上、使用時に一定の作動音が生じます。聞き慣れない音や大きな音に敏感に反応する赤ちゃんへ配慮した静音設計で、赤ちゃんの不安を軽減しながら利用できる商品です。

医療機器を販売する際に必要な「医療機器認証番号」を取得しています。

・商品名:Baby Smile「電動鼻水吸引器 メルシーポットS-504」

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コンビ「電動鼻吸い器 S-80」

大きさと形状が違う2種類のノズルで、しっかり吸引したいときと、そっと吸引したいときの、どちらにも対応している電動据え置きタイプの鼻吸い器です。医療機器認証番号を取得しており、新生児から試用できます。

吸引圧ダイヤルを操作することで、必要に応じて吸引圧を簡単に変えられます。かさばりがちなホースは、ホース収納パーツでコンパクトにまとめられるため、置き場所にも困りません。

また、汚れるパーツはすべて丸洗い可能なので、いつでも清潔に利用できます。

・商品名:コンビ「電動鼻吸い器 S-80」

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べべキュア「電動鼻水吸引器」

LEDライト搭載で、暗い部屋でも吸引状況を確認しながら利用できる、医療機器認証番号を取得している電動据え置きタイプの鼻吸い器です。

コンセント・シガーライターケーブル・専用充電器(別売り)の3種類の電源に対応しているため、使用シーンを選びません。

取っ手付きのデザインで、専用バッグなど用意することなく、そのまま持ち運び可能です。「持ち運びしやすい据え置きタイプの電動鼻吸い器が欲しい」という人にぴったりの商品です。

・商品名:べべキュア「電動鼻水吸引器」

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・楽天:商品はこちら

電動ハンディタイプのおすすめ鼻吸い器

電動鼻吸い器ならではの強力な吸引力を持ちながら、利便性の高さで人気を集めているのが電動ハンディタイプの鼻吸い器です。なかでも特におすすめの商品を紹介します。

Dr.EDISON「電動鼻水吸引器 ハンディ KJH1122」

鼻の形にぴったりなノズルを選べる、ハンディタイプの鼻吸い器です。赤ちゃんだけでなく、家族全員で使えるため、コストパフォーマンスの面でも魅力的な商品といえます。

電源ボタンを押したら「ON」・離したら「OFF」と扱いが簡単なので、片手で楽に扱えます。

音がしにくい静音設計により、夜間でも気兼ねなく使用できるでしょう。医療機器認証番号を取得している商品です。

・商品名:Dr.EDISON「電動鼻水吸引器 ハンディ KJH1122」

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ちゃいなび「ハナクリア AHC-100C」

ノズルがテーブルや床に触れるのを防ぐ自立式で、どこでも衛生的に使えるハンディタイプの医療機器認証番号を取得している鼻吸い器です。

サイズの違う2種類のノズルが付属し、鼻腔が狭い新生児期から使えます。

持ち運びに便利な携帯ポーチと、ノズルカバーが付属しているので、鼻詰まりが気になるときの外出時にも利用できます。

普段から鼻水が詰まりやすい赤ちゃんのお世話アイテムとして、ぴったりの商品といえるでしょう。

・商品名:ちゃいなび「ハナクリア AHC-100C」

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コンビ「電動鼻吸い器 C-62」

煮沸・電子レンジ対応のノズルで「しっかり消毒をしたい」と考えるママ・パパにうれしいハンディタイプの鼻吸い器です。医療機器認証番号を取得している商品です。

使用時のON・OFFを指先で操作でき、赤ちゃんを抱っこしたままでも無理なく使用できるでしょう。

ノズル部分は、赤ちゃんの鼻の形に合わせて曲がる、2種類の柔らかシリコーンが採用されています。その扱いやすさから、初めての鼻吸い器にぴったりの商品といえるでしょう。

・商品名:コンビ「電動鼻吸い器 C-62」

・楽天:商品はこちら

Aidee「電動鼻水吸引器 BalliQ」

手のひらにすっぽり収まるコロンとしたデザインに、ポップなカラー展開が魅力のハンディタイプ電動鼻吸い器です。

コンパクトサイズながら「弱」「強」の2段階吸引調節機能が搭載され、生後3カ月頃からの赤ちゃんの様々な鼻水に対応します。

ライトの点滅で電池の交換時期を教えてくれるので、使用中に突然電池切れになるといった心配もいりません。30秒の自動電源オフ機能が付いているのもうれしいポイントです。医療機器認証番号を取得している商品です。

・商品名:Aidee「電動鼻水吸引器 BalliQ」

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・楽天:商品はこちら

スポイトタイプのおすすめ鼻吸い器

スポイトタイプの鼻吸い器は、手軽さや扱いやすさで広く人気を集めています。なかでも特に人気の商品をチェックしていきましょう。

ピジョン「ドクター鼻吸い器」

刺激に敏感な赤ちゃんの鼻にやさしい、柔らかノズルのスポイトタイプの鼻吸い器です。

無駄のないシンプルな設計で、誰でも簡単に扱えます。ノズルにはカバーが付属しているため、保管や持ち運びも衛生的に行えます。

本体は丸洗いできるほか、煮沸・電子レンジ・薬液での消毒も可能です。「とにかく簡単で扱いやすいものが欲しい」という人にぴったりの商品といえます。

・商品名:ピジョン「ドクター鼻吸い器」

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・楽天:商品はこちら

知母時「鼻水吸引器」

真空ポンプ式を採用し、手動ながら高い吸引力を実現したスポイトタイプの鼻吸い器です。

使用後はノーズボトルを水洗いするだけなので、手入れに多くの時間や手間を割く必要がありません。

音がしにくいポンプ式で、レバーを引く速さで吸引力を調節できます。また、一般的な鼻吸い器とは異なり、先端が鼻腔に入らない構造のため、鼻のなかを傷つけにくく使えるのも大きな特徴です。

「鼻吸い器を使いたいけれど、赤ちゃんの鼻を傷つけるのが心配」という人におすすめの商品です。

・商品名:知母時「鼻水吸引器」

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・楽天:商品はこちら

Poksun「鼻吸い器」

二重弁構造により、鼻水や空気の逆流を防いでくれるスポイトタイプの鼻吸い器です。

持ちやすく使いやすい形状で、しっかりと手にフィットするため、初心者でも安定感を保ちながら使用できます。

シリコーンノズルは先端が細く、柔らかい仕様で、デリケートな赤ちゃんの鼻をやさしく守ります。シンプル構造で分解・洗浄しやすいのも大きな魅力です。

・商品名:Poksun「鼻吸い器」

・Amazon:商品はこちら

口吸いタイプのおすすめ鼻吸い器

口吸いタイプの鼻吸い器は、吸う力をコントロールすることで吸引力を自由に変えられるのが特徴です。そんな口吸いタイプの鼻吸い器のおすすめ商品をチェックしていきましょう。

丹平製薬「ママ鼻水トッテ」

長年愛されている、口吸いタイプの鼻吸い器の定番商品です。

鼻水をためる透明ボトルから、2本のチューブが伸びたダブルチューブ式で、吸い取った鼻水が赤ちゃんの鼻に逆流したり、ママの口に入ったりする心配がない設計になっています。

赤ちゃんの体勢を問わず吸引できるのも、多くのママ・パパに支持される理由のひとつといえます。

リニューアル後の商品は、煮沸・電子レンジ・薬液での消毒が可能です。リニューアル前の商品はこれらの消毒が不可なので、商品の台紙に記載されている洗浄方法を確認しましょう。

・商品名:丹平製薬「ママ鼻水トッテ」

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・楽天:商品はこちら

ピジョン「鼻吸い器 お鼻すっきり」

鼻にフィットしやすいななめノズルで、どんな角度からもスムーズな吸引をかなえてくれる口吸いタイプの鼻吸い器です。

ノズルの先端に施されたU字カットにより、鼻の奥の鼻水も楽に吸い取れます。ノズルと本体が一体化した、シングルチューブ式のため、手入れするパーツ数が少なく、手間がかかりません。

専用保管ケース付きで、収納や持ち運びにぴったりの鼻吸い器です。

・商品名:ピジョン「鼻吸い器 お鼻すっきり」

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・楽天:商品はこちら

チュチュベビー「鼻水キュートル 2WAYタイプ」

口吸いタイプとスポイトタイプを、状況に合わせて使い分けられる、2WAYタイプの鼻吸い器です。

赤ちゃんの鼻詰まりが風邪などの場合は、スポイトタイプにすると、二次感染のリスクを抑えられます。

すべてのパーツが分解・洗浄可能で、常に清潔に利用できるのも魅力です。

・商品名:チュチュベビー「鼻水キュートル 2WAYタイプ」

・Amazon:商品はこちら

・楽天:商品はこちら

まとめ

鼻吸い器は、まだ自分で上手に鼻をかめない赤ちゃんの鼻水を吸い取り、スムーズな呼吸のサポートをする道具です。鼻吸い器のタイプごとの特徴や、ノズル・手入れのしやすさなどに注目し、使いやすい鼻吸い器を選びましょう。

なお、鼻水の吸引は耳鼻科でも行えます。状況によっては耳鼻科の受診を検討するなど臨機応変に対応し、大切な赤ちゃんの健やかな成長を支えていきましょう。

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