小学校入学式に役立つ情報を紹介!あると便利な持ち物・親子の服装も

第236回 みんなが共感!ママのお悩み
入学式を控えて、何かと慌ただしく過ごしている人もいるのではないでしょうか?小学校の入学式には、保育園・幼稚園とは異なる点が多々あります。基本的な流れはもちろん、おすすめな服装から事前準備まで、小学校入学に役立つ情報を紹介します。

小学校入学式の時期は4月上旬ごろ

小学校の入学式は、公立・私立を問わず4月上旬ごろに実施されるのが一般的です。なかには土日ではなく、平日に入学式を行う小学校もあります。

日程は地域・学校によって異なる

入学式を開催する日程は、地域・学校ごとに決められます。公立の場合は、地域内の小学校が同じ日に入学式を行うのが基本です。

自治体が管轄しているため、小学校のほか、役所の公式サイトでも入学式の日程を確認できます。

公立小学校の場合は、入学前に保護者を対象とした説明会が行われるのが一般的です。説明会では入学式の日程はもちろん、用意するものや、学校の教育方針なども示されます。

また、自治体から送付される「入学通知書」にも、入学式の日程が記載されています。

小学校入学式の一般的な流れ

小学校の入学式は意外に長丁場で、トータルで2時間ほどかかるケースも珍しくありません。受付から式典・記念撮影・初めての学級指導までの流れを、注意点とともに解説します。

受付・上級生の案内で教室へ

小学校の入学式では、受付のタイミングで親子は別々に行動するのが基本です。受付で入学通知書を渡して本人確認が済むと、子どもは新6年生になる上級生の案内で1年生の教室へと向かいます。

上履き入れをかけるフックや、ランドセルを入れるロッカーなども、上級生が案内してくれるのが一般的です。もちろん担当の教員も配置されているため、親がついていく必要はありません。

受付で子どもと分かれた後、親は式典が開催される体育館・ホールなどへ向かいます。会場に設置されている保護者席に座り、式典が開催されるまで待機します。

式典で校長からあいさつ・担任の発表

式典が始まると、司会の合図で1年生がクラスごとに入場します。入場の際にも担当の教員がついているため、親が座る場所を案内する必要はありません。式典の厳粛な雰囲気を妨げる恐れがあるため、子どもに声をかけたり、近寄ったりするのは厳禁です。

式典では国歌斉唱の後、校長・教育委員会の担当から、お祝いの言葉が贈られます。養護教員・栄養士を含める職員を紹介した後、1年生の担任が発表されるというのが一般的です。

学校によっては、新2年生といった先輩が、歌・合奏などを披露してくれる場合もあります。式典は、1年生が集中していられる30~40分ほどの時間で開催されるのが基本です。

式典後はクラスで記念撮影

多くの小学校では式典が終わってすぐ、クラスごとの記念撮影に移ります。クラスごとの記念撮影に、親はもちろんのこと、赤ちゃん・幼児を含めるきょうだいも参加するケースが多くあります。

記念撮影の順番を待っている間に、子どもの身だしなみをチェックするのがおすすめです。特に注意して確認したいのは、髪形・シャツ・ネクタイ・リボン・くつ下などです。

スーツを着ている場合には、えりが曲がっていないか、シャツがズボンからはみ出していないかも併せて確認しましょう。

教室に戻って学級指導

記念撮影が終わると、子どもは担任の案内で教室に戻ります。子どもたちに続いて親も教室へ行き、後方・廊下などから学級指導の様子を参観する流れです。教室では担任の自己紹介と、子どもたちの出席確認が行われます。

静かな教室で担任に名前を呼ばれ、返事をすることに慣れていない子どもにとっては緊張の瞬間です。事前に何度か練習しておくと、緊張を和らげられ、スムーズに返事ができるでしょう。

子どもへの学級指導が終わった後、親向けのあいさつ・配布物を紹介するのが基本です。配布物には道具箱のほか、教科書類・学校・学年だよりなども含まれます。ひと通りの説明が終わった後、帰りのあいさつをして解散します。

あると便利な小学校入学式の持ち物

小学校の入学式では、子ども用の上履き・親用のスリッパは必須です。公立小学校の場合は、自治体から送付されている入学通知書も必要なので、忘れずに持っていきましょう。

このほかに、小学校の入学式を快適にする持ち物をピックアップして紹介します。

サブバッグ・筆記用具・防寒アイテム

式典後に教室で行われる学級指導では、道具箱・教科書・おたよりなどが配られます。大きな道具箱・教科書をすべて、子どものランドセルに入れるのは困難です。重さもあるため、持ち帰り用の丈夫なバッグを持参するとよいでしょう。

コンパクトに折りたためるタイプは、バッグに入れてもかさばらなくて便利です。また、小さなメモ帳・ボールペンといった筆記用具があると、担任からの話を書き留められます。

地域によって異なるものの、体育館・ホールにエアコンが設置されていない小学校は少なくありません。カイロや足元にかけられるショール、温かいお茶などを用意しておくと、寒さに震えるリスクを軽減できます。

きょうだいのグッズも忘れずに

小学校の入学式は、受付から解散までに2時間以上かかるケースも少なくありません。幼いきょうだいを連れて入学式に参加する場合は、お気に入りの絵本・おもちゃなどを持参し、退屈させない工夫も大切です。

乳幼児の場合は、入学式の間に衣服が汚れる可能性も考えられます。衣服・オムツ・くつ下などをビニール袋にまとめた着替えセットを用意しておくと、万が一のときも安心です。

小学校入学式におすすめの服装

小学校の入学式に適した服装が分からず、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?入学式におすすめの服装を、子ども・親・きょうだいに分けて解説します。

子どもはスーツ・ワンピースが多い

多くの子どもは、黒・紺・グレーといった落ち着いた色のスーツや、ワンピース姿で入学式に参加します。

男の子はワイシャツ・ネクタイ・パンツ・ジャケットなどのスーツが一般的です。女の子はワンピースのほかに、ブラウス・スカートにジャケットを羽織って参加するケースもあります。

くつ下・靴は服の色に合わせて、白・黒・茶といったシンプルカラーを選ぶと、統一感がありおしゃれです。イメージがわかない場合は、デパートなどの入学式コーナーにあるマネキンの服装を参考にする方法もあります。

親はフォーマルな服装

入学式の主役は子どもなので、親は明るすぎないシックな色を選ぶのがおすすめです。父親は黒・紺のスーツ、母親はフォーマルなワンピース・スーツで参加するとよいでしょう。着物を選ぶ場合には、淡い色合いの訪問着・色無地などが無難です。

もちろん、保育園・幼稚園の卒園式と同じ服装でも問題はありません。ただし、入学式は新たな出会いの場でもあるため、お祝いの華やかさを出すのも大切です。

コサージュ・ブローチ・ネクタイに、パステルカラーのような明るい色を取り入れると、お祝いのムードを演出できます。

きょうだいもお出かけ着が無難

入学式にきょうだいを連れて参加する場合は、きれいめのお出かけ着がおすすめです。式典後の記念撮影には、きょうだいも参加するケースもあるため、カジュアルすぎると周囲から浮いてしまう恐れがあります。

落ち着いた色のブラウス・パンツ・スカートなどを着せるだけでも、十分にフォーマルな雰囲気になります。ただし、主役の新1年生よりも目立つ格好は避けるのが常識的です。

小学校入学式までの準備もチェック

小学校への入学を機に、親子の生活は大きく変わります。変化の大きい時期だからこそ、入学式までの準備も大切です。最後に、小学校生活をスムーズに始めるためのポイントを紹介します。

基本的なルール・生活習慣を教えておく

小学校では、保育園・幼稚園以上にルールを意識した行動が求められます。入学式の前に、あいさつ・返事といった基本的なルールを確認しておくと、小学校生活になじみやすいでしょう。

併せて整えておきたいのが、早寝・早起き・朝食をとるといった生活習慣です。決められた時刻に自宅を出発できるように、入学後を想定して朝の支度を練習するのもおすすめです。

また、出席番号・名前で持ち物を管理するため、簡単なひらがな・数字が読めると入学後の負担が軽減します。ひらがな・数字は1年生で学習するため、自分の名前や出席番号が読める程度でもよいでしょう。

そのほか「長い針が12になるまでに準備をしよう」といった、時計を意識した行動も、集団で動く小学校生活に役立ちます。

学用品をそろえる

教科学習が始まる小学校では、筆箱・鉛筆・消しゴムといった学用品の準備が必要です。そのほか、上履き袋・手提げバッグといったアイテムも、入学式前にそろえておくと、慌てる心配がありません。

すべての持ち物に記名する必要があるため、シール・スタンプといった便利グッズを活用する方法もあります。

学用品をそろえ始める前に、必ず学校の方針も確認しましょう。なかには、キャラクターを禁止していたり、学用品を指定していたりする小学校もあります。入学前の説明会などで学校の方針を確認してから、学用品をそろえることが大切です。

通学路の確認

親の送迎が必要な保育園・幼稚園とは異なり、小学校からは子どもが自分で通学します。日常的には集団登校しない学校もあるため、入学前に通学路を確認しておくと親子ともに安心です。

通学路を確認する際には、信号・踏切といった危険な場所をチェックしましょう。また、実際に通学路を歩いてみると、信号が変わるスピード・道幅・車の多さといったリアルな状況が分かります。

入学するまでに子どもと一緒に通学路を歩き、信号の渡り方・道の歩き方を教えておくことが大切です。

放課後の過ごし方を考えておく

入学してから数日間は給食がない小学校も多いため、午前中には帰宅するのが一般的です。給食が始まってからも昼過ぎに下校するケースがあるため、あらかじめ放課後の過ごし方を決めておきましょう。

新しい環境のなかで「1年生になったから頑張らないと!」と、気を張っている子どもは少なくありません。

帰宅後はゆっくりと過ごす時間をつくり、疲れをためない工夫も大切です。学童で過ごす場合には担当教員と連携し、子どもの様子を確認するようにしましょう。

まとめ

地域・学校によって違いはあるものの、小学校の入学式は4月上旬ごろに実施されます。小学校の入学式は、式典・記念撮影・学級指導の流れで行われるのが一般的です。当日の服装は、親子ともに落ち着いた色のスーツ・ワンピースなどが無難です。

小学校に入学すると、保育園・幼稚園のころよりは親の手が離れます。その分、自立した行動が求められるため、入学する前に生活習慣を整えたり、通学路を確認したりする配慮も必要です。

無理のない範囲で入学式の準備を進め、子どもの新生活を祝福しましょう。

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