スキマ時間の上手な活用法は?

第1回 多忙なワーママの上手なON・OFF切り替え術
働くママのなかには、「時間がなくて」が口癖になっている人もいるのでは?

育児や家事、仕事と、多忙なワーママが日常のタスクを効率良くこなすにはどんなポイントを押さえればいいのだろうか。『ワーママ時間3倍術』(WAVE出版)の著者であり、“激務型ワーママ”を自称するニ女の母・山守麻衣さんに話を聞いた。

●スキマ時間にできることを事前にリストアップ

「『わずかな時間で何ができるの?』と思うかもしれませんが、1分あればメイク直しが、5分あれば電話やメールの処理が、10分あれば生協などの通販注文ができます。30分あればマッサージで疲れを取ることも。こんな風に細切れでもできるタスクを常に頭に留めておきましょう」(山守さん 以下同)

とくに山守さんが推奨するのは、日用品や食材の「大人買い」だ。どんなに近所のスーパーで安売りセールが行われていても、次の4種類に関してはネット通販での購入がおすすめだそう。

1. 飲食系のボトル類(調味料、お酒、水など)
2. 重い食品(米など)
3. 洗剤類(ボディソープ、シャンプー、洗濯洗剤)
4. 紙類(紙おむつ、トイレットペーパー、ティッシュ)

「重いもの、かさばるものは家まで持ち帰るのが大変ですよね。『重いものを持って帰るのが大変だった』という記憶は、被害者意識に転じてストレスの一因にもなりやすいもの。数百円のお得は潔く捨てて、子どもが小さいうちは割り切って通販を賢く活用しましょう」

子どもを抱っこしている女性

●子どものやる気を引き出して戦力に

また、子どもも成長と共に立派な戦力になる。何歳になっても「してあげる」スタンスでいるママは意外と多いが、3歳を過ぎるくらいからは意識を切り替え、「どうすれば子どもに気持よく家事を手伝ってもらえるか」の工夫をする方向にシフトしていこう。

とはいっても、いきなり「あれやって」「これやって」と頭ごなしに命令するのは逆効果。子どものやる気を引き出すための声がけの秘訣は、「働くママ自身が職場で言われたらうれしい言葉」だそう。例えば、こんな風に。

『ちょっと難しいけど、あなたならきっとできると思う』『これはぜひ○○ちゃんにやってほしい仕事だよ』

「こう言われると、子どもだって発奮するもの(笑)。成長とともに子ども自身のなかにも『頼られたい』『役に立ちたい』という気持ちが湧いてきます。箸や茶碗の配膳、水をコップに注ぐ、食器下げなど、子どものできる仕事はたくさんあるので、どんどんお願いしていきましょう」

家事をする夫婦

●家事の常識を疑ってみよう

さらに、ときには「家事の常識」そのものを疑ってみることも有効だ。例えば、山守さんの場合は安全面・衛生面で差し障りがなく、全体から見たときの重要度が低いという理由から、「洗濯物はたたまない」という判断を下した。

「わが家では洗濯乾燥機から取り出した衣類は大きなバケツにドサッと入れ、各自でそこからタンスに入れていくスタイルです。『座って洗濯物をたたむ』という工程が一段階省かれるだけでも時間と労力の節約になります。やるべき家事の優先順位を、格付けし直してみるといいですよ」

スキマ時間を活用し、子どもを味方につけ、徹底的にムダを省く。この3つのポイントのうち、今のわが家でならどこから実行できるのかを一度じっくり考えてみよう。うまくいけば、働くママの日々の負担はグッと軽減されるはずだ。
(阿部花恵+ノオト)

お話をお聞きした人

山守麻衣
山守麻衣
株式会社オフィスこころ代表取締役
1976年生まれ。早稲田大学卒業後、月刊誌編集部を経てフリーに。ビジネス誌などでライターを務めた後、現在は書籍ライティングをメインに活動中。二児の母。
1976年生まれ。早稲田大学卒業後、月刊誌編集部を経てフリーに。ビジネス誌などでライターを務めた後、現在は書籍ライティングをメインに活動中。二児の母。