キウイはお肉を柔らかくする作用有り!気になるメカニズムについて
キウイはそのまま生の状態で食べるのが一般的ですが、実は肉料理の下ごしらえにも役立つ万能フルーツ。キウイにはアクチニジンというたんぱく質を分解する酵素が含まれていることから、格安で手に入る硬めのお肉がまるで高級肉のようなジューシーで柔らかな食感に変化するでしょう。
やり方はとても簡単!細かく刻んだキウイとお肉をジップ付きのビニール袋に入れ、お肉に揉み込んだら半日(急いでいる場合は1〜2時間でもOK!)ほど漬け込むだけ。注意点としては黄色のキウイにはアクチニジンがほとんど含まれていないため、お肉を柔らかくする目的でキウイを購入する場合は、アクチニジンの含有量が豊富な緑色のキウイを選ぶようにしましょう。
また、キウイに含まれる酵素やビタミンCは熱に弱いという特性があるので、栄養を失うことなく丸ごと補給したいという場合は、馬刺しや鶏の刺身など生の状態で食べれるお肉料理(例えばマリネなど)に活用することをおすすめします。
キウイを使ったおすすめのレシピ 〜鶏胸肉のキウイ醤油漬け焼き〜
キウイソースで漬けた鶏胸肉のソテーのレシピをご紹介します。お好みでパプリカや玉ねぎなどの野菜と一緒に漬け込んでも美味しいですよ。
〜鶏胸肉のソテー(キウイソース漬け)の作り方〜
<材料>
・鶏胸肉 1枚
・キウイ 1個
・塩胡椒 適量
・オリーブオイル 小さじ2
<調味料A>
・オイスターソース 大さじ1
・しょう油 大さじ2
・はちみつ 小さじ2
・酒 大さじ3
・おろし生姜 1片分
・おろしにんにく 1片分
<作り方>
1. 鶏胸肉は厚い部分に切り込みを入れて厚さを均等にし、両面ともフォークで満遍なく穴を開けます。
2. 1の鶏胸肉に塩胡椒を振りかけ、下味をつけます。
3. キウイを包丁で細かく刻み、鶏胸肉と一緒にジップ付きのビニール袋に入れます。冷蔵庫で2時間以上寝かせましょう。
4. ボウルの中で調味料Aを混ぜ合わせ、3の鶏肉とキウイを入れて揉み込みます。更に15分程度、冷蔵庫で寝かせます。
5. フライパンにオリーブオイルを熱し、鶏胸肉(※この時キウイソースは捨てずに残しておくこと)を弱めの中火で両面火が通るまで焼いていきます。
6. 鶏胸肉に火が通ったら残しておいたソースを加え、とろみが出るまで加熱したら完成です。
いかがでしたか?大きな塊肉を焼く時や煮込み料理を作る際など、余計な手間をかけずに簡単に柔らかく仕上がりますので、ご興味がある方は是非一度お試しください。