「生理がきたこと、誰にも言わないで」母に口止め→しかし翌日ショックなことが?

「生理がきたこと、誰にも言わないで」母に口止め→しかし翌日ショックなことが?

私が初めて「生理」の存在を知ったのは、小学4年生のときでした。小学校で性についての授業があったのです。私には姉や身近なお姉さん的な存在がおらず、母はフルタイムで働いていて忙しかったので、それまで生理のことはまったく知らない状態でした。その後、小学5年生になり、周囲に初潮を迎えた子がちらほら現れ始めたのですが……。



なかなかこなかった初潮

小学4年生のときの性教育で生理について知った私。授業のあとは女子だけ集められて、きれいにラッピングされた試供品のナプキンが配られました。かわいい物が好きだった当時の私は、ラッピングされたナプキンを見てすこし生理が楽しみになったことを覚えています。しかしそのナプキンを使うことになるのは、まだまだ先のことでした。


私が小学5年生になったころ、クラスメイトの中にちらほらと初潮がきた子たちが現れ始めました。


「学校で急に生理になったらどうしよう」
「服に経血がついたらどうしよう」


初潮がきた子たち同士で、いつもひそひそと悩みを打ち明けあっていて、初潮がまだの私にはそれがうらやましくも感じました。


そして、私の親友に初潮がきたときは、「私にも早くきてほしい!」と強く願ってしまったほど。そんな悩みを抱えながら、恥ずかしさもあり「自分の生理はまだこないの?」ということは、誰にも相談できず、もんもんと初潮を待つ日々。


そのまま、初潮がこないまま私は小学校を卒業しました。

中学1年生の夏、ついに…

中学生になると、みんな堂々と生理の話をしていたように思います。今思うと、気にするほどのことではなかったのですが、まだ初潮を迎えていなかった私は、話についていけず居心地の悪さを感じることも。「早く生理がきてほしい」。そう願う日々を過ごしていました。


そんなある夏の日。部活を終えて帰宅しトイレに入ると、下着に出血のような汚れが!


「ついに生理がきたのかな!?」


驚いた私は、母をトイレに呼び報告。母に下着についた汚れも見てもらって、どうやら初潮で間違いないようでした。


このときの私の気持ちは複雑なものでした。これまで「早くきてほしい」と待ち望んでいた生理。しかし、いざ初潮を迎えてみると、なぜだか急に気恥ずかしくなってしまったのです。母にはナプキンの使い方や捨て方のマナーなどを教えてもらいましたが、その間も心はもやもや……。


そして、母には「誰にも言わないでね!」と私は思わず口止め……したのですが、翌日の夕食にちらし寿司が出てきました。母的には私のお祝いのつもりだったそうでが、私は恥ずかしく、やめてほしい気持ちでいっぱいでした。


先に初潮がきた友だちをうらやんだり、人との違いが気になったり、初潮を迎えたら急に恥ずかしくなってしまったり……。当時の私は、生理に振り回されていたと思います。経験を重ねたことで気恥ずかしさは次第になくなっていき、大人になった今は「それほど気にしなくてもよかったのに」と感じています。しかし、その一方で、大人になった今は、生理不順や経血漏れの不安などで、結局、生理に振り回されているなと感じることも。


生理があるうちは「振り回されることも続くのかな?」とも思ってしまいますが、今は何か不安なことがあれば誰かに話を聞いてもらったり、婦人科の先生に相談したりと、今の自分らしく「生理」と付き合っていけたらいいのかなとも感じています。


著者/宇佐美にこ
作画/ののぱ
監修/助産師 松田玲子


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