香りがよく、ティータイムにぴったりの紅茶。最近ではペットボトル飲料の種類も増え、気軽に楽しめるようになりました。
紅茶にカフェインが含まれていることはご存じの方が多いかと思いますが、コーヒーと比べると多いのでしょうか?
また睡眠への影響や、どのくらいから「飲みすぎ」になるのかも知っておきましょう。
今回の記事では「紅茶に含まれるカフェイン」について、管理栄養士が解説します。
紅茶のカフェインは100mlあたり30mg
紅茶のカフェイン含有量は、100mlあたり30mgです。
成人のカフェインの基準値は米国食品医薬品局(FDA)のものを参考にすると、1日400mgまでのため、紅茶1.3L(ペットボトル2.6本分またはコップ6~7杯分)以上飲んだ場合は飲みすぎになる計算です。
量によってカフェイン量が異なるため、違いを見てみましょう。
出典:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
紅茶のカフェインの量は、100mlで30mg、200ml(コップ1杯)で60mg、500ml(ペットボトル1本)で150mgとなります。
カフェインの量は紅茶の淹れ方によって異なるため、ペットボトル飲料は商品によって含有量が異なる場合があります。
パッケージにカフェインの含有量が記載されているものもあるため、気になる方はチェックしてみましょう。
紅茶とほかの飲み物のカフェイン量の比較
紅茶のカフェイン量は、コーヒー、ミルクティー、緑茶、烏龍茶、麦茶などと比較するとどうなのでしょうか。
100mlあたりのカフェイン含有量を比較してみましょう。
出典:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
コーヒー(60mg)はカフェインの量が一番多く、紅茶は2分の1程度の含有量です。
紅茶で作るロイヤルミルクティーは、水と牛乳で茶葉を煮出して作られるため、カフェイン量は紅茶と同じで30mgと考えられます。
一方でミルクティーは、紅茶を牛乳で割るため、紅茶が薄まるイメージになるためカフェインの量が少なくなります。
紅茶と牛乳の割合によってカフェイン量が異なるため注意しましょう。
ほかのお茶と比較すると、緑茶(20mg)や烏龍茶(20mg)、麦茶(0mg)に比べると紅茶のカフェイン量は多くなっています。
配信: トクバイニュース