紅茶に含まれるカフェインはどのくらい?コーヒーとの比較や睡眠への影響を解説【管理栄養士監修】

紅茶に含まれるカフェインはどのくらい?コーヒーとの比較や睡眠への影響を解説【管理栄養士監修】

紅茶を飲みすぎた場合の影響【カフェイン過剰摂取の可能性も】

紅茶の飲みすぎによりカフェインを過剰摂取した場合、さまざまな影響が出ることがあります。

どのような影響か見てみましょう。

寝つきが悪くなる

紅茶の飲みすぎにより、寝つきが悪くなる、眠りが浅くなる、夜間に起きてしまうなどの睡眠へ影響することがあります。

カフェインには、眠気をさそうアデノシンという物質の作用を抑える働きがあり、眠気を覚まして覚醒させる作用があります。

紅茶をたくさん飲んだり、寝る前に飲んだりするのは控えた方がよいでしょう。

めまいや心拍数の増加

カフェインは中枢神経系を刺激する作用があり、適量であれば頭をすっきりさせる効果が期待されます。

しかし、過剰摂取によりめまいや心拍数の増加、興奮、不安などの症状が起こる場合があり、ストレス状態を生むため注意しましょう。

吐き気や下痢などの消化器症状

カフェインの過剰摂取により消化管が刺激され、下痢や吐き気、嘔吐などを引き起こすことがあります。

特に胃腸の調子が整わないときは気を付けましょう。

カフェインを含む紅茶はどのくらいだと飲みすぎ?1日の適量とは

冒頭でも伝えましたが、成人の場合は1日1.3L以上の紅茶を飲むと、カフェインの過剰摂取が心配な量です。

カフェインを含む飲み物が紅茶だけの場合は、1日1.3L(コップ6~7杯・ペットボトル2.6本分)までが適量といえます。

コーヒーや緑茶などのカフェインを含む飲み物を別にとる場合は、あわせて400mgを目安にするようにしましょう。