料理研究家・藤井玲子さんの新刊『切りっぱなし&ねじねじで絶品 ゆるっと本格パン』が発売されました。少ない材料とシンプルな工程で小麦の風味を味わえる、本格セミハードパンのレシピが満載!おうちでお店のようなできたてパンが楽しめます。
藤井玲子さんが提案するのは小麦粉(準強力粉)とインスタントドライイースト、水とはちみつと塩、仕上げ用の少量のバターで作る、飽きのこないシンプルな味わいのパン。ボウルの中で材料を混ぜ合わせたら、こねずに生地を仕込みます。保存容器に入れて室温で発酵させたら、切りっぱなしのまま焼くだけ!今回は本書から基本の切りっぱなしセミハードパンをご紹介します。ていねいな工程写真付き。ぜひご家庭で試してみてください。
切りっぱなしのプレーンパン
材料(約10cm×8cmのパン4個分)
A 準強力粉(リスドォル)…200g
A インスタントドライイースト…2g
B 水…150g
B はちみつ…10g
B 塩…4g
バター(無塩・クープ用)…適量
<事前準備>
・バターは4等分に細長くカットし、ラップに包んで冷凍庫で冷やしておく
・天板にベーキングシートを敷く
・焼成までにオーブンに予熱を入れる
作り方
ボウルにBの材料を入れ、ゴムベラで混ぜ合わせる。プラ密閉容器にAの材料を入れ、泡だて器で均等になるよう混ぜ合わせる。
2. BのボウルにAを一度に加え、ゴムベラで粉気がなくなるまで混ぜる。ボウルの中で生地をひとまとめにし、ラップをして10分休ませる。
3. 指先を軽く濡らし、生地の外側をつまんで引き伸ばして内側にたたむ(パンチを入れる)。生地を1周するように10回くらいパンチを入れたら、ラップをして10分休ませる。
4. 生地に1周パンチをいれる。ラップをして10分休ませる。
5. 生地に1周パンチを入れる。3回目のパンチを入れ終えたら、生地の折り目が下にくるようにしてプラ密閉容器に移し、底全体に生地が行き渡るように平らに伸ばす。
6. プラ密閉容器にふたをし、生地が2倍の大きさになるまで室温で発酵させる。
7. 生地の表面と作業台に打ち粉(分量外)をし、プラ密閉容器の四辺にカードを沿わせて差し込んで、生地と容器の間にすき間を作る。
8. プラ密閉容器をひっくり返して生地をゆっくりと作業台に落とす。指に打ち粉をつけたら、生地の下に手を入れ、生地のガスを抜かないようにやさしく広げ、20cm四方にする。
9. 生地の手前1/3を奥に、奥1/3を手前に折って三つ折りにする。
10. 生地をカードで4分割する。カードで切ったら生地どうしはすぐ離し、準備した天板に並べる。生地の上に乾いた布巾をかぶせ15分休ませる。
11. 打ち粉(分量外)を茶こしで生地の表面に軽くふり、クープ(切り込み)を1本入れる。切り込みに準備したバターを1本のせる。
12. 230℃のオーブンで18分前後焼く。焼きあがったらケーキクーラーに移し、粗熱をとる。
・・・・・
基本の配合はとってもシンプルなので工程さえしっかり覚えれば、誰でも立派なおうちハードパンが焼けちゃいます!書籍では他にも生地をねじって仕上げる食パンや、レーズンやチョコレートを加えたお菓子パン、ツナやコーンをのせたおかずパンなどが収録されています。QRコードからプロセス動画も確認できるので、パン作り初心者の方もぜひ挑戦してみてください。
『切りっぱなし&ねじねじで絶品 ゆるっと本格パン』
藤井玲子(著)
料理研究家の藤井玲子さんによる、ていねいな工程写真と特典動画で初心者でも失敗しない41レシピ。「外はパリッ、中はもっちり」なおうち本格パンがゆるっと気軽に作れます。
藤井玲子さん
料理研究家・フードコーディネーター。1987年、埼玉県生まれ。会社員時代に通い始めた料理教室で手作りの楽しさを知り、大手料理教室に入社。6年間で多数のレッスンを担当する。その後、アシスタントを経て2019年より本格的に料理研究家として活動を開始し、2020年にレシピサイト「れこれしぴ」を開設。「作りたくなる! わくわくレシピ」をテーマに、パン、お菓子、家庭料理のレシピを提案。写真・動画つきの初心者でも楽しめるレシピが人気を集める。企業へのレシピ提供や、イベント登壇、オンラインレッスンの開催など幅広く活動中。
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「れこれしぴ」
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協力・画像提供:エムディエヌコーポレーション
配信: フーディストノート
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